5月病対策には、胸を開こう!
- 2015/05/10
- 08:00
「最近、古傷が痛んだり、昔の悩みがぶり返したりします。
お医者さんに相談しても『5月病ですね』と痛み止めをくれるだけです。
改善の方法は無いでしょうか?
青い風が今、胸のドアを叩いても」
「風薫る5月は暑からず寒からずで、最も過ごしやすい時期。
それなのに5月病でユウウツになる人が多いのは、なぜなんだろう?」
「自然の『出す』『開く』勢いと同調するため。
風は天地の息吹。
それに呼応して、ミクロコスモスである人体の呼吸も勢いづく。
4月は生殖器の時期だったけど、5月は呼吸器の季節。
初夏は、夏に向かって勢いよく骨格を開いていく時期。
開く過程で、いままでため込んでいるものがドンドン出る。
痛みや悩みのぶり返しになることもしばしば。
それが5月病の正体」
「4月は入学・入社・職場移動の時期だから、脳も緊張モード。
5月になると、少し慣れてくるから、反動で余計緩んじゃうのかもね」
古久澤先生のメルマガとブログには、季節に応じた健康ライフの知恵がいっぱい。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「だから5月のポイントは『呼吸の館』である胸に弾力・開閉力をつけること。
胸が固いと、身体が出したがっているのに、内部で引っかかって、余計苦しくなる。
ブリージングの教室でよくやっているのは、中指を引っ掛けて後頭部で綱引きする体操。
膝立ちになって、中指を引っ掛けると、胸が開いて肩背部(けんぱいぶ)=肩甲骨の間 が収縮する。

肩背部は、一番意識が届きにくい位置。そこをあえて刺激する」
「膝立ちになるのもミソなんだよね。
人は膝立ちになった時、反り腰でも猫背でもない、ちょうどいいポジションに上体が来るもんね。
反り腰も腰を痛めたり、坐骨神経痛の元になっちゃう。
猫背は呼吸が浅くなるし、氣持ちも悲観的になるもんね」
「人は猫背にならないと、悲観的な氣持ちになれない。
形には力がある。猫背は『不幸を引き寄せるカラダ』と言っていいので、ぜひ治すべき」
「チンパン君もブリージング入会当初はすごい猫背だったけど、だいぶ治ったもんね」
「中指同士を引っ掛けたつな引きも、猫背矯正に効果がある。

中指は背骨だから。どの指を引っ掛けるかでも、身体への刺激は変わってくる。
指を離したら、息を吐きながら、両手を大きく開いて体側より後ろに持っていく。
手首は出来るだけ反らせる」

「手首が反らしにくいのは、前腕が緊張しているからだよね。
前腕の緊張も猫背の原因になっちゃう」
「手を戻して掌を見ると、真っ赤になっている。良質な赤血球が集まって来た証拠。
血を思い通りの部位に集められるようになるほど、身体は健康になって行く」
「前腕の緊張をほぐすと、更にいい状態になるよね。
右前腕をほぐしたいときは、四つんばいになって、左膝で右手首、手首と肘の中間、肘の付け根近くを圧迫。

写真の体勢から、更に深くお辞儀して、床にオデコをつけちゃってOK。より体重がかかるから。
日本人は右前腕が固い人が多いもんね。
利き腕が右利きの人が多いから」
「そのとおり。右腕の酷使以外にも、過食も原因。
日本人の肝臓は解毒で大忙し。肝臓疲労が、右前腕の固さとなって表れている。
右前腕の筋肉は、胸の筋肉と連動しているので、前腕がほぐれれば胸も柔らかくなる。
呼吸も深まり、精神的にもリラックスする。うつ病の人は前腕がカチカチ。
もちろん、左前腕のほぐし方もやり方は同じ」
「四つんばいで、右手を肩の高さで横に伸ばして、体重をかけて行くストレッチもいいよね。

腕を横に伸ばした姿勢で、胴体を捻じって天井を向き、息を吐きながらそのまま右胸を床に着けちゃう。

右肺の呼吸も深まるし、右肩甲骨がほぐれれば、肝臓も休まるし。
この体操は猫背矯正にもなるもんね」
「ただし、年輩の人は、肩が痛くて四つんばいになれない場合がある。
その場合は仰向けに寝て、右腕を肩の位置で横に伸ばして、両膝を立てる。

