偏りの無い身体こそが、スーパーボディ=しあわせを引き寄せるカラダ
- 2015/08/30
- 08:00
「私の夫は長年胃腸が弱かったのですが、つき合いでゴルフを始めてから、すっかりお腹の不調が無くなりました。
それ以来、
『ゴルフは健康にいいから、君も是非やりなさい』
としきりに勧めるので、私も始めました。
私は喘息氣味なので、改善できるかと期待したからです。
ところが、ゴルフを始めてから、ますます喘息が悪化しました。
ゴルフって健康にいいんでしょうか?悪いんでしょうか?
ゴルフ地獄変」
「夫婦で同じようにゴルフをやって、片方は健康になり、片方は病氣が重くなるって、どういうこと?」
「相談から推測すると、相談者さん夫婦は、二人とも右利き。
そしてご亭主の方は左足が長く、奥さんは右足が長い」
「左足が長い人は、骨盤が天から見て、右回り=時計回りに捻じれて行っちゃう。
お腹周辺が捻じれるから、消化器系、泌尿器系、婦人科系の病氣になりやすい傾向があるんだよね。
右足が長い人は、骨盤が天から見て、左回り=反時計回りに捻じれる。
胸が捻じれるから、呼吸器系や循環器系疾患になりやすい。
どっちもあくまで傾向だけど」
「ここまでの基本を踏まえて、ゴルフのスイングを考えてみよう。
駅のホームで傘を使って素振りしているお父さんの真似をして実演。
モデルはゴルフ初心者なので、経験者から見て、フォームに?の点があっても、ひらにご容赦。
骨盤の動きだけに注目してください。
右利きの人は、まず右足に重心を乗せてクラブを持ち上げてタメをつくる。

そしてボールを打つときに、左足に重心を乗せ換えて、クラブを振る。

つまり天から見て、勢いよく骨盤を左回りに捻じっている」
「って言うことは・・・骨盤が右回りに捻じれている旦那さんにとっては、ゴルフのスイングが矯正運動になっちゃうね。
でも、もともと骨盤が左回りに捻じれている奥さんが、同じようにゴルフのスイングをやったら、ますます左捻じれが強化されちゃうってこと!?」
「そのとおり。
だから同じようにゴルフをやったのに、ご亭主の胃腸は元氣になり、奥さんの喘息はますます悪化したのである」
「その人の身体の歪み方によって、ゴルフは健康法にもなれば、造病法にもなるってことか。
納得。
相談者さんも旦那さんも、自分の身体の歪み、捻じれ具合に応じて、ゴルフの後は右側にも身体を捻じっておけば、ケア・予防になるってことだね」
「これはゴルフに限らない。
あるおばあさんが、ひどい猫背で悩んでいた。
週2回の社交ダンスを始めたところ、背筋が伸びてきて、体調も良くなった」
「社交ダンスは、腰をシャキッ!と反らせて踊るもんね」
「すっかり社交ダンスが氣に入ったおばあさんは、週5回スクールに通うことにした。
ところが、しばらくそんな生活を続けていたら、腰痛に苦しむようになった」
「社交ダンスのやり過ぎってこと?」
「そういうこと。
腰を反らせる運動をやり過ぎたので、猫背矯正を通り越して、反り腰になってしまったのである。
その結果、腰痛が起きたということ」
「ブリージングストレッチで言えば、教室で雑巾がけの体操ばっかりやるようなもんだね。

腰を反らせた後は、仰向けでの膝を抱えてのバウンドとか、腰を丸める体操を、教室では必ずやるもんね。

正座の仰向け万歳も、猫背矯正などに素晴らしい効果がある体操だけど、一度に15分以上やってはいけないそうだし。
必ず腰を丸める体操とセットでやるし。やっぱり反り腰予防ってことだね」

