夢をかなえられるカラダとは?
- 2015/05/17
- 08:00
「積極性、やる氣がなく、決めたことを最後までやり通せたことがありません。
どうすれば改善できるでしょう?
それでもボクは成功したい」
「やる氣を出すには、体側を伸ばすことだよね。特に右の体側。
肝臓も右にあるし。肝臓はモノゴトを立ち上げる力を受け持つ内臓だもんね。
人の身体は陰陽の統一体。左は陰性で受信。右は陽性で発信。
その意味でも、右の体側伸ばしは重要だし」
「そのとおり。特に5月病対策としても、胸郭へのアプローチと並んで、体側を伸ばすこと」
「5月は呼吸器の季節だしね。
一に胸郭、二に体側。胸郭については、先週の記事で詳しく取り上げたので、そちらをお読みください。
今回は体側。
肋骨側面には、一次呼吸筋(いちじこきゅうきん)がいっぱいあるもん」
「呼吸が浅い人は、肩や喉で呼吸している。
胸と体側の筋肉がほぐれれば、胸で深い呼吸が出来るようになる。
正座から右横座りになって、両手を組んで万歳すると、右側の体側がストレッチされる。

いったん真ん中に戻る。かならず中心となるニュートラルポジションを確認。
左側に横座りになって万歳。
これを何回か繰り返すと、確実に呼吸が深くなっている。
感情も安定してくる。体側は感情が溜まるラインだから。ヨガでもカルマは体側に溜まると教えている」
「猫の伸びのポーズもいいよね。
四つんばいで片手を前に出して息を吸って、吐きながらお辞儀。


顔と前腕、腋と床がピッタリつくのが理想」
「もちろん無理する必要は全然ない。
このポーズ自体がきつい人は、仰向けに寝て片手万歳して両膝を立てる。

膝を倒してトントンやれば、猫の伸びのポーズと同じ刺激になる」

「世の中では、腹式呼吸がいい呼吸だと思っている人が多いけど、そもそも息は胸にしか入らないもんね。
横隔膜が下がるから、お腹で息をしているように見えるだけ」
「もちろん、横隔膜の操作=いわゆる腹式呼吸にも意味がある。
しかし、まずは胸郭で深い呼吸が出来る身体になるのが先決。
その次の段階として、胸式呼吸と腹式呼吸を使い分けたり、融合させていく。
もちろん、かなり上級レベルの話なので詳しい説明はカット」
古久澤先生のメルマガとブログに学んで、呼吸を変えよう!
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「5月で刺激すべき第三の部位は、太腿の裏側だよね。ここも呼吸器につながっているから」
「そのとおり。
太腿裏をストレッチするには、クロス前屈などがいい。
右足を伸ばし、もう左足を膝でクロスさせて重ねる。