次に両膝を左に倒してトントンと揺らす。

この刺激で右胸が開いていく。痛みなく、近い効果が得られる。
基本のストレッチは、正しい形をつくることが目的ではない。
筋肉のコリをほぐすことが目的で、体操のフォームはその手段に過ぎない」
「だから原理さえ押さえていれば、形はどんどん変えて構わないってことだね。
無理は禁物ってことか」
「そもそも5月病になったのは、過去にため込んできた無理や、負の感情を、身体が出そうとしているから。
マイナスの感情は、すべて筋肉にプールされている。
その蓄積が、筋肉のコリや固さとなって表れる。
更に進行すると、痛みや症状になる」
「症状即療法(しょじょうそくりょうほう)。ピンチはチャンスだから、薬とかで症状を押さえない方がいいよね。
よほど痛みに耐えかねた場合は別だけど。
出口をふさぎ続けると、いつか大病という形で毒出しするしかなくなるもんね」
「そういうこと。胸周りの筋肉を緩め、呼吸を深めれば、一時的には症状がきつくなる場合さえある=好転反応。
しかし、それも今までの自分の生き方の通信簿だと思って、受け止めよう」
「歌手のYUKIも、『喜びの種』って歌の中で、
『与えられたのなら、受け止めよう』って歌ってるしね。
自分が自分の整体師になったつもりで、体操しながら筋肉とじっくり対話することだよね。
言いたいだけ言わせてあげれば、身体は納得してくれるハズ」
「『ジョジョの奇妙な冒険』と言う、超能力バトルマンガがある。
チンパンのお氣に入りキャラは、岸部露伴(きしべ・ろはん)と言う、マンガ家の超能力者。
露伴は『天国への扉(ヘブンズ・ドアー)』と言う超能力を持っている」
「どんな超能力なの?」
「他人を本にして、ページをめくるようにして、ドンドンその人の経歴を読み取っていく能力。
整体師が筋肉の表層から深層にアプローチして、患者の歪みの歴史をリサーチして行く姿を彷彿とさせる。
セラピストが患者の心を探っていく様子にも似ているけれど。
更に露伴は、本になった人のページに情報を『書き込み』することによって、相手の心身をコントロールさえすることが出来る。
腕のいい整体師も、患者の身体を良くも悪くも操作できると言う。
心の専門家も、相手の心をコントロールできる。悪い方に使うと洗脳。良い方に使うと『導き』になる。
最近チンパンは、体操するときは、自分の身体に『天国への扉』をほどこすイメージでやっている」
「自分の身体を本に見立てて読み取っている訳ね」
「イメージの遊びは無限なので、工夫次第で飽きることはない。
胸の開閉力の話に戻ると、更に弾力をつけるには、定番の胸バウンドがいい。四つんばいで胸を上下させる。
額が床につくかつかないかの距離まで、小さく胸を上下させる。

肘が自分の胴体側に倒れてくると、効きが弱くなるので注意」
「胸を塊のように上下させるんじゃなくて、アメーバーのように胸が収縮する感覚で出来るといいらしいけど、なかなか難しいよね」
「四つんばいで物足りない人は、足を伸ばして腕立て伏せのフォームでやってもいい。
ただし腕の曲げ伸ばし運動ではなく、胸の開閉という意識で行うよう注意。
更に肩甲骨に効かせたい人は、指先を外に向けて両手の甲を床につける。

その姿勢で胸バウンド。手首・肘関節・肩関節の3つ全てを直角にキープ」
「ぎゃあ~!きついよ~」
「しかしこの体操で各関節に溜まったスス=老廃物が取れる。
手首や肩、首のコリも解消される。
関節が柔らかくなるので、武道や格闘技の関節技もかかりにくくなる。
もちろん肩甲骨が柔らかくなった分、呼吸も深まる」
「5月に胸と並んで刺激すべきは、体側(たいそく)と太腿裏だよね。
肋骨側面には、一次呼吸筋(いちじこきゅうきん)がいっぱいあるもん」
「呼吸が浅い人は、肩や喉で呼吸している。
胸と体側の筋肉がほぐれれば、胸郭で深い呼吸が出来るようになる。
太腿の裏側もまた呼吸器。組手で太腿裏を踏んでもらうだけでも、呼吸は確実に深くなる。
受け手はうつ伏せに寝て、パートナーは足元に立って膝から先を床から持ち上げる。
そして太腿を付け根から膝の近くまで、足裏で踏んでいく。

