七夕に願いをかなえるには?
- 2015/07/07
- 07:00
「今年の七夕こそ、願いをかなえたいんですが、いい方法ってありますか?
『七夕にソーメンを食べると、願いがかないやすい』という人も居ますが、本当でしょうか?
七夕の国」
「確かにスピ系には、七夕にソーメンを食べることを薦める人が居るよね。
天の川ってイメージだから?」
「おそらく。『形には力がある』ので、全然効果がないとは言えない。
ブリージングでは特に薦めていないけどね。食べたい人は食べればいい。
ただし、実はソーメンはケーキよりも糖分が多い。
毎日ソーメンを食べていると、二の腕のフリソデがタプタプしてくる。
だから、ほどほどにしよう」
「二の腕は心臓の状態を表すもんね。
夏場は食欲が無くてソーメンばかりで済ませる人も多いけど、要注意だね。
むしろ、七夕の日は断食した方が、願いがかないやすいんじゃないかい?」
「確かに断食・小食にするとかないやすくなる。
なぜなら、願いがかなうか否かは<エネルギー>が決め手になるから。
エネルギーが多い人は、色んな願いが、結構あっさりかなってしまう。
ガソリン満タンの車だったら、遠くまで行けるのと同じ」
「毎日の生活の中で、一番エネルギーを消耗するのは、『消化活動』だもんね。
食べ過ぎると眠くなるのは、消化にエネルギーを回さなきゃいけないから。
食を制限すれば、節約した分のエネルギーを、夢や願いをかなえることに注げるもんね」
「そういうこと。だから七夕の日に断食すれば、それだけ夢がかないやすくなる理屈。
もちろん、普段から朝食抜きの16時間酵素断食を実践している人は、それだけで願望実現能力が高まっているけどね。
その上で、更に早く結果を求めるなら、断食すればいい。
断食も特にブリージングで強制していないけど」
「普段やるべきことをやっていれば、特別なことをしなくてもいいって訳か。
でも、七夕に願いがかないやすいのは本当なんでしょ?」
「奇数が重なる日には、意味があるからね。
1月1日=元旦、3月3日=ひなまつり、5月5日=端午の節句、7月7日=七夕、9月9日=重陽(ちょうよう)の節句。
みんなポイントとなる日」
「11月11日は?」
「数霊的には、11は神秘数。だから11月生まれの人はみんな使命を持っているし、強運の持ち主が多い。
それだけに、自分の役割に目覚めないと、苦労するとも言われている。
古久澤先生も11月生まれ。
その11が重なる11月11日はとても重要な日だけど、本題ではないのでこれ以上触れない。
七夕や2月3日は夢がかないやすい。ちょうど境目の日だから」
「氣的には、2月3日=節分は本当の大晦日だもんね。1年が終わる日で、2月4日=立春がお正月。
だからブリージングでは、この時期に断食合宿をやるのが恒例」
「そして7は全ての事象がいったん終わる数。一週間も7日間。
7月7日はその7が重なるから、願いもかないやすい」
「昔の人はそれを知っていたから、短冊に願いを書いて、笹に吊るしたんだよね」
「そのとおり。書くとは火久(かく)=火に久しいという意味もある。
書いた文字はエネルギー・氣を発し続け、ビリビリに破くか、焼き捨てるまで、その波動はずっと消えないという。
特に縦書きで書くと更にエネルギーが高まる。
そして紙は神に通じる」
「願望実現セミナーとかで、願いや夢を紙に書き出す=文章化することを薦めるのは、当然って訳か」
古久澤先生のメルマガとブログには、夢をかなえる秘訣が満載!