右手で上から右足先をつかみ、左手を小指側に引っ掛けて、息を吸いながら上体を反らす。

吐きながら上体を倒していく。無理に深く曲げなくていいが、背中を丸めないよう注意。

太腿裏のハムストリングスがストレッチされる」
「古久澤先生も、『5月こそ足を整えるべき時期』っておっしゃっているもんね。
コツコツ足を手入れすると、今年後半分の貯金が出来ちゃうよね」
「特に積極性をつけるには、太腿の裏側は重要。
太腿裏のハムストリングスは、アクセルの筋肉。
太腿前面の、大腿四頭筋はブレーキの筋肉。
だから太腿裏の筋肉が発達すると、自然に行動力がつく。
ハムストリングスは腸腰筋にもつながっているから、身体の動きの質を上げるためにも、太腿裏は重要」
「以上で、相談者さんへの回答はバッチリ?」
「身体を整えても、最後に頭がブレーキをかける場合がある。
『どうせ自分なんか』と言うマイナス思考がクセになっている人は、セルフイメージ=自分が自分をどう思っているか?を変えないと、本当の意味での積極人間にはなれない。
無意識のうちにブレーキをかけてしまっている場合もある」
「そっちの方が問題かもね。
仕事でも、年頭に
『今年は6月中に、売り上げ1千万円を達成するぞ~!』
って具合にアファメーション=宣言する人・会社が多いよね。
実際に6月に売り上げが1千万円達成できれば、アファメーション成功!ってみんな喜ぶけど、実は目に見えない落とし穴があるんだよね」
「潜在意識は常に『否定』の部分を受け取る。
6月中に売り上げ1千万円達成する=6月までは、達成できない という具合に。
もしそんなアファメーションをしなかったら、3月とか4月の段階で1千万円の売り上げに成功したかも知れない」
「こうした無意識のブレーキを、時間をかけて外していくのがスワイショウ。時間がかかる分安全だよね。
一瞬で外しちゃうのが、いわゆる火事場の馬鹿力だよね。ピンチの時に自分でもビックリの能力が出ちゃう。
武道やヨガには、そのための稽古法があるらしいね。危険も伴うみたいだけど」
「昭和50年ころに、地方の小学校で本当にあった話を紹介しよう。
放課後、ある男子生徒が体育館で遊ぼうと、入口から駆け込んだ。
入口のサッシがしまっていたが、薄暗かったので、男の子は氣づかずそのまま全速力で突っ込んだ。
大音響が発して、サッシが割れた」
「え~っ、大けがしたんじゃないの?」
「知らせを受けた担任が飛んで行ったら、サッシがちょうど人の形=大の字に穴が開いていたと言う。
あまりの勢いで突っ込んだせいで、男の子はケガ一つしていなかった。
武道の試し割りでも、キレイに板やブロックが割れる時は、あまり痛くないし、ケガしない。
担任は『子どもってすげえな~』と感心したそうである」
「一種の壁抜けみたいなもんだね(笑)」
「男子生徒の頭には、サッシ=障害物の存在が、露ほども存在しなかった。
あるのは『早く体育館で遊びたい!』の一念だった筈。
身体の方も骨盤・仙骨がマックスに締まっていたのであろう」
「まあ、男の子って、時々そのくらいアホになるもんね(笑)」
「アホほど強いものはない。
その男子生徒も、サッシがあったことを知っていたら、怖くてできなかった筈。
もう一度やってみろと言われても、おそらく無理。
この笑い話のようなエピソードには、仕事や整体・武道・体操などに活用できる真理が含まれている」
「イメージを大きく持て!ってことだね」
「そのとおり。大山倍達という空手の先生は、弟子に蹴りを教えるとき
『自分の蹴り足で、自分の後頭部を蹴っ飛ばすくらい大きく蹴りなさい!』
と言ったこともあったそうである」
「人間の骨格上、そんなことは出来ないけど(笑)、そのくらい大きなイメージで技を創りなさいってたとえ話だよね」
「整体も同じ。
仰向けに寝ている受け手の足先を持って、前後に身体を揺らすというシンプルな技がある。
このとき施術者が、相手の腰や胸までしか見ていない=意識していないと、頭の方まで揺れが伝わりにくい。
反対に、頭を突き抜けて、ずっと揺れが伝わっていくイメージで揺らすと、全身がよく揺れる。
これもイメージが技の効く範囲を決めるという一例」
「整体で、受け手の身体に『どのくらい深くまで』効かせるか?
もイメージが決めるもんね。
自分一人でやる体操も同じ。形がキレイに出来ていても、表面の筋肉にしか刺激が届いていないんじゃ、あまり身体は変わらないもんね」
「古久澤先生の著書『しあわせを引き寄せるカラダ』に出てくる『ウサギとカメ』の話も、イメージのたとえ話ともいえる。
ウサギは『もう勝負はついた』と勝手に判断して=限界を自分で設定、昼寝していたから、遠くのゴールを見据えて歩き続けたカメに負けてしまった」
「スワイショウで
『目を閉じないで、遠くの一点を見つめる意識で行いなさい』
って教えるのも、大きなイメージを描ける心身を創るためだもんね」
「相談者さんについて氣になるのは、『決めたことをやり通せたことがない』という点。
積極性だけではなく、根氣・ねばり強さにも欠けるということだから」
「ねばり強さは腸だよね。
まずは16時間酵素断食=朝食抜きで、腸を浄化すること。
お米や味噌・タクアン・納豆などの発酵食品も腸に力をつけてくれるし。
体操としては、定番の正座仰向け万歳。下垂した胃腸を引き上げてくれちゃう。