パートナーは踏む足と同側の足で踏む。
常に踏む足が自分の顎の下に来るように意識すると、バランスを保ちやすい」
「上手に踏むと、受け手の背中が呼吸に合わせて、大きく振幅するようになるもんね。
呼吸が深まった証拠だよ」
「更に、太腿裏は発汗ライン。
5月こそ大量に汗をかく時期。
半身浴も積極的にやろう」
「冬場の半身浴は、汗と一緒に身体の滋養(じよう)も出ちゃうから、汗をかくまでやっちゃいけなかった。
でも5月は大いに汗をかくべきだよね」
「そのとおり。汗には体温調節と、体毒を出すための毒がある。
夏場の汗はほとんど体温調節。
体毒を出すための汗は、寝汗でかくか、背骨を捻じる体操=とてもきつい をやるしかない」
「でも、5月は季節の勢いを借りられるから、太腿裏をほぐすだけで、かなり体毒排泄の汗がかけるんだよね」
「正解。朝に半身浴をやっても、5月は弊害なし。
体側と太腿裏の刺激法については、まだまだ話すべきことが多いけれど、長くなるので今回はここまで」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真はこの春先に2歳の誕生日を迎えた、ボクのお誕生日ケーキです。
とっても美味しかったです。
人にも、犬にも歴史あり。生きて行く過程で色んなモノをため込み、清算しきれていません。
それが痛みや悩みの原因になります。
5月と言う季節を利用して、呼吸器を強くし、過去のマイナスを風の中に吹き飛ばしましょう。
本当に呼吸が深くなれば、何が起こっても、風が吹き抜けて行くように、後に残らない身体になれるようです。
みなさんも、そういう身体を目指してみませんか~?
つづく
お医者さんに相談しても『5月病ですね』と痛み止めをくれるだけです。
改善の方法は無いでしょうか?
青い風が今、胸のドアを叩いても」
「風薫る5月は暑からず寒からずで、最も過ごしやすい時期。
それなのに5月病でユウウツになる人が多いのは、なぜなんだろう?」
「自然の『出す』『開く』勢いと同調するため。
風は天地の息吹。
それに呼応して、ミクロコスモスである人体の呼吸も勢いづく。
4月は生殖器の時期だったけど、5月は呼吸器の季節。
初夏は、夏に向かって勢いよく骨格を開いていく時期。
開く過程で、いままでため込んでいるものがドンドン出る。
痛みや悩みのぶり返しになることもしばしば。
それが5月病の正体」
「4月は入学・入社・職場移動の時期だから、脳も緊張モード。
5月になると、少し慣れてくるから、反動で余計緩んじゃうのかもね」
古久澤先生のメルマガとブログには、季節に応じた健康ライフの知恵がいっぱい。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「だから5月のポイントは『呼吸の館』である胸に弾力・開閉力をつけること。
胸が固いと、身体が出したがっているのに、内部で引っかかって、余計苦しくなる。
ブリージングの教室でよくやっているのは、中指を引っ掛けて後頭部で綱引きする体操。
膝立ちになって、中指を引っ掛けると、胸が開いて肩背部(けんぱいぶ)=肩甲骨の間 が収縮する。

肩背部は、一番意識が届きにくい位置。そこをあえて刺激する」
「膝立ちになるのもミソなんだよね。
人は膝立ちになった時、反り腰でも猫背でもない、ちょうどいいポジションに上体が来るもんね。
反り腰も腰を痛めたり、坐骨神経痛の元になっちゃう。
猫背は呼吸が浅くなるし、氣持ちも悲観的になるもんね」
「人は猫背にならないと、悲観的な氣持ちになれない。
形には力がある。猫背は『不幸を引き寄せるカラダ』と言っていいので、ぜひ治すべき」
「チンパン君もブリージング入会当初はすごい猫背だったけど、だいぶ治ったもんね」
「中指同士を引っ掛けたつな引きも、猫背矯正に効果がある。

