腎を元氣にすれば、迷いが消える
- 2015/11/08
- 08:00
(お知らせ)
「教えてチンパン君!」の更新は、今回で最後になります。
次回からはアメブロに戻って、「チンパンのブログ」として再開します。
チンパンのブログ
記事更新ペースは、同じく毎週日曜の朝8時です。
「教えてチンパン君!」は閉鎖はしませんが、内容もアメブロに引っ越さず、このまま置いておきます。
記事の情報をお使いになるのはご自由ですが、その際に出典を明らかにしてくれると嬉しいです。
今後とも「チンパンのブログ」をごひいきにお願いします。
~ここから今週の相談です~
「私は飽きっぽい性格で、色んなことに手を出しますが、長続きしません。
根氣をつける方法があったら教えてください。
3日坊主」
「根氣=粘り強さは、腸から来るよね。腸は身体の根っ子だもん。
16時間酵素断食=朝食抜きで、腸を浄化する習慣をつけるだけでも、自然に根氣はついちゃう筈」
「お米をたくさん食べることもおススメ。
パン=麦類は身体の上に行ってしまう。嗜好品なのでパン食だと血も薄くなりやすい。
血が薄い人は根氣もなくなる」
「白砂糖類などの『白いモノ』は頭に行っちゃって、クヨクヨや迷いの元になっちゃうし。
現代日本人が昔より根氣が無いのは、白砂糖の摂り過ぎもあるかも」
「しかし、お米だけは、白いにも関わらず、全部腸と骨盤に降りて行く。
お米という字は『八方に氣が飛び散る』エネルギーを象徴する形をしている。
身体を元氣にし、効率よく血になってくれる」
「味噌もおススメだよね。お味噌汁は直接腸に行って、温めてくれちゃうし。
味噌は本当は『身礎(みそ)』=身体の礎(もと・いしずえ)って書くもんね。
そして、お腹の体操は全部腸に効いてるし」
古久澤先生のメルマガとブログには、食の情報もいっぱい。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「単に根氣をつけるというだけなら、以上のメソッドでじゅうぶん間に合う筈。
しかし、相談者さんの場合は、『根氣が無い』と言うよりも、色んなことに目移りするという性格的な傾向・問題があるのでは?という氣がしてならない」
「氣が多いってことか。いわゆる浮氣症?」
「そういうこと。人は何もかもをさぼり続けることは出来ない。
仕事をさぼって遊んでばかりいる人も、『遊ぶ』という行為には情熱・時間・エネルギー・お金を注ぎ込んでいる」
「相談者さんがアレコレ目移りするのは、『自分は何がやりたいのか?』が明確になっていないからかもね。
つまり軸が無い。
体操で身体に軸が出来れば、自分のやりたいことも明確になっていだろうし」
「内臓で言えば腎臓。腎が弱ると、志が無くなってくる。
「腎は志室(ししつ)=志を蔵する部屋 とも呼ばれているもんね。
経絡でも、腎・膀胱経(じん・ぼうこうけい)には、志室っていうツボもあるし」
「ブリージングで重視している古典『易経』では、潜龍(せんりゅう)の志を決して失うなと教えている
何も持たない、まだ何者でもない世間知らずの潜龍=水中に潜む龍 は、知らないが故にどんな大きな夢も描ける。
志を捨てずに力を蓄え続ければ、いつか大空に舞いあがれる。
その潜龍が志を捨てたら、パッとしない小粒の人生が待っているだけ。
色=お金、異性、地位、名声、美食、酒、ギャンブルなどに心を奪われるのがお約束のパターン。
体型的にはお腹が出てくる」
「夢や志が無くなると、エネルギーの大部分が飲食に向かっちゃうから当然だよね」
「仕事の仕方にしても、『自分の夢をかなえたい、世のため、人のため』より、『どうすれば楽に、てっとり早く儲けられるか?』=損得が判断基準になりやすい」
「だからお手軽に儲かりそうな、流行りのメソッドや情報をつまみ食いするようになっちゃう。
一時はそれで上手く行っても、すぐに行き詰るだろうね」
「仏教などでは、こういう生き方をしている人を外道(げどう)と言う。
正道(せいどう)=本来の道から外れて、道なき道を彷徨う人たちだから」
「立て直すのにも、やっぱり身体からだよね。
腎の養生の根本は、温めること。半身浴って、別名『温腎浴(おんじんよく)』だし」