「同じ人間であっても、適量を通り越して刺激を与え続けると、薬だった刺激が、毒に転化してしまう。
相談者さんのご亭主も、ゴルフで骨盤を左にばかり捻じり続けていると、今度は呼吸器系や循環器系の不調が出てくる可能性もある」
「食べ物だって同じだよね。肉や魚、卵などの動物性蛋白質ばかり食べていると、血液が酸性に傾くから、動脈硬化とかの不調が進行しちゃう。
だからと言って、生野菜ばかり食べていると、血液が過剰にアルカリ性に傾いて、アレルギーとかが出やすいもんね」
「玄米で劇的に体調が改善される人は確かに居る。
肉をいっぱい食べて、血液が酸性に傾いている人が典型」
「玄米に含まれたフィチン酸が、血中の老廃物の排泄を助けてくれるからだよね」
「しかし、フィチン酸はミネラルやマグネシウムなどの、生体に必要不可欠な物質も、一緒に排泄してしまう。
だから血液が浄化された後も、ずっと玄米を食べ続けると、別の病氣になりやすい」
「歪みの矯正法も、限界を超えて続けると、また別の歪みを生み出しちゃうってことだね」
「健康の要を握っているのが、体側=ウエストの歪み。
骨格的に言うと、肋骨と骨盤の間」
「若いうちは、肋骨と骨盤は適度な距離を保って離れているんだよね。
でも加齢と共に、筋肉の支える力が衰えてくるから、だんだん肋骨が落ちて来ちゃう。
だからウエストにぜい肉がついたり、お腹が出て来るもんね。内臓も下垂しちゃうし」
「しかも左右均等に肋骨が落ちてくるのではなく、左右の肋骨の落ち方に差がある。
つまり胴体が歪み始める。
だから色々な不調が出てくる。
たとえば膝痛になるのは、決まってより肋骨が落ちた側」
「横座りになって落としたお尻側の手を上げた時に、左右で手を上げづらい側の肋骨が落ちているんだよね。

組手でパートナーが上げづらい側の手の手首を持って、上げるのをサポート。
足で落としたお尻側の太腿の付け根近くを踏んで、骨盤を下げるのをフォローするんだよね。

受け手は、骨盤をひたすら下げることを意識。
すると肋骨が勝手に上がっちゃうから、手もよく上がるし」
「肋骨上げを一人でやるのが、片膝立ちでの肋骨上げや、猫の伸びのポーズなど。