中指は背骨だから。どの指を引っ掛けるかでも、身体への刺激は変わってくる。
指を離したら、息を吐きながら、両手を大きく開いて体側より後ろに持っていく。
手首は出来るだけ反らせる」

「手首が反らしにくいのは、前腕が緊張しているからだよね。
前腕の緊張も猫背の原因になっちゃう」
「手を戻して掌を見ると、真っ赤になっている。良質な赤血球が集まって来た証拠。
血を思い通りの部位に集められるようになるほど、身体は健康になって行く」
「前腕の緊張をほぐすと、更にいい状態になるよね。
右前腕をほぐしたいときは、四つんばいになって、左膝で右手首、手首と肘の中間、肘の付け根近くを圧迫。

写真の体勢から、更に深くお辞儀して、床にオデコをつけちゃってOK。より体重がかかるから。
日本人は右前腕が固い人が多いもんね。
利き腕が右利きの人が多いから」
「そのとおり。右腕の酷使以外にも、過食も原因。
日本人の肝臓は解毒で大忙し。肝臓疲労が、右前腕の固さとなって表れている。
右前腕の筋肉は、胸の筋肉と連動しているので、前腕がほぐれれば胸も柔らかくなる。
呼吸も深まり、精神的にもリラックスする。うつ病の人は前腕がカチカチ。
もちろん、左前腕のほぐし方もやり方は同じ」
「四つんばいで、右手を肩の高さで横に伸ばして、体重をかけて行くストレッチもいいよね。

腕を横に伸ばした姿勢で、胴体を捻じって天井を向き、息を吐きながらそのまま右胸を床に着けちゃう。

右肺の呼吸も深まるし、右肩甲骨がほぐれれば、肝臓も休まるし。
この体操は猫背矯正にもなるもんね」
「ただし、年輩の人は、肩が痛くて四つんばいになれない場合がある。
その場合は仰向けに寝て、右腕を肩の位置で横に伸ばして、両膝を立てる。

次に両膝を左に倒してトントンと揺らす。

この刺激で右胸が開いていく。痛みなく、近い効果が得られる。
基本のストレッチは、正しい形をつくることが目的ではない。
筋肉のコリをほぐすことが目的で、体操のフォームはその手段に過ぎない」
「だから原理さえ押さえていれば、形はどんどん変えて構わないってことだね。
無理は禁物ってことか」
「そもそも5月病になったのは、過去にため込んできた無理や、負の感情を、身体が出そうとしているから。
マイナスの感情は、すべて筋肉にプールされている。
その蓄積が、筋肉のコリや固さとなって表れる。
更に進行すると、痛みや症状になる」
「症状即療法(しょじょうそくりょうほう)。ピンチはチャンスだから、薬とかで症状を押さえない方がいいよね。
よほど痛みに耐えかねた場合は別だけど。
出口をふさぎ続けると、いつか大病という形で毒出しするしかなくなるもんね」
「そういうこと。胸周りの筋肉を緩め、呼吸を深めれば、一時的には症状がきつくなる場合さえある=好転反応。
しかし、それも今までの自分の生き方の通信簿だと思って、受け止めよう」
「歌手のYUKIも、『喜びの種』って歌の中で、
『与えられたのなら、受け止めよう』って歌ってるしね。
自分が自分の整体師になったつもりで、体操しながら筋肉とじっくり対話することだよね。
言いたいだけ言わせてあげれば、身体は納得してくれるハズ」
「『ジョジョの奇妙な冒険』と言う、超能力バトルマンガがある。
チンパンのお氣に入りキャラは、岸部露伴(きしべ・ろはん)と言う、マンガ家の超能力者。
露伴は『天国への扉(ヘブンズ・ドアー)』と言う超能力を持っている」
「どんな超能力なの?」
「他人を本にして、ページをめくるようにして、ドンドンその人の経歴を読み取っていく能力。
整体師が筋肉の表層から深層にアプローチして、患者の歪みの歴史をリサーチして行く姿を彷彿とさせる。
セラピストが患者の心を探っていく様子にも似ているけれど。
更に露伴は、本になった人のページに情報を『書き込み』することによって、相手の心身をコントロールさえすることが出来る。
腕のいい整体師も、患者の身体を良くも悪くも操作できると言う。
心の専門家も、相手の心をコントロールできる。悪い方に使うと洗脳。良い方に使うと『導き』になる。
最近チンパンは、体操するときは、自分の身体に『天国への扉』をほどこすイメージでやっている」
「自分の身体を本に見立てて読み取っている訳ね」
「イメージの遊びは無限なので、工夫次第で飽きることはない。
胸の開閉力の話に戻ると、更に弾力をつけるには、定番の胸バウンドがいい。四つんばいで胸を上下させる。
額が床につくかつかないかの距離まで、小さく胸を上下させる。

