言葉をストレッチすれば、ますますしあわせになれる
- 2015/02/08
- 00:00
「口が悪いため、人間関係のトラブルが絶えません。
反省しても、またすぐやらかしてしまいます。
やっぱり身体に原因があるんでしょうか?
言葉使いを良くするメソッドがあったら教えて下さい。
口は災いの元」
「ある意味、人生は口で決まるよね。
まず、口から何を入れるかで、体質が変わって行っちゃう」
「食べ物は身体の材料だから、当然。
だから先週の記事では、口から入れるモノ=食べ物の話をたくさんした」
「でも、口から何を出すか=どんな言葉を発するか?もすごく大切だよね」
「そのとおり。キリストも、
『私たちの口から入れたモノは、私たちを汚さない。口から発する言葉こそが、私たちを汚すのだ』
と聖書で語っている。
だから今日は言葉のストレッチがテーマ」
古久澤先生のメルマガとブログには、素敵な言葉がいっぱい。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
ブリージング指導員・鷲沢(わしざわ)先生主催の、『ひまわりストレッチ』では、基本のストレッチ=クリーニング体操を丁寧に勉強します。
会場:竹ノ塚地域学習センター(足立区竹の塚2-25-17)。
次回は平成27年2月11日(水)の午後2時半~4時から教室が開催されます。
問い合わせ先メルアドはこちらです。
himawari.stretch@gmail.com
チンパンもお手伝いとして参加しております。
ぜひ、足立区でお会いしましょう~。
「心身一如(しんしんいちにょ)だから、身体の状態は、当然心に影響するよね。
特に身体のどの部分が、言葉づかいのクセに関わるのかな?」
「よろしくない言葉を発するクセのある人は、首が歪んでいる場合が多い。首は思考の座だから。
思=右脳・イメージで、考=左脳・言語」
「確かに人間って、迷ったり疑っている時は、必ず首が曲がっているもんね。思考は首に出る証拠ってことか」
「いわゆる手癖が悪い人も、首が歪んでいる場合が多い。
首の下部からは、腕への神経が出ているから、首を整えないと根本的には治りづらい」
「思わず言ってしまった、思わず手が出てしまった。その『思わず』こそが本音・本性=潜在意識だもんね。
その本性を支えているのが身体ってわけか」
「相談者さんは、おそらくかなり首が歪んでいるために、口が悪い。
そして、汚い言葉・マイナスの言葉を発することが、ますます首の歪みを助長している。
首が歪むと、性格や言動が悪くなるだけでなく、顔の造形も崩れて行く」
「え~っ、なんで首が歪むと、顔も崩れるの?」
「首が歪んで傾いているほど、顔にアンバランスに重力がかかる。その結果、だんだん顔が崩れて行くというわけ。
顔の造作だけでなく、顔つきまで悪くなって行く。
真っ先に影響を受けるのが目。暗い目や、うつろな目の人で、首がまっすぐに立っている人はいない」
「だからブリージングでは、体操で首を整えるよね。
頭の後ろで両手を組み、掌を後頭部に当てる。
息を吐きながら首を前に倒し、両肘を前に落とすと、首の後ろ側がストレッチされて、頸椎の縮みが取れちゃう。

次に合掌して、指先でアゴを押し上げながら、息をすいつつ顔を反らせる。


この2つの体操で、首の前後の歪みが取れちゃうよね。首は老化と共に、縮んで胴体にめり込んで来るもんね。
それが高血圧、視力や聴力の低下、頭痛などの原因になっちゃう」
「首の左右の歪みを取る体操もある。背中で両手を組んで、左腰の近くに引っ掛ける。

右手は腰に残して、左手をこめかみに