肋骨を上げた後は、雑巾がけなどで引き締めて、効果を長持ちさせる」
「ブリージングでは、身体がある方向だけに柔らかい身体も、『歪んだ身体』と観るんだよね」
「ある方向にだけ柔らかくて、他が固い人は病氣になりやすいため。
同じ固いなら、全方位的に固い方がいい。
おかしな病氣にはなりづらい」
「その代わり、固い身体は鈍くなっちゃうけどね。
過敏もよくないけど。
全方向に適度な柔らかさと弾力を持ち、軸のある身体が理想だよね」
「そういう身体のまま歳を取っていくと、次第に身体の動きの振幅が全方位的に小さくなって行く。
最後は大往生できる可能性が高い。枯葉が静かに散って行くように逝けるかも知れない」
「健康法が最終的に目指すゴールは、大往生だもんね。
そういう身体も、ある意味スーパーボディかも?
全方向的に『平らけく』整った身体」
古久澤先生のメルマガとブログでは、『平らけく』を実現するための体操と食事法が紹介されています。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「ブリージング氣功が目指しているのも、『平らけく』=偏りがない の状態」
(現在は一般クラスでは氣功は行わず、古久澤先生のマンツーマンと一年講座でのみ指導されています)
「氣が全方位的に円満に満ちると、『困らない』状態になっちゃうもんね」
「そのとおり。
小周天(しょうしゅうてん)=身体の正中線上に、氣が滞りなく流れている状態 が実現出来ていると言ってもいい」
「つまり身体は元氣・健康で、お金に不自由しなくて、人間関係も良好!って状態だよね。
人間の三大問題は、健康問題・経済問題・人間関係の問題。
この3つにず~っと悩まなくていいなら、もう十分な人生じゃん。
古久澤先生は、ご自分のことでは、長らく困ったことが無いそうだもんね」
「反対に『自分は小周天が出来ている!』と言っている人、思っている人であっても、その人自身がいま何かに困っていたら、おそらく錯覚。
できているつもりになっているだけ。
あるいは部分的にしか小周天が出来ていない。
チンパンも昔よりはずいぶん困ること・悩むことが減ったけど、まだゼロとは言えない。
いまの自分の器・実力では解決できない問題も抱えている。
だから小周天は出来ていない。
部分的には氣の流れらしきもの=暖かい流れ を感じる場所もあるけど、感覚が弱い場所・切れている場所もあると言うのが正直な現状」
「だったら余り大きなことは言わないのが無難だよね(笑)」
「たまに、『氣功が上達すると、大成功できますか?』と言う人がいる。
しかし、ブリージングではビッグサクセスは目指していない。
『ブリージング氣功をじっくりと素直に継続してくれれば、やがて誰もが『困らない』状態に到達できる自信はある。
しかし、それ以上のビッグサクセス=大金持ちや有名人になれるか?などは、はっきり言ってその人の器・資質次第』
だと古久澤先生はおっしゃっている」
「でもビッグサクセスしても、困っている人は結構居るしね。
お金はジャブジャブ入ってきても、家庭崩壊していたりとか、トラブルが絶えなかったりとか。
ビッグサクセスはギラギラ系、興奮系。
ギラギラ系がいい人は、ブリージングよりは、そういう先生やセミナーに行った方がいいよね」
「多くの現代日本人は、常に脳が興奮状態にある。過食が普通なのが証拠。過食は脳の興奮を鎮めるため。
アルコールや甘いモノ、タバコも同様。
だから、興奮・テンションの中にしあわせがあると錯覚してしまう」
「でも、興奮は必ず醒めるもんね。あとに残るのは、虚しさだけ。
本当のしあわせは、安らぎ・静けさの中にしか無いもんね。
身体が整っていて、呼吸が深くて、脳が鎮まっていないと、静けさは分からない。
その状態をつくるためにこそ、ブリージングでは体操、16時間酵素断食、氣功とかをやるわけだもんね」
「何かいいことが起きるから、しあわせなのではない=条件つきではない。
無事=何事も無い=『平らけく(たいらけく)』の状態 こそがしあわせ。
中島敦という作家に、『弟子』という短編がある。孔子とその高弟・子路(しろ)との交流を描いた作品。
街の無頼漢だった若き日の子路は、高名な孔子の家にケンカを売りに行った。
しかし、感じるモノがあって、孔子に弟子入りした」
「孔子のすごい能力を見せつけられて、降参したの?」
「さにあらず。孔子は人間離れした怪力や知力、超能力の類は示さなかった。
子路が孔子から感じたのは、知・情・意がどこまでもバランスよく、のびのびと発展している様子。
あまりにも能力・人格が調和しているので、孔子はただの人にさえ見える。
しかし、子路は『この人(孔子)は、どんな状況になっても、いかなる意味であっても<大丈夫>な人だ』と直感した。
後年、孔子はあちこちの国に自分の教えを説いて回ったときに、多くの困難に襲われた。
けれど決して取り乱すことなく、静かに落ち着いて切り抜けた。
あるいは、どうしようもない状況は悠然と受け入れた」
「『易経』でも重視される『君子』って言うのは、どういう状況でも困らない、大丈夫な人だって意味かも知れないね。
つまり氣功的には小周天が出来ているってことかも?
すぐに有頂天になったり、取り乱したり、落ち込んじゃう小人(しょうじん)は、興奮の世界に生きているもんね。小周天とは無縁の存在」
「小人が氣づかなくても、君子はみんなが何事もなく過ごせるように、密かに色んな手を打ち、見守ってくれている。
自分を守り、支えてくれる<陰>の存在に想いを馳せることも一種の氣功。
そういう人は、目立たない平凡な人かも知れないし、あるいは敵だと思っていた人かも知れない」
「演劇大河マンガ『ガラスの仮面』の『紫のバラの人』みたいなもんだね。
主人公のマヤを、足長おじさんのように助けてくれる存在」
「紫のバラの人の正体は、冷徹なやり手芸能社長の速水真澄。
マヤは速水真澄が『紫のバラの人』だとは氣づかず、『冷血漢の仕事虫』と顔を合わせる度に悪態をついている」
「どう考えてもバレバレなのに、何で氣づかないのか、不思議に思う時もあるけどね(笑)。
だいぶ話は脱線しましたが、相談者さんも、夫婦で『平らけく』ゴルフを楽しんでくださいね~」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、ふぐじろう先生のお供で、車でお出かけのボクです。
いつもボクはふぐじろう先生に寄り添って、先生が心を『平らけく』保てるようにつとめています。
そして、ふぐじろう先生はボクが無事生きて行けるように、日々世話を焼いてくれます。
氣づかなくても、この世にあるモノ同士は、お互いに支え合って、平和に生きているってことですね~。
陰を忘れないようにしましょう。
つづく
それ以来、
『ゴルフは健康にいいから、君も是非やりなさい』
としきりに勧めるので、私も始めました。
私は喘息氣味なので、改善できるかと期待したからです。
ところが、ゴルフを始めてから、ますます喘息が悪化しました。
ゴルフって健康にいいんでしょうか?悪いんでしょうか?
ゴルフ地獄変」
「夫婦で同じようにゴルフをやって、片方は健康になり、片方は病氣が重くなるって、どういうこと?」
「相談から推測すると、相談者さん夫婦は、二人とも右利き。
そしてご亭主の方は左足が長く、奥さんは右足が長い」
「左足が長い人は、骨盤が天から見て、右回り=時計回りに捻じれて行っちゃう。
お腹周辺が捻じれるから、消化器系、泌尿器系、婦人科系の病氣になりやすい傾向があるんだよね。
右足が長い人は、骨盤が天から見て、左回り=反時計回りに捻じれる。
胸が捻じれるから、呼吸器系や循環器系疾患になりやすい。
どっちもあくまで傾向だけど」
「ここまでの基本を踏まえて、ゴルフのスイングを考えてみよう。
駅のホームで傘を使って素振りしているお父さんの真似をして実演。
モデルはゴルフ初心者なので、経験者から見て、フォームに?の点があっても、ひらにご容赦。
骨盤の動きだけに注目してください。
右利きの人は、まず右足に重心を乗せてクラブを持ち上げてタメをつくる。