「食生活を整えることも大切。右の腎臓は動物性蛋白質の塩氣を処理している。
だから肉や魚、塩氣の摂り過ぎは右の腎臓に負担をかけ、疲れさせる」
「左の腎臓は、甘いモノやアルコールを解毒するから、白砂糖やお酒を飲みすぎると疲れちゃうんだよね」
「腎臓はもともと、左より右の方が大きい。
しかし、加齢と共に左の腎臓が肥大して行き=陰性、右の腎臓が縮んでいく」
「40代以降は、ほとんどの人が左右逆転しているから、若い時と同じ調子で飲み食いしちゃダメ。
食を慎み、身を慎む=養生が基本。
あと、黒い食べ物は腎の栄養になるから、ゴマ、ゴボウ=根菜、海草を摂ることだよね」
「背中側の腰から胸椎10番周辺までが腎エリア(副腎含む)。
しかし、加齢で内臓を支える筋力が低下すると、腎臓が下がってくる。当然、働きは悪くなる」
「内臓下垂は、胃下垂ばかりとは限らない訳か。
この前、肋骨前面と側面を引き離して、突っ張り棒をつくる体操をやったけど、背面にもそういう体操があるよね。
長座前屈とか、長座前屈をひっくり返した『鋤(すき)のポーズ』。

背中側の肋骨と骨盤が引き離されちゃう。
他には『子ども整体』にも紹介されているキューティハニー体操(P112~113)。
足幅を肩幅にして立ち、両手を膝に乗せちゃう。


息を吐きながら、左右にお尻を突き出し、肩越しに自分のお尻を覗き込む体操。
キューティハニーのヒップを連想させる動きだよね」




「胴体で観ると『伸ばす・縮める』と『捻じる』動きを同時にやっている。
背面の肋骨と骨盤が引き離されて、広背筋も鍛えられる=上がった肋骨をキープ。
捻じる動きは腎臓をすごく活性化してくれる」
「全身の関節が同時に絞られて、痩せる効果があるしね。くびれボディになっちゃう。
『子ども整体』には、怖がりを治す体操として紹介されてたけど」
「恐怖心を司るのは腎臓だから。もちろん、命を守るために恐怖心は必要だけど、過剰な恐怖心は人を不幸にする。
最新の情報やお金を追いかけてウロウロするのは、根本に不安や恐怖心がある場合が多い」
「老後が不安で、年金の心配ばっかりしている人は多いもんね~。
やっぱり解決には身体を練ること?」
「腎臓が丈夫になってくれば、志が立ち上がる。志があれば無用な恐怖は消える。
志を持つには、憧れる人を持つのもいい」
「具体的に言うと?」
「武田鉄矢が坂本竜馬に憧れているのは有名」
「だってバンド名が海援隊だもんね(笑)。
ドラマとか映画でも坂本竜馬役をやってたし」
「はっきり言って、『お前は坂本竜馬じゃないだろう』とアチコチで失笑を買っていた。
しかし、50年間=半世紀に渡って続けられると、もはや誰も笑えなくなる」
「それだけ続けるって、一つの才能だよね。氣功で言う、定(てい)=継続が出来ている かも」
「実は坂本『竜馬』という人物は存在しない。
歴史小説家の司馬遼太郎先生が、坂本『龍馬』という実在の人物をモデルに創造した、架空の人物。
司馬先生は『竜馬』に仮託して、自らの理想の男性像、人間像、リーダー像、青年像、日本人像を投影し、理想の青春を描いたのである」
「だから生身の人間がいくら憧れたって、同じようになれる訳が無いってことか」
「しかしそれを承知の上で、
『あの人に少しでも近づきたい。あの人のように生きたい』
と想い、考え、工夫し、行動することは大切。
それを50年継続することで、武田鉄矢は竜馬にはなれなかったけど、成功しちゃったのである。
あの姿を見ると、『素質なんか関係ないんだな』と教えられる」
「失礼ながら、武田鉄矢はイケメンじゃないし、若いころは失恋ばっかりだったらしいね」
「学業もスポーツもパッとせず、自分は何がしたいのかも分からない、冴えない若者だったらしい。
それが竜馬に出会って、憧れることによって変わった」
「日本人ならみんな知っているほど有名な俳優になったもんね。
坂本龍馬の研究家としても評価されているみたいだし」
「武田鉄矢を通して、坂本龍馬を知り、生き方に影響を受けた人も数えきれないほど居る筈。
そこは素直に『立派だな~』と思ってしまう」