正座がきつい人は、割座(わりざ)=足先をお尻の外に出す でもOK」
「凡人が何事かを成すには、決めたことをやり続けるしかない。
それこそカメの歩みのごとく」
「でも、たいていの人は中途でやめちゃうもんね。
ダイエットするぞ!って決意しても、食欲の誘惑に負けちゃう。
ひとつ、外国語を勉強しようと思っても、三日坊主でやめちゃう。
人にやさしくなろうと決めても、一週間もすれば、元の自己中に戻っちゃうって具合。
つまり、凡人=タダの人にさえ、なれていないってこと?」
「厳しく言えばね。チンパンも自分の人生で、中途でやめたことはたくさんある。
そのたびに自己信頼が失われる。だからますます成功から遠ざかる。
もちろん、本当に熟慮して、やめると決意した場合は別だけど。
たいていは一時の興奮や成り行きで初めて、醒めたらいつの間にやらやめてしまう。
ずっとその繰り返し。
反対に言えば、決めたことの何割かでも継続できたら、たいていの分野で抜きんでた存在になれるだろう。
他人からも信頼される筈」
「繰り返しは宇宙の魔法だもんね。
チンパン君も、ブリージングストレッチは10年以上続けているもんね。
ブログも『チンパンのブログ』時代から、6年半続けてるし。
それが無かったら、本当にただの猿だよ(笑)」
「立ち上げて、継続し、いよいよゴール直前という段階になって、落とし穴がやって来ることが多い。
断食でも、体質改善の手前まで来ているのに、病氣の原因になったモノが無性に食べたくなると言う。
某アルコール依存症の芸能人は、酒をやめたら回復の可能性があったのに、隠れて飲み続けて命を落とした。
ある政治家は、病院の枕の下に、おまんじゅうやプリンなどの、禁止されていた甘いモノをむさぼり食って、鬼籍に入った」
「宿便が出ちゃうと、そういう欲望は消えちゃうらしいけどね。
夜明け前の闇が一番暗い。
変わりたくない!って潜在意識が抵抗するのかもね。
パスモが導入される以前に、古久澤先生が駅で切符の券売機に並んでいたら、前のおばあちゃんが『出ない、出ない!』って叫んで、何回もボタンを押していたんだよね」
「実は入れたお金が10円足りなかったから当たり前。
古久澤先生が教えてあげたから、おばあちゃんは無事切符を買えた。
『体操や食事法を毎日やっているのに、改善しません!』
って訴える人も、このおばあちゃんと同じだと、先生は説明されたことがある。
身体にいいことをやり続けるのは、券売機に硬貨を投入し続けるようなもの。
入れたお金が運賃の額に達するまでは、いくらボタンを押したって切符は出ない。
最後の10円を投入した瞬間に、切符が出てくる=ガラッと変わる。
体質改善も同じ」
「だから指導者は、少なくとも基本の全プロセス・理念を最初から生徒に説明しておく責任があるよね。
生徒も知っておくべき。
自分が今、どの位置に居るか分かれば、無用に焦らなくなるもんね」
「つまり<知の力>も大事だということ。
そして身体=内臓で言えば、最後の詰めが甘い人は、やっぱり肝臓が弱い。
実は爪も弱い。ダジャレみたいだけど、爪=詰め」
「爪を創っているのは肝臓だもんね。
やっぱり体操で、右の体側を伸ばすことが必要ってわけか」
「これも陰陽だけど、最後の詰めをしくじるのは、成果を受け取ることを、本音では拒否するからという面がある」
「しあわせになるのが怖いってこと?確かに居るよね、そういうタイプ」
「受け取る力は陰の力。
先に述べたように、左半身=左の体側は受信を受け持つ。
だから左の体側もしっかり伸ばそう。
そしてセルフイメージを変えるには、やはりイメージングが超重要。
これについてはまた別の機会に」
「イメージングも、ブリージングストレッチの基本に入ってるもんね」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、好物のおイモをゲットして、ご満悦のボクです。
万一にも逃さないように、爪でガッチリとおイモを押さえています。
文字通り万全の詰めです(笑)。
実は内臓で言うと、受け取る役目は肺にもあるんですが、詳しくはいずれチンパン君が話してくれるでしょう。
ボクのコメントはあくまでワン!ポイントなので悪しからず。
それではいただきま~す!
つづく
どうすれば改善できるでしょう?
それでもボクは成功したい」
「やる氣を出すには、体側を伸ばすことだよね。特に右の体側。
肝臓も右にあるし。肝臓はモノゴトを立ち上げる力を受け持つ内臓だもんね。
人の身体は陰陽の統一体。左は陰性で受信。右は陽性で発信。
その意味でも、右の体側伸ばしは重要だし」
「そのとおり。特に5月病対策としても、胸郭へのアプローチと並んで、体側を伸ばすこと」
「5月は呼吸器の季節だしね。
一に胸郭、二に体側。胸郭については、先週の記事で詳しく取り上げたので、そちらをお読みください。
今回は体側。
肋骨側面には、一次呼吸筋(いちじこきゅうきん)がいっぱいあるもん」
「呼吸が浅い人は、肩や喉で呼吸している。
胸と体側の筋肉がほぐれれば、胸で深い呼吸が出来るようになる。
正座から右横座りになって、両手を組んで万歳すると、右側の体側がストレッチされる。