そしてボールを打つときに、左足に重心を乗せ換えて、クラブを振る。

つまり天から見て、勢いよく骨盤を左回りに捻じっている」
「って言うことは・・・骨盤が右回りに捻じれている旦那さんにとっては、ゴルフのスイングが矯正運動になっちゃうね。
でも、もともと骨盤が左回りに捻じれている奥さんが、同じようにゴルフのスイングをやったら、ますます左捻じれが強化されちゃうってこと!?」
「そのとおり。
だから同じようにゴルフをやったのに、ご亭主の胃腸は元氣になり、奥さんの喘息はますます悪化したのである」
「その人の身体の歪み方によって、ゴルフは健康法にもなれば、造病法にもなるってことか。
納得。
相談者さんも旦那さんも、自分の身体の歪み、捻じれ具合に応じて、ゴルフの後は右側にも身体を捻じっておけば、ケア・予防になるってことだね」
「これはゴルフに限らない。
あるおばあさんが、ひどい猫背で悩んでいた。
週2回の社交ダンスを始めたところ、背筋が伸びてきて、体調も良くなった」
「社交ダンスは、腰をシャキッ!と反らせて踊るもんね」
「すっかり社交ダンスが氣に入ったおばあさんは、週5回スクールに通うことにした。
ところが、しばらくそんな生活を続けていたら、腰痛に苦しむようになった」
「社交ダンスのやり過ぎってこと?」
「そういうこと。
腰を反らせる運動をやり過ぎたので、猫背矯正を通り越して、反り腰になってしまったのである。
その結果、腰痛が起きたということ」
「ブリージングストレッチで言えば、教室で雑巾がけの体操ばっかりやるようなもんだね。

腰を反らせた後は、仰向けでの膝を抱えてのバウンドとか、腰を丸める体操を、教室では必ずやるもんね。

正座の仰向け万歳も、猫背矯正などに素晴らしい効果がある体操だけど、一度に15分以上やってはいけないそうだし。
必ず腰を丸める体操とセットでやるし。やっぱり反り腰予防ってことだね」