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「更に七夕の行事では、書いた短冊を笹に吊るすので、植物の波動・エネルギーも借りることが出来る。
特に笹の浄化力はすごい。神官や巫女さんも身を清めるのに活用している程」
「願いがかなわない理由の一つは、自分のよこしまな想い・我欲が邪魔するからだもんね。
マイナスの念が浄化されれば、自然にかないやすくなっちゃう」
「他人の妬みや、嫌悪感もまた夢をかなえる妨害波動になる。
笹は他人のマイナスの想念も浄化してくれる」
「その上、短冊を笹に吊るす時に、夜空の星を見上げる格好になるもんね。
星を見ると、眉間の上丹田(じょうたんでん)が刺激されてホルモンが動いちゃう。
ホルモンが動くと、ますます願いがかないやすくなるもんね」
「極めつけは、七夕の翌日に短冊と一緒に笹を川に流すこと。
まあ、最近は不法投棄が厳しくなって、出来なくなったけど(笑)。
川=水は無意識に働きかけるツール。
短冊に書いて意識化した願いを、再び無意識に送り届けて、いつもと変わらぬ日常生活に戻る。
そうすると、知らない間に願いがかなっているという寸法。
これを念・忘・開(ねん・ぼう・かい)と言う。
念=願いを意識化し、忘=それをペロッと忘れると、開=現実となって花開くという意味」
「夢や願いを壁に張り出しておいて、毎日眺めるとか、唱えるということは、ブリージングでは薦めないんだよね」
「顕在意識で頑張りすぎると、潜在意識に届かないからね。
潜在意識とは、隠れているからこそ、潜在意識という。
それなのに頻繁に騒がしく働きかけると、ますます潜在意識は奥深くに隠れてしまう。
だからブリージングではギラギラと強く願うことを薦めない。野望も切望もない」
「『こうなったらいいなあ、楽しいだろうなあ』程度の、淡い希望を紙に書き出すくらいで十分ってことだね。
あとは忘れちゃうこと」
「それが一番。『キン肉マン』という大ヒットしたマンガがある。
単行本・第一巻目の作者コメント欄に、作者=『ゆでたまご』はこう書いた。
『やったぜーっ!とうとう念願かなって、キン肉マンが単行本になったぞー!!
もうベストセラー間違いなし!
そうなれば本だけでなく、テレビ化・・・い、いや映画化だって夢ではないし、町ではキン肉マンの人形やお菓子だって売り出さ
れ、子どもたちは、それらを持ってキン肉マン音頭の大合唱。
そして、ぼくたち(『ゆでたまご』はコンビのペンネーム)はと言うと、連日のTV出演で大忙し。
あらあ・・・夢だろうな・・・・やっぱしー!!』。
もちろん、全文縦書き」
「妙にリアルだけど、子どもの夢みたいだね(笑)」
「だって当時の『ゆでたまご』は、まだ未成年だったから。
しかもデビューしたばかりの、ホヤホヤの新人。
もちろん、ゆでたまご自身も、冗談半分の妄想のつもりでコメントしたものだった。
実はこのおちゃらけた書き方もポイント。つまり柔らかい。
願望実現と言うと、力んでくそまじめに誓う人が多い」
「会社で営業マンたちが拳を振り上げ、眉間にシワを寄せて、
『売り上げノルマを達成するぞ~!』
って叫ぶようなもんだよね。
でも、それじゃ固いと」
「そういうこと。緊張して言った願いはかないにくい。真剣なのと緊張しているのとは違う。
体操のいいところは、身体を緩められること。
相談者さんも七夕の日は、このブログや古久澤先生の著書を参考にストレッチしてから短冊を書くといいかも知れない。
果たしてゆでたまごの書いたことは、予言のように次々と怖いほど実現して行った。
コミックスは売れまくり、TV化・映画化も実現。
キン肉マンの消しゴム人形=キンケシは、大ヒット商品になった。
もちろん関係者は驚いたけど、ゆでたまご自身が一番驚いた。
言霊(ことだま)=言葉のエネルギー は本当に存在すると信じるようになったとのこと」
「イチロー選手も、小学校の卒業文集に、『プロ野球選手になる』って明確に書いているもんね。
アタシたちは結果を知っているから、