いったん真ん中に戻る。かならず中心となるニュートラルポジションを確認。
左側に横座りになって万歳。
これを何回か繰り返すと、確実に呼吸が深くなっている。
感情も安定してくる。体側は感情が溜まるラインだから。ヨガでもカルマは体側に溜まると教えている」
「猫の伸びのポーズもいいよね。
四つんばいで片手を前に出して息を吸って、吐きながらお辞儀。


顔と前腕、腋と床がピッタリつくのが理想」
「もちろん無理する必要は全然ない。
このポーズ自体がきつい人は、仰向けに寝て片手万歳して両膝を立てる。

膝を倒してトントンやれば、猫の伸びのポーズと同じ刺激になる」

「世の中では、腹式呼吸がいい呼吸だと思っている人が多いけど、そもそも息は胸にしか入らないもんね。
横隔膜が下がるから、お腹で息をしているように見えるだけ」
「もちろん、横隔膜の操作=いわゆる腹式呼吸にも意味がある。
しかし、まずは胸郭で深い呼吸が出来る身体になるのが先決。
その次の段階として、胸式呼吸と腹式呼吸を使い分けたり、融合させていく。
もちろん、かなり上級レベルの話なので詳しい説明はカット」
古久澤先生のメルマガとブログに学んで、呼吸を変えよう!
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「5月で刺激すべき第三の部位は、太腿の裏側だよね。ここも呼吸器につながっているから」
「そのとおり。
太腿裏をストレッチするには、クロス前屈などがいい。
右足を伸ばし、もう左足を膝でクロスさせて重ねる。