「同じ人間であっても、適量を通り越して刺激を与え続けると、薬だった刺激が、毒に転化してしまう。
相談者さんのご亭主も、ゴルフで骨盤を左にばかり捻じり続けていると、今度は呼吸器系や循環器系の不調が出てくる可能性もある」
「食べ物だって同じだよね。肉や魚、卵などの動物性蛋白質ばかり食べていると、血液が酸性に傾くから、動脈硬化とかの不調が進行しちゃう。
だからと言って、生野菜ばかり食べていると、血液が過剰にアルカリ性に傾いて、アレルギーとかが出やすいもんね」
「玄米で劇的に体調が改善される人は確かに居る。
肉をいっぱい食べて、血液が酸性に傾いている人が典型」
「玄米に含まれたフィチン酸が、血中の老廃物の排泄を助けてくれるからだよね」
「しかし、フィチン酸はミネラルやマグネシウムなどの、生体に必要不可欠な物質も、一緒に排泄してしまう。
だから血液が浄化された後も、ずっと玄米を食べ続けると、別の病氣になりやすい」
「歪みの矯正法も、限界を超えて続けると、また別の歪みを生み出しちゃうってことだね」
「健康の要を握っているのが、体側=ウエストの歪み。
骨格的に言うと、肋骨と骨盤の間」
「若いうちは、肋骨と骨盤は適度な距離を保って離れているんだよね。
でも加齢と共に、筋肉の支える力が衰えてくるから、だんだん肋骨が落ちて来ちゃう。
だからウエストにぜい肉がついたり、お腹が出て来るもんね。内臓も下垂しちゃうし」
「しかも左右均等に肋骨が落ちてくるのではなく、左右の肋骨の落ち方に差がある。
つまり胴体が歪み始める。
だから色々な不調が出てくる。
たとえば膝痛になるのは、決まってより肋骨が落ちた側」
「横座りになって落としたお尻側の手を上げた時に、左右で手を上げづらい側の肋骨が落ちているんだよね。

組手でパートナーが上げづらい側の手の手首を持って、上げるのをサポート。
足で落としたお尻側の太腿の付け根近くを踏んで、骨盤を下げるのをフォローするんだよね。

受け手は、骨盤をひたすら下げることを意識。
すると肋骨が勝手に上がっちゃうから、手もよく上がるし」
「肋骨上げを一人でやるのが、片膝立ちでの肋骨上げや、猫の伸びのポーズなど。