『イチローはすごく努力して子どもの頃の夢をかなえたんだんだな』
って想うだけだけど、本当は作文を書いていたから、現実になったのかも知れないね」
「古久澤先生は、
『人間の能力に天地ほどの差はない。
イメージの明確さに、天地の差があるだけだ。
だから結果に天地の差が出るのだ』
とおっしゃっている。
だから明確なイメージを紙に書き出し、書いたらペロッと忘れて、いま自分に出来ることをひたすらやり続けること。
そうするとイメージした通りの未来が近づいてくるらしい」
「思えば七夕って、究極の遠距離恋愛だよね。
織姫と彦星は年に1回しか会えないから、ロマンチックなんだよね。
短冊に書く願い事も、1年にワンチャンス」
「だからこそ真剣味が違う。オミクジも占いも、1回しか引かないもの。
ブリージングで重視している古典・『易経』にも、
『易の卦を立てるのは1回。同じことを何回も占うと、易の神聖さが失われる』と書かれている。
『山水蒙(さんすいもう)』と言う卦のくだり」
「一期一会って氣持ちが大事なんだね。
体操だって、今日と同じ感覚では二度と出来ないもんね。
自分の身体が変わっていくから。
食事だって、本当は毎回味わいが違うし。
体操や食事法などのテクニック以前に、そういう氣構えが大事なのかも?」
「毎度おなじみの料理人マンガ『味いちもんめ』にも、そういうエピソードがある。
梅雨時の料亭『藤村』に、戸田さんというお客が久しぶりに来店した。
かって戸田さんは大手の銀行に勤めており、接待で『藤村』をよく利用していた。
しかし、不景氣のあおりを受けてリストラ。何とか再就職できたと言う」
「良かったじゃん」
「しかし、収入は半額になり、家のローンと子どもの養育費がかかるため、生活は一氣に苦しくなった。
戸田さんは1日千円で三食を賄う状態」
「ひえ~、そりゃ厳しい」
「そんなカツカツの状態の中で、戸田さんは毎日百円ずつお金を積み立てた。
『藤村』の3万円のコースを食べるため、ほぼ1年がかりで貯金した。
その目標が、苦しい生活に張りを与えてくれたという。
主人公・伊橋たちがつくった料理を、じっくりと味わう戸田さんであった」
「いつでも氣楽に食べられた時とは、味わいが違っただろうね」
「戸田さんは、
『あの頃の自分は、こんな美味しい料理を、深く味わおうとせず、漫然と食べていた。
本当に伊橋さんたちに申し訳なかった。
リストラされ、厳しい生活を経験したから、この味が分かったんですよね。
収入は減りましたが、色んなことを深く味わえる=生きがいと言う点では、今の方がずっと充実している氣がします』
と語った」
「伊橋さんは、なんて答えたの?」
「『私の方こそ、今まで漫然と料理をつくっていたかも知れません。
もちろん、いつも手抜きはしていないけれど、今夜は戸田さんの一年の想いに何としても応えたいという想いでつくりました。
本当は常にそういう氣持ちで料理を作らないとダメなんだと、戸田さんのお蔭で学べました』
と伊橋は答えた。
一年後、また必ず食べに来ます と誓って、戸田さんは藤村を去って行った」
「本当に七夕みたいな人だね(笑)。
一期一会の氣持ちって大切だよ」
「言い換えれば、覚悟が必要だということ。
ゆでたまごも、『キン肉マン』の後は、ヒット作に恵まれなかった。
色んなジャンルの作品に手を染めたけれど、どれも人氣が出なかった」
「確かに、ゆでたまごと言えば、『キン肉マン』だもんね。
他の作品って、あまり聞いたことないよ」
「もちろん、時流に合わなかったとか、運が無かった部分もあった。
しかし、いま振り返れば、根本的な原因は自分たちに<覚悟>が足りなかったからだと語っている」
「どういうこと?」
「ゆでたまごは、子どもの頃から、格闘技マンガの大ファンだった。
『あしたのジョー』や『タイガーマスク』などを読んで育った。
『キン肉マン』もジャンルとしては格闘技マンガ。
だから、過去の格闘技マンガの名作を、全部越えてやろう!と言う大それた意氣込みで『キン肉マン』を描いていた」
「若さはバカさって言うもんね。