右手で上から右足先をつかみ、左手を小指側に引っ掛けて、息を吸いながら上体を反らす。

吐きながら上体を倒していく。無理に深く曲げなくていいが、背中を丸めないよう注意。

太腿裏のハムストリングスがストレッチされる」
「古久澤先生も、『5月こそ足を整えるべき時期』っておっしゃっているもんね。
コツコツ足を手入れすると、今年後半分の貯金が出来ちゃうよね」
「特に積極性をつけるには、太腿の裏側は重要。
太腿裏のハムストリングスは、アクセルの筋肉。
太腿前面の、大腿四頭筋はブレーキの筋肉。
だから太腿裏の筋肉が発達すると、自然に行動力がつく。
ハムストリングスは腸腰筋にもつながっているから、身体の動きの質を上げるためにも、太腿裏は重要」
「以上で、相談者さんへの回答はバッチリ?」
「身体を整えても、最後に頭がブレーキをかける場合がある。
『どうせ自分なんか』と言うマイナス思考がクセになっている人は、セルフイメージ=自分が自分をどう思っているか?を変えないと、本当の意味での積極人間にはなれない。
無意識のうちにブレーキをかけてしまっている場合もある」
「そっちの方が問題かもね。
仕事でも、年頭に
『今年は6月中に、売り上げ1千万円を達成するぞ~!』
って具合にアファメーション=宣言する人・会社が多いよね。
実際に6月に売り上げが1千万円達成できれば、アファメーション成功!ってみんな喜ぶけど、実は目に見えない落とし穴があるんだよね」
「潜在意識は常に『否定』の部分を受け取る。
6月中に売り上げ1千万円達成する=6月までは、達成できない という具合に。
もしそんなアファメーションをしなかったら、3月とか4月の段階で1千万円の売り上げに成功したかも知れない」
「こうした無意識のブレーキを、時間をかけて外していくのがスワイショウ。時間がかかる分安全だよね。
一瞬で外しちゃうのが、いわゆる火事場の馬鹿力だよね。ピンチの時に自分でもビックリの能力が出ちゃう。
武道やヨガには、そのための稽古法があるらしいね。危険も伴うみたいだけど」
「昭和50年ころに、地方の小学校で本当にあった話を紹介しよう。
放課後、ある男子生徒が体育館で遊ぼうと、入口から駆け込んだ。
入口のサッシがしまっていたが、薄暗かったので、男の子は氣づかずそのまま全速力で突っ込んだ。
大音響が発して、サッシが割れた」
「え~っ、大けがしたんじゃないの?」
「知らせを受けた担任が飛んで行ったら、サッシがちょうど人の形=大の字に穴が開いていたと言う。
あまりの勢いで突っ込んだせいで、男の子はケガ一つしていなかった。
武道の試し割りでも、キレイに板やブロックが割れる時は、あまり痛くないし、ケガしない。
担任は『子どもってすげえな~』と感心したそうである」
「一種の壁抜けみたいなもんだね(笑)」
「男子生徒の頭には、サッシ=障害物の存在が、露ほども存在しなかった。
あるのは『早く体育館で遊びたい!』の一念だった筈。
身体の方も骨盤・仙骨がマックスに締まっていたのであろう」
「まあ、男の子って、時々そのくらいアホになるもんね(笑)」
「アホほど強いものはない。
その男子生徒も、サッシがあったことを知っていたら、怖くてできなかった筈。
もう一度やってみろと言われても、おそらく無理。
この笑い話のようなエピソードには、仕事や整体・武道・体操などに活用できる真理が含まれている」
「イメージを大きく持て!ってことだね」
「そのとおり。大山倍達という空手の先生は、弟子に蹴りを教えるとき
『自分の蹴り足で、自分の後頭部を蹴っ飛ばすくらい大きく蹴りなさい!』
と言ったこともあったそうである」
「人間の骨格上、そんなことは出来ないけど(笑)、そのくらい大きなイメージで技を創りなさいってたとえ話だよね」
「整体も同じ。
仰向けに寝ている受け手の足先を持って、前後に身体を揺らすというシンプルな技がある。
このとき施術者が、相手の腰や胸までしか見ていない=意識していないと、頭の方まで揺れが伝わりにくい。
反対に、頭を突き抜けて、ずっと揺れが伝わっていくイメージで揺らすと、全身がよく揺れる。
これもイメージが技の効く範囲を決めるという一例」
「整体で、受け手の身体に『どのくらい深くまで』効かせるか?
もイメージが決めるもんね。
自分一人でやる体操も同じ。形がキレイに出来ていても、表面の筋肉にしか刺激が届いていないんじゃ、あまり身体は変わらないもんね」
「古久澤先生の著書『しあわせを引き寄せるカラダ』に出てくる『ウサギとカメ』の話も、イメージのたとえ話ともいえる。
ウサギは『もう勝負はついた』と勝手に判断して=限界を自分で設定、昼寝していたから、遠くのゴールを見据えて歩き続けたカメに負けてしまった」
「スワイショウで
『目を閉じないで、遠くの一点を見つめる意識で行いなさい』
って教えるのも、大きなイメージを描ける心身を創るためだもんね」
「相談者さんについて氣になるのは、『決めたことをやり通せたことがない』という点。
積極性だけではなく、根氣・ねばり強さにも欠けるということだから」
「ねばり強さは腸だよね。
まずは16時間酵素断食=朝食抜きで、腸を浄化すること。
お米や味噌・タクアン・納豆などの発酵食品も腸に力をつけてくれるし。
体操としては、定番の正座仰向け万歳。下垂した胃腸を引き上げてくれちゃう。