「人に笑われようが、自分が本氣で好きになったものを追いかけ続けるって大事だよね。
あとは色氣を出さないこと」
「色氣ほどモノゴトの完成を妨げるものはない。
チンパンも色氣を出して後悔しなかったことはない(笑)。
宮本武蔵が『我、事において後悔せず』と言っているのは、あの人は色氣にやられなかったからであろう」
「武蔵が書き残した『五輪書』の最後タイトルは『空(くう)の巻』だもんね。
色を越えた世界に行っちゃったのかも」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、電氣ストーブの前でグテ~ッとくつろいでいるボクです。
寒くなると、暖房のそばがボクの定位置になります。犬も腎臓を温めなければいけません。
チンパン君も言っているように、色氣は人を振り回して大失敗や破滅に導きます。
不幸というのは、お金や異性、地位や肩書など、いわゆる『いいモノ』を自分が持っていないことではありません。
不幸とは自分を無くしてしまうことです。自分を見失うと、やっていいことと悪いことの区別がつかなくなります。
もともとは自分が何をしたかったのかさえ、忘れてしまいます。
まさしく魔が入ってしまう。全てが終わった後に残るのは虚しさだけでしょう。
色を追いかけると、人は自分を見失いやすいのです。
だからブリージングでは特に『一年講座』を学びに来た人たちに、『よそ見をしないで、色氣を出さないように、自分の本来の目的を忘れないように』何度も強調します。
固くなったので、歌で締めましょう。『うる星やつら』というアニメのOPソングに参考になるフレーズがあります。
『あんまりソワソワしないで~。あなたはいつでもキョロキョロ。
よそ見をするのは止めてよ~♪』
という歌詞です。色氣が出そうになった時に口ずさんでみてください。
では、来週はアメブロでお会いしましょう~。
終わり
「教えてチンパン君!」の更新は、今回で最後になります。
次回からはアメブロに戻って、「チンパンのブログ」として再開します。
チンパンのブログ
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「教えてチンパン君!」は閉鎖はしませんが、内容もアメブロに引っ越さず、このまま置いておきます。
記事の情報をお使いになるのはご自由ですが、その際に出典を明らかにしてくれると嬉しいです。
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~ここから今週の相談です~
「私は飽きっぽい性格で、色んなことに手を出しますが、長続きしません。
根氣をつける方法があったら教えてください。
3日坊主」
「根氣=粘り強さは、腸から来るよね。腸は身体の根っ子だもん。
16時間酵素断食=朝食抜きで、腸を浄化する習慣をつけるだけでも、自然に根氣はついちゃう筈」
「お米をたくさん食べることもおススメ。
パン=麦類は身体の上に行ってしまう。嗜好品なのでパン食だと血も薄くなりやすい。
血が薄い人は根氣もなくなる」
「白砂糖類などの『白いモノ』は頭に行っちゃって、クヨクヨや迷いの元になっちゃうし。
現代日本人が昔より根氣が無いのは、白砂糖の摂り過ぎもあるかも」
「しかし、お米だけは、白いにも関わらず、全部腸と骨盤に降りて行く。
お米という字は『八方に氣が飛び散る』エネルギーを象徴する形をしている。
身体を元氣にし、効率よく血になってくれる」
「味噌もおススメだよね。お味噌汁は直接腸に行って、温めてくれちゃうし。
味噌は本当は『身礎(みそ)』=身体の礎(もと・いしずえ)って書くもんね。
そして、お腹の体操は全部腸に効いてるし」
古久澤先生のメルマガとブログには、食の情報もいっぱい。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
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ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「単に根氣をつけるというだけなら、以上のメソッドでじゅうぶん間に合う筈。