でも、本氣でそう決意したからこそ、『キン肉マン』は大ヒットしたんじゃないの?」
「そのとおり。先に紹介した単行本コメント=夢の表現の仕方はおちゃらけていても、想いと行動は揺らがない信念に貫かれたものだった。
つまり陰陽がそろっていたと言うこと。
しかし、『キン肉マン』の後は、作者たちも変に大人になってしまった。
新ジャンルに挑戦するときも、過去の名作を越えようなどとは考えもしなかった。
その覚悟の足り無さが、長い低迷の原因だったと、ゆでたまご自身が語っている」
「古久澤先生も、整体師や整体師志望者から、
『事故を起こした時に備えて、どんな保険に入っておけば安心ですか?』
って、よく質問されるそうだよね。
『1回でも事故を起こしたら、整体師としてオシマイなので、そういう質問をすること自体ダメ=覚悟が足りない』
って、古久澤先生はおっしゃっているよね」
「体操教室だって事故を起こしたら終わり。
仕事にも、人生にも、本当は保険なんかない。
逆に言えば、本氣で決意して、明確なイメージを持てたら、たいていの夢や願いはかなう筈。
かなわないのは、なかなかそこまで想えないから」
「だからこそ、一期一会の覚悟が大切なんだよね。
言葉にするのは静かに、淡々と、1回切りでいいから」
「自分の夢を声高に叫ぶ人、しょっちゅう口にしている人は、実は自分を信じ切れていない可能性がある」
「確信を持っている人は、『信じています』なんて言わないもんね」
「人間関係だって同じ。
『俺はお前を信頼しているよ』なんて真顔で言われた時は、余り信用されていないと思った方が無難」
「本当に信頼している相手に、わざわざそんなセリフは言わないもんね(笑)。
相談者さんも、一期一会の覚悟を持って、短冊に願いを書いてくださいね~」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、妹と対面した時のボクです。ボクは生まれてからしばらくして、ふぐじろう先生の家に引き取られました。
だから母犬ともその後は会っていませんでした。
その間に妹が生まれたという訳です。
次に会うのは、いつになるか分かりませんが、また七夕のように会いに来るからね。
妹よ~!
みなさんも、一年に一度会いたい人、生きたい場所などの節目をつくっておくと、生活にメリハリが着くと思いますよ~。
つづく
『七夕にソーメンを食べると、願いがかないやすい』という人も居ますが、本当でしょうか?
七夕の国」
「確かにスピ系には、七夕にソーメンを食べることを薦める人が居るよね。
天の川ってイメージだから?」
「おそらく。『形には力がある』ので、全然効果がないとは言えない。
ブリージングでは特に薦めていないけどね。食べたい人は食べればいい。
ただし、実はソーメンはケーキよりも糖分が多い。
毎日ソーメンを食べていると、二の腕のフリソデがタプタプしてくる。
だから、ほどほどにしよう」
「二の腕は心臓の状態を表すもんね。
夏場は食欲が無くてソーメンばかりで済ませる人も多いけど、要注意だね。
むしろ、七夕の日は断食した方が、願いがかないやすいんじゃないかい?」
「確かに断食・小食にするとかないやすくなる。
なぜなら、願いがかなうか否かは<エネルギー>が決め手になるから。
エネルギーが多い人は、色んな願いが、結構あっさりかなってしまう。
ガソリン満タンの車だったら、遠くまで行けるのと同じ」
「毎日の生活の中で、一番エネルギーを消耗するのは、『消化活動』だもんね。
食べ過ぎると眠くなるのは、消化にエネルギーを回さなきゃいけないから。
食を制限すれば、節約した分のエネルギーを、夢や願いをかなえることに注げるもんね」
「そういうこと。だから七夕の日に断食すれば、それだけ夢がかないやすくなる理屈。
もちろん、普段から朝食抜きの16時間酵素断食を実践している人は、それだけで願望実現能力が高まっているけどね。
その上で、更に早く結果を求めるなら、断食すればいい。
断食も特にブリージングで強制していないけど」
「普段やるべきことをやっていれば、特別なことをしなくてもいいって訳か。