肋骨を上げた後は、雑巾がけなどで引き締めて、効果を長持ちさせる」
「ブリージングでは、身体がある方向だけに柔らかい身体も、『歪んだ身体』と観るんだよね」
「ある方向にだけ柔らかくて、他が固い人は病氣になりやすいため。
同じ固いなら、全方位的に固い方がいい。
おかしな病氣にはなりづらい」
「その代わり、固い身体は鈍くなっちゃうけどね。
過敏もよくないけど。
全方向に適度な柔らかさと弾力を持ち、軸のある身体が理想だよね」
「そういう身体のまま歳を取っていくと、次第に身体の動きの振幅が全方位的に小さくなって行く。
最後は大往生できる可能性が高い。枯葉が静かに散って行くように逝けるかも知れない」
「健康法が最終的に目指すゴールは、大往生だもんね。
そういう身体も、ある意味スーパーボディかも?
全方向的に『平らけく』整った身体」
古久澤先生のメルマガとブログでは、『平らけく』を実現するための体操と食事法が紹介されています。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「ブリージング氣功が目指しているのも、『平らけく』=偏りがない の状態」
(現在は一般クラスでは氣功は行わず、古久澤先生のマンツーマンと一年講座でのみ指導されています)
「氣が全方位的に円満に満ちると、『困らない』状態になっちゃうもんね」
「そのとおり。
小周天(しょうしゅうてん)=身体の正中線上に、氣が滞りなく流れている状態 が実現出来ていると言ってもいい」
「つまり身体は元氣・健康で、お金に不自由しなくて、人間関係も良好!って状態だよね。
人間の三大問題は、健康問題・経済問題・人間関係の問題。
この3つにず~っと悩まなくていいなら、もう十分な人生じゃん。
古久澤先生は、ご自分のことでは、長らく困ったことが無いそうだもんね」
「反対に『自分は小周天が出来ている!』と言っている人、思っている人であっても、その人自身がいま何かに困っていたら、おそらく錯覚。
できているつもりになっているだけ。
あるいは部分的にしか小周天が出来ていない。
チンパンも昔よりはずいぶん困ること・悩むことが減ったけど、まだゼロとは言えない。
いまの自分の器・実力では解決できない問題も抱えている。
だから小周天は出来ていない。
部分的には氣の流れらしきもの=暖かい流れ を感じる場所もあるけど、感覚が弱い場所・切れている場所もあると言うのが正直な現状」
「だったら余り大きなことは言わないのが無難だよね(笑)」
「たまに、『氣功が上達すると、大成功できますか?』と言う人がいる。
しかし、ブリージングではビッグサクセスは目指していない。
『ブリージング氣功をじっくりと素直に継続してくれれば、やがて誰もが『困らない』状態に到達できる自信はある。
しかし、それ以上のビッグサクセス=大金持ちや有名人になれるか?などは、はっきり言ってその人の器・資質次第』
だと古久澤先生はおっしゃっている」
「でもビッグサクセスしても、困っている人は結構居るしね。
お金はジャブジャブ入ってきても、家庭崩壊していたりとか、トラブルが絶えなかったりとか。
ビッグサクセスはギラギラ系、興奮系。
ギラギラ系がいい人は、ブリージングよりは、そういう先生やセミナーに行った方がいいよね」
「多くの現代日本人は、常に脳が興奮状態にある。過食が普通なのが証拠。過食は脳の興奮を鎮めるため。
アルコールや甘いモノ、タバコも同様。
だから、興奮・テンションの中にしあわせがあると錯覚してしまう」
「でも、興奮は必ず醒めるもんね。あとに残るのは、虚しさだけ。
本当のしあわせは、安らぎ・静けさの中にしか無いもんね。
身体が整っていて、呼吸が深くて、脳が鎮まっていないと、静けさは分からない。
その状態をつくるためにこそ、ブリージングでは体操、16時間酵素断食、氣功とかをやるわけだもんね」
「何かいいことが起きるから、しあわせなのではない=条件つきではない。
無事=何事も無い=『平らけく(たいらけく)』の状態 こそがしあわせ。
中島敦という作家に、『弟子』という短編がある。孔子とその高弟・子路(しろ)との交流を描いた作品。
街の無頼漢だった若き日の子路は、高名な孔子の家にケンカを売りに行った。
しかし、感じるモノがあって、孔子に弟子入りした」
「孔子のすごい能力を見せつけられて、降参したの?」
「さにあらず。孔子は人間離れした怪力や知力、超能力の類は示さなかった。
子路が孔子から感じたのは、知・情・意がどこまでもバランスよく、のびのびと発展している様子。
あまりにも能力・人格が調和しているので、孔子はただの人にさえ見える。
しかし、子路は『この人(孔子)は、どんな状況になっても、いかなる意味であっても<大丈夫>な人だ』と直感した。
後年、孔子はあちこちの国に自分の教えを説いて回ったときに、多くの困難に襲われた。
けれど決して取り乱すことなく、静かに落ち着いて切り抜けた。
あるいは、どうしようもない状況は悠然と受け入れた」
「『易経』でも重視される『君子』って言うのは、どういう状況でも困らない、大丈夫な人だって意味かも知れないね。
つまり氣功的には小周天が出来ているってことかも?
すぐに有頂天になったり、取り乱したり、落ち込んじゃう小人(しょうじん)は、興奮の世界に生きているもんね。小周天とは無縁の存在」
「小人が氣づかなくても、君子はみんなが何事もなく過ごせるように、密かに色んな手を打ち、見守ってくれている。
自分を守り、支えてくれる<陰>の存在に想いを馳せることも一種の氣功。
そういう人は、目立たない平凡な人かも知れないし、あるいは敵だと思っていた人かも知れない」
「演劇大河マンガ『ガラスの仮面』の『紫のバラの人』みたいなもんだね。
主人公のマヤを、足長おじさんのように助けてくれる存在」
「紫のバラの人の正体は、冷徹なやり手芸能社長の速水真澄。
マヤは速水真澄が『紫のバラの人』だとは氣づかず、『冷血漢の仕事虫』と顔を合わせる度に悪態をついている」
「どう考えてもバレバレなのに、何で氣づかないのか、不思議に思う時もあるけどね(笑)。
だいぶ話は脱線しましたが、相談者さんも、夫婦で『平らけく』ゴルフを楽しんでくださいね~」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、ふぐじろう先生のお供で、車でお出かけのボクです。
いつもボクはふぐじろう先生に寄り添って、先生が心を『平らけく』保てるようにつとめています。
そして、ふぐじろう先生はボクが無事生きて行けるように、日々世話を焼いてくれます。
氣づかなくても、この世にあるモノ同士は、お互いに支え合って、平和に生きているってことですね~。
陰を忘れないようにしましょう。
つづく
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