肘が自分の胴体側に倒れてくると、効きが弱くなるので注意」
「胸を塊のように上下させるんじゃなくて、アメーバーのように胸が収縮する感覚で出来るといいらしいけど、なかなか難しいよね」
「四つんばいで物足りない人は、足を伸ばして腕立て伏せのフォームでやってもいい。
ただし腕の曲げ伸ばし運動ではなく、胸の開閉という意識で行うよう注意。
更に肩甲骨に効かせたい人は、指先を外に向けて両手の甲を床につける。

その姿勢で胸バウンド。手首・肘関節・肩関節の3つ全てを直角にキープ」
「ぎゃあ~!きついよ~」
「しかしこの体操で各関節に溜まったスス=老廃物が取れる。
手首や肩、首のコリも解消される。
関節が柔らかくなるので、武道や格闘技の関節技もかかりにくくなる。
もちろん肩甲骨が柔らかくなった分、呼吸も深まる」
「5月に胸と並んで刺激すべきは、体側(たいそく)と太腿裏だよね。
肋骨側面には、一次呼吸筋(いちじこきゅうきん)がいっぱいあるもん」
「呼吸が浅い人は、肩や喉で呼吸している。
胸と体側の筋肉がほぐれれば、胸郭で深い呼吸が出来るようになる。
太腿の裏側もまた呼吸器。組手で太腿裏を踏んでもらうだけでも、呼吸は確実に深くなる。
受け手はうつ伏せに寝て、パートナーは足元に立って膝から先を床から持ち上げる。
そして太腿を付け根から膝の近くまで、足裏で踏んでいく。

パートナーは踏む足と同側の足で踏む。
常に踏む足が自分の顎の下に来るように意識すると、バランスを保ちやすい」
「上手に踏むと、受け手の背中が呼吸に合わせて、大きく振幅するようになるもんね。
呼吸が深まった証拠だよ」
「更に、太腿裏は発汗ライン。
5月こそ大量に汗をかく時期。
半身浴も積極的にやろう」
「冬場の半身浴は、汗と一緒に身体の滋養(じよう)も出ちゃうから、汗をかくまでやっちゃいけなかった。
でも5月は大いに汗をかくべきだよね」
「そのとおり。汗には体温調節と、体毒を出すための毒がある。
夏場の汗はほとんど体温調節。
体毒を出すための汗は、寝汗でかくか、背骨を捻じる体操=とてもきつい をやるしかない」
「でも、5月は季節の勢いを借りられるから、太腿裏をほぐすだけで、かなり体毒排泄の汗がかけるんだよね」
「正解。朝に半身浴をやっても、5月は弊害なし。
体側と太腿裏の刺激法については、まだまだ話すべきことが多いけれど、長くなるので今回はここまで」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真はこの春先に2歳の誕生日を迎えた、ボクのお誕生日ケーキです。
とっても美味しかったです。
人にも、犬にも歴史あり。生きて行く過程で色んなモノをため込み、清算しきれていません。
それが痛みや悩みの原因になります。
5月と言う季節を利用して、呼吸器を強くし、過去のマイナスを風の中に吹き飛ばしましょう。
本当に呼吸が深くなれば、何が起こっても、風が吹き抜けて行くように、後に残らない身体になれるようです。
みなさんも、そういう身体を目指してみませんか~?
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