でも、七夕に願いがかないやすいのは本当なんでしょ?」
「奇数が重なる日には、意味があるからね。
1月1日=元旦、3月3日=ひなまつり、5月5日=端午の節句、7月7日=七夕、9月9日=重陽(ちょうよう)の節句。
みんなポイントとなる日」
「11月11日は?」
「数霊的には、11は神秘数。だから11月生まれの人はみんな使命を持っているし、強運の持ち主が多い。
それだけに、自分の役割に目覚めないと、苦労するとも言われている。
古久澤先生も11月生まれ。
その11が重なる11月11日はとても重要な日だけど、本題ではないのでこれ以上触れない。
七夕や2月3日は夢がかないやすい。ちょうど境目の日だから」
「氣的には、2月3日=節分は本当の大晦日だもんね。1年が終わる日で、2月4日=立春がお正月。
だからブリージングでは、この時期に断食合宿をやるのが恒例」
「そして7は全ての事象がいったん終わる数。一週間も7日間。
7月7日はその7が重なるから、願いもかないやすい」
「昔の人はそれを知っていたから、短冊に願いを書いて、笹に吊るしたんだよね」
「そのとおり。書くとは火久(かく)=火に久しいという意味もある。
書いた文字はエネルギー・氣を発し続け、ビリビリに破くか、焼き捨てるまで、その波動はずっと消えないという。
特に縦書きで書くと更にエネルギーが高まる。
そして紙は神に通じる」
「願望実現セミナーとかで、願いや夢を紙に書き出す=文章化することを薦めるのは、当然って訳か」
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「夢をかなえる心のストレッチ」
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ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「更に七夕の行事では、書いた短冊を笹に吊るすので、植物の波動・エネルギーも借りることが出来る。
特に笹の浄化力はすごい。神官や巫女さんも身を清めるのに活用している程」
「願いがかなわない理由の一つは、自分のよこしまな想い・我欲が邪魔するからだもんね。
マイナスの念が浄化されれば、自然にかないやすくなっちゃう」
「他人の妬みや、嫌悪感もまた夢をかなえる妨害波動になる。
笹は他人のマイナスの想念も浄化してくれる」
「その上、短冊を笹に吊るす時に、夜空の星を見上げる格好になるもんね。
星を見ると、眉間の上丹田(じょうたんでん)が刺激されてホルモンが動いちゃう。
ホルモンが動くと、ますます願いがかないやすくなるもんね」
「極めつけは、七夕の翌日に短冊と一緒に笹を川に流すこと。
まあ、最近は不法投棄が厳しくなって、出来なくなったけど(笑)。
川=水は無意識に働きかけるツール。
短冊に書いて意識化した願いを、再び無意識に送り届けて、いつもと変わらぬ日常生活に戻る。
そうすると、知らない間に願いがかなっているという寸法。
これを念・忘・開(ねん・ぼう・かい)と言う。
念=願いを意識化し、忘=それをペロッと忘れると、開=現実となって花開くという意味」
「夢や願いを壁に張り出しておいて、毎日眺めるとか、唱えるということは、ブリージングでは薦めないんだよね」
「顕在意識で頑張りすぎると、潜在意識に届かないからね。
潜在意識とは、隠れているからこそ、潜在意識という。
それなのに頻繁に騒がしく働きかけると、ますます潜在意識は奥深くに隠れてしまう。
だからブリージングではギラギラと強く願うことを薦めない。野望も切望もない」
「『こうなったらいいなあ、楽しいだろうなあ』程度の、淡い希望を紙に書き出すくらいで十分ってことだね。
あとは忘れちゃうこと」
「それが一番。『キン肉マン』という大ヒットしたマンガがある。
単行本・第一巻目の作者コメント欄に、作者=『ゆでたまご』はこう書いた。
『やったぜーっ!とうとう念願かなって、キン肉マンが単行本になったぞー!!
もうベストセラー間違いなし!