正座がきつい人は、割座(わりざ)=足先をお尻の外に出す でもOK」
「凡人が何事かを成すには、決めたことをやり続けるしかない。
それこそカメの歩みのごとく」
「でも、たいていの人は中途でやめちゃうもんね。
ダイエットするぞ!って決意しても、食欲の誘惑に負けちゃう。
ひとつ、外国語を勉強しようと思っても、三日坊主でやめちゃう。
人にやさしくなろうと決めても、一週間もすれば、元の自己中に戻っちゃうって具合。
つまり、凡人=タダの人にさえ、なれていないってこと?」
「厳しく言えばね。チンパンも自分の人生で、中途でやめたことはたくさんある。
そのたびに自己信頼が失われる。だからますます成功から遠ざかる。
もちろん、本当に熟慮して、やめると決意した場合は別だけど。
たいていは一時の興奮や成り行きで初めて、醒めたらいつの間にやらやめてしまう。
ずっとその繰り返し。
反対に言えば、決めたことの何割かでも継続できたら、たいていの分野で抜きんでた存在になれるだろう。
他人からも信頼される筈」
「繰り返しは宇宙の魔法だもんね。
チンパン君も、ブリージングストレッチは10年以上続けているもんね。
ブログも『チンパンのブログ』時代から、6年半続けてるし。
それが無かったら、本当にただの猿だよ(笑)」
「立ち上げて、継続し、いよいよゴール直前という段階になって、落とし穴がやって来ることが多い。
断食でも、体質改善の手前まで来ているのに、病氣の原因になったモノが無性に食べたくなると言う。
某アルコール依存症の芸能人は、酒をやめたら回復の可能性があったのに、隠れて飲み続けて命を落とした。
ある政治家は、病院の枕の下に、おまんじゅうやプリンなどの、禁止されていた甘いモノをむさぼり食って、鬼籍に入った」
「宿便が出ちゃうと、そういう欲望は消えちゃうらしいけどね。
夜明け前の闇が一番暗い。
変わりたくない!って潜在意識が抵抗するのかもね。
パスモが導入される以前に、古久澤先生が駅で切符の券売機に並んでいたら、前のおばあちゃんが『出ない、出ない!』って叫んで、何回もボタンを押していたんだよね」
「実は入れたお金が10円足りなかったから当たり前。
古久澤先生が教えてあげたから、おばあちゃんは無事切符を買えた。
『体操や食事法を毎日やっているのに、改善しません!』
って訴える人も、このおばあちゃんと同じだと、先生は説明されたことがある。
身体にいいことをやり続けるのは、券売機に硬貨を投入し続けるようなもの。
入れたお金が運賃の額に達するまでは、いくらボタンを押したって切符は出ない。
最後の10円を投入した瞬間に、切符が出てくる=ガラッと変わる。
体質改善も同じ」
「だから指導者は、少なくとも基本の全プロセス・理念を最初から生徒に説明しておく責任があるよね。
生徒も知っておくべき。
自分が今、どの位置に居るか分かれば、無用に焦らなくなるもんね」
「つまり<知の力>も大事だということ。
そして身体=内臓で言えば、最後の詰めが甘い人は、やっぱり肝臓が弱い。
実は爪も弱い。ダジャレみたいだけど、爪=詰め」
「爪を創っているのは肝臓だもんね。
やっぱり体操で、右の体側を伸ばすことが必要ってわけか」
「これも陰陽だけど、最後の詰めをしくじるのは、成果を受け取ることを、本音では拒否するからという面がある」
「しあわせになるのが怖いってこと?確かに居るよね、そういうタイプ」
「受け取る力は陰の力。
先に述べたように、左半身=左の体側は受信を受け持つ。
だから左の体側もしっかり伸ばそう。
そしてセルフイメージを変えるには、やはりイメージングが超重要。
これについてはまた別の機会に」
「イメージングも、ブリージングストレッチの基本に入ってるもんね」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、好物のおイモをゲットして、ご満悦のボクです。
万一にも逃さないように、爪でガッチリとおイモを押さえています。
文字通り万全の詰めです(笑)。
実は内臓で言うと、受け取る役目は肺にもあるんですが、詳しくはいずれチンパン君が話してくれるでしょう。
ボクのコメントはあくまでワン!ポイントなので悪しからず。
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