しかし、相談者さんの場合は、『根氣が無い』と言うよりも、色んなことに目移りするという性格的な傾向・問題があるのでは?という氣がしてならない」
「氣が多いってことか。いわゆる浮氣症?」
「そういうこと。人は何もかもをさぼり続けることは出来ない。
仕事をさぼって遊んでばかりいる人も、『遊ぶ』という行為には情熱・時間・エネルギー・お金を注ぎ込んでいる」
「相談者さんがアレコレ目移りするのは、『自分は何がやりたいのか?』が明確になっていないからかもね。
つまり軸が無い。
体操で身体に軸が出来れば、自分のやりたいことも明確になっていだろうし」
「内臓で言えば腎臓。腎が弱ると、志が無くなってくる。
「腎は志室(ししつ)=志を蔵する部屋 とも呼ばれているもんね。
経絡でも、腎・膀胱経(じん・ぼうこうけい)には、志室っていうツボもあるし」
「ブリージングで重視している古典『易経』では、潜龍(せんりゅう)の志を決して失うなと教えている
何も持たない、まだ何者でもない世間知らずの潜龍=水中に潜む龍 は、知らないが故にどんな大きな夢も描ける。
志を捨てずに力を蓄え続ければ、いつか大空に舞いあがれる。
その潜龍が志を捨てたら、パッとしない小粒の人生が待っているだけ。
色=お金、異性、地位、名声、美食、酒、ギャンブルなどに心を奪われるのがお約束のパターン。
体型的にはお腹が出てくる」
「夢や志が無くなると、エネルギーの大部分が飲食に向かっちゃうから当然だよね」
「仕事の仕方にしても、『自分の夢をかなえたい、世のため、人のため』より、『どうすれば楽に、てっとり早く儲けられるか?』=損得が判断基準になりやすい」
「だからお手軽に儲かりそうな、流行りのメソッドや情報をつまみ食いするようになっちゃう。
一時はそれで上手く行っても、すぐに行き詰るだろうね」
「仏教などでは、こういう生き方をしている人を外道(げどう)と言う。
正道(せいどう)=本来の道から外れて、道なき道を彷徨う人たちだから」
「立て直すのにも、やっぱり身体からだよね。
腎の養生の根本は、温めること。半身浴って、別名『温腎浴(おんじんよく)』だし」
「食生活を整えることも大切。右の腎臓は動物性蛋白質の塩氣を処理している。
だから肉や魚、塩氣の摂り過ぎは右の腎臓に負担をかけ、疲れさせる」
「左の腎臓は、甘いモノやアルコールを解毒するから、白砂糖やお酒を飲みすぎると疲れちゃうんだよね」
「腎臓はもともと、左より右の方が大きい。
しかし、加齢と共に左の腎臓が肥大して行き=陰性、右の腎臓が縮んでいく」
「40代以降は、ほとんどの人が左右逆転しているから、若い時と同じ調子で飲み食いしちゃダメ。
食を慎み、身を慎む=養生が基本。
あと、黒い食べ物は腎の栄養になるから、ゴマ、ゴボウ=根菜、海草を摂ることだよね」
「背中側の腰から胸椎10番周辺までが腎エリア(副腎含む)。
しかし、加齢で内臓を支える筋力が低下すると、腎臓が下がってくる。当然、働きは悪くなる」
「内臓下垂は、胃下垂ばかりとは限らない訳か。
この前、肋骨前面と側面を引き離して、突っ張り棒をつくる体操をやったけど、背面にもそういう体操があるよね。
長座前屈とか、長座前屈をひっくり返した『鋤(すき)のポーズ』。

背中側の肋骨と骨盤が引き離されちゃう。
他には『子ども整体』にも紹介されているキューティハニー体操(P112~113)。
足幅を肩幅にして立ち、両手を膝に乗せちゃう。


息を吐きながら、左右にお尻を突き出し、肩越しに自分のお尻を覗き込む体操。
キューティハニーのヒップを連想させる動きだよね」




「胴体で観ると『伸ばす・縮める』と『捻じる』動きを同時にやっている。
背面の肋骨と骨盤が引き離されて、広背筋も鍛えられる=上がった肋骨をキープ。
捻じる動きは腎臓をすごく活性化してくれる」
「全身の関節が同時に絞られて、痩せる効果があるしね。くびれボディになっちゃう。
『子ども整体』には、怖がりを治す体操として紹介されてたけど」
「恐怖心を司るのは腎臓だから。もちろん、命を守るために恐怖心は必要だけど、過剰な恐怖心は人を不幸にする。