そうなれば本だけでなく、テレビ化・・・い、いや映画化だって夢ではないし、町ではキン肉マンの人形やお菓子だって売り出さ
れ、子どもたちは、それらを持ってキン肉マン音頭の大合唱。
そして、ぼくたち(『ゆでたまご』はコンビのペンネーム)はと言うと、連日のTV出演で大忙し。
あらあ・・・夢だろうな・・・・やっぱしー!!』。
もちろん、全文縦書き」
「妙にリアルだけど、子どもの夢みたいだね(笑)」
「だって当時の『ゆでたまご』は、まだ未成年だったから。
しかもデビューしたばかりの、ホヤホヤの新人。
もちろん、ゆでたまご自身も、冗談半分の妄想のつもりでコメントしたものだった。
実はこのおちゃらけた書き方もポイント。つまり柔らかい。
願望実現と言うと、力んでくそまじめに誓う人が多い」
「会社で営業マンたちが拳を振り上げ、眉間にシワを寄せて、
『売り上げノルマを達成するぞ~!』
って叫ぶようなもんだよね。
でも、それじゃ固いと」
「そういうこと。緊張して言った願いはかないにくい。真剣なのと緊張しているのとは違う。
体操のいいところは、身体を緩められること。
相談者さんも七夕の日は、このブログや古久澤先生の著書を参考にストレッチしてから短冊を書くといいかも知れない。
果たしてゆでたまごの書いたことは、予言のように次々と怖いほど実現して行った。
コミックスは売れまくり、TV化・映画化も実現。
キン肉マンの消しゴム人形=キンケシは、大ヒット商品になった。
もちろん関係者は驚いたけど、ゆでたまご自身が一番驚いた。
言霊(ことだま)=言葉のエネルギー は本当に存在すると信じるようになったとのこと」
「イチロー選手も、小学校の卒業文集に、『プロ野球選手になる』って明確に書いているもんね。
アタシたちは結果を知っているから、
『イチローはすごく努力して子どもの頃の夢をかなえたんだんだな』
って想うだけだけど、本当は作文を書いていたから、現実になったのかも知れないね」
「古久澤先生は、
『人間の能力に天地ほどの差はない。
イメージの明確さに、天地の差があるだけだ。
だから結果に天地の差が出るのだ』
とおっしゃっている。
だから明確なイメージを紙に書き出し、書いたらペロッと忘れて、いま自分に出来ることをひたすらやり続けること。
そうするとイメージした通りの未来が近づいてくるらしい」
「思えば七夕って、究極の遠距離恋愛だよね。
織姫と彦星は年に1回しか会えないから、ロマンチックなんだよね。
短冊に書く願い事も、1年にワンチャンス」
「だからこそ真剣味が違う。オミクジも占いも、1回しか引かないもの。
ブリージングで重視している古典・『易経』にも、
『易の卦を立てるのは1回。同じことを何回も占うと、易の神聖さが失われる』と書かれている。
『山水蒙(さんすいもう)』と言う卦のくだり」
「一期一会って氣持ちが大事なんだね。
体操だって、今日と同じ感覚では二度と出来ないもんね。
自分の身体が変わっていくから。
食事だって、本当は毎回味わいが違うし。
体操や食事法などのテクニック以前に、そういう氣構えが大事なのかも?」
「毎度おなじみの料理人マンガ『味いちもんめ』にも、そういうエピソードがある。
梅雨時の料亭『藤村』に、戸田さんというお客が久しぶりに来店した。
かって戸田さんは大手の銀行に勤めており、接待で『藤村』をよく利用していた。
しかし、不景氣のあおりを受けてリストラ。何とか再就職できたと言う」
「良かったじゃん」
「しかし、収入は半額になり、家のローンと子どもの養育費がかかるため、生活は一氣に苦しくなった。
戸田さんは1日千円で三食を賄う状態」
「ひえ~、そりゃ厳しい」
「そんなカツカツの状態の中で、戸田さんは毎日百円ずつお金を積み立てた。
『藤村』の3万円のコースを食べるため、ほぼ1年がかりで貯金した。
その目標が、苦しい生活に張りを与えてくれたという。
主人公・伊橋たちがつくった料理を、じっくりと味わう戸田さんであった」
「いつでも氣楽に食べられた時とは、味わいが違っただろうね」
「戸田さんは、
『あの頃の自分は、こんな美味しい料理を、深く味わおうとせず、漫然と食べていた。
本当に伊橋さんたちに申し訳なかった。