最新の情報やお金を追いかけてウロウロするのは、根本に不安や恐怖心がある場合が多い」
「老後が不安で、年金の心配ばっかりしている人は多いもんね~。
やっぱり解決には身体を練ること?」
「腎臓が丈夫になってくれば、志が立ち上がる。志があれば無用な恐怖は消える。
志を持つには、憧れる人を持つのもいい」
「具体的に言うと?」
「武田鉄矢が坂本竜馬に憧れているのは有名」
「だってバンド名が海援隊だもんね(笑)。
ドラマとか映画でも坂本竜馬役をやってたし」
「はっきり言って、『お前は坂本竜馬じゃないだろう』とアチコチで失笑を買っていた。
しかし、50年間=半世紀に渡って続けられると、もはや誰も笑えなくなる」
「それだけ続けるって、一つの才能だよね。氣功で言う、定(てい)=継続が出来ている かも」
「実は坂本『竜馬』という人物は存在しない。
歴史小説家の司馬遼太郎先生が、坂本『龍馬』という実在の人物をモデルに創造した、架空の人物。
司馬先生は『竜馬』に仮託して、自らの理想の男性像、人間像、リーダー像、青年像、日本人像を投影し、理想の青春を描いたのである」
「だから生身の人間がいくら憧れたって、同じようになれる訳が無いってことか」
「しかしそれを承知の上で、
『あの人に少しでも近づきたい。あの人のように生きたい』
と想い、考え、工夫し、行動することは大切。
それを50年継続することで、武田鉄矢は竜馬にはなれなかったけど、成功しちゃったのである。
あの姿を見ると、『素質なんか関係ないんだな』と教えられる」
「失礼ながら、武田鉄矢はイケメンじゃないし、若いころは失恋ばっかりだったらしいね」
「学業もスポーツもパッとせず、自分は何がしたいのかも分からない、冴えない若者だったらしい。
それが竜馬に出会って、憧れることによって変わった」
「日本人ならみんな知っているほど有名な俳優になったもんね。
坂本龍馬の研究家としても評価されているみたいだし」
「武田鉄矢を通して、坂本龍馬を知り、生き方に影響を受けた人も数えきれないほど居る筈。
そこは素直に『立派だな~』と思ってしまう」
「人に笑われようが、自分が本氣で好きになったものを追いかけ続けるって大事だよね。
あとは色氣を出さないこと」
「色氣ほどモノゴトの完成を妨げるものはない。
チンパンも色氣を出して後悔しなかったことはない(笑)。
宮本武蔵が『我、事において後悔せず』と言っているのは、あの人は色氣にやられなかったからであろう」
「武蔵が書き残した『五輪書』の最後タイトルは『空(くう)の巻』だもんね。
色を越えた世界に行っちゃったのかも」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、電氣ストーブの前でグテ~ッとくつろいでいるボクです。
寒くなると、暖房のそばがボクの定位置になります。犬も腎臓を温めなければいけません。
チンパン君も言っているように、色氣は人を振り回して大失敗や破滅に導きます。
不幸というのは、お金や異性、地位や肩書など、いわゆる『いいモノ』を自分が持っていないことではありません。
不幸とは自分を無くしてしまうことです。自分を見失うと、やっていいことと悪いことの区別がつかなくなります。
もともとは自分が何をしたかったのかさえ、忘れてしまいます。
まさしく魔が入ってしまう。全てが終わった後に残るのは虚しさだけでしょう。
色を追いかけると、人は自分を見失いやすいのです。
だからブリージングでは特に『一年講座』を学びに来た人たちに、『よそ見をしないで、色氣を出さないように、自分の本来の目的を忘れないように』何度も強調します。
固くなったので、歌で締めましょう。『うる星やつら』というアニメのOPソングに参考になるフレーズがあります。
『あんまりソワソワしないで~。あなたはいつでもキョロキョロ。
よそ見をするのは止めてよ~♪』
という歌詞です。色氣が出そうになった時に口ずさんでみてください。
では、来週はアメブロでお会いしましょう~。
終わり
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