リストラされ、厳しい生活を経験したから、この味が分かったんですよね。
収入は減りましたが、色んなことを深く味わえる=生きがいと言う点では、今の方がずっと充実している氣がします』
と語った」
「伊橋さんは、なんて答えたの?」
「『私の方こそ、今まで漫然と料理をつくっていたかも知れません。
もちろん、いつも手抜きはしていないけれど、今夜は戸田さんの一年の想いに何としても応えたいという想いでつくりました。
本当は常にそういう氣持ちで料理を作らないとダメなんだと、戸田さんのお蔭で学べました』
と伊橋は答えた。
一年後、また必ず食べに来ます と誓って、戸田さんは藤村を去って行った」
「本当に七夕みたいな人だね(笑)。
一期一会の氣持ちって大切だよ」
「言い換えれば、覚悟が必要だということ。
ゆでたまごも、『キン肉マン』の後は、ヒット作に恵まれなかった。
色んなジャンルの作品に手を染めたけれど、どれも人氣が出なかった」
「確かに、ゆでたまごと言えば、『キン肉マン』だもんね。
他の作品って、あまり聞いたことないよ」
「もちろん、時流に合わなかったとか、運が無かった部分もあった。
しかし、いま振り返れば、根本的な原因は自分たちに<覚悟>が足りなかったからだと語っている」
「どういうこと?」
「ゆでたまごは、子どもの頃から、格闘技マンガの大ファンだった。
『あしたのジョー』や『タイガーマスク』などを読んで育った。
『キン肉マン』もジャンルとしては格闘技マンガ。
だから、過去の格闘技マンガの名作を、全部越えてやろう!と言う大それた意氣込みで『キン肉マン』を描いていた」
「若さはバカさって言うもんね。
でも、本氣でそう決意したからこそ、『キン肉マン』は大ヒットしたんじゃないの?」
「そのとおり。先に紹介した単行本コメント=夢の表現の仕方はおちゃらけていても、想いと行動は揺らがない信念に貫かれたものだった。
つまり陰陽がそろっていたと言うこと。
しかし、『キン肉マン』の後は、作者たちも変に大人になってしまった。
新ジャンルに挑戦するときも、過去の名作を越えようなどとは考えもしなかった。
その覚悟の足り無さが、長い低迷の原因だったと、ゆでたまご自身が語っている」
「古久澤先生も、整体師や整体師志望者から、
『事故を起こした時に備えて、どんな保険に入っておけば安心ですか?』
って、よく質問されるそうだよね。
『1回でも事故を起こしたら、整体師としてオシマイなので、そういう質問をすること自体ダメ=覚悟が足りない』
って、古久澤先生はおっしゃっているよね」
「体操教室だって事故を起こしたら終わり。
仕事にも、人生にも、本当は保険なんかない。
逆に言えば、本氣で決意して、明確なイメージを持てたら、たいていの夢や願いはかなう筈。
かなわないのは、なかなかそこまで想えないから」
「だからこそ、一期一会の覚悟が大切なんだよね。
言葉にするのは静かに、淡々と、1回切りでいいから」
「自分の夢を声高に叫ぶ人、しょっちゅう口にしている人は、実は自分を信じ切れていない可能性がある」
「確信を持っている人は、『信じています』なんて言わないもんね」
「人間関係だって同じ。
『俺はお前を信頼しているよ』なんて真顔で言われた時は、余り信用されていないと思った方が無難」
「本当に信頼している相手に、わざわざそんなセリフは言わないもんね(笑)。
相談者さんも、一期一会の覚悟を持って、短冊に願いを書いてくださいね~」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、妹と対面した時のボクです。ボクは生まれてからしばらくして、ふぐじろう先生の家に引き取られました。
だから母犬ともその後は会っていませんでした。
その間に妹が生まれたという訳です。
次に会うのは、いつになるか分かりませんが、また七夕のように会いに来るからね。
妹よ~!
みなさんも、一年に一度会いたい人、生きたい場所などの節目をつくっておくと、生活にメリハリが着くと思いますよ~。
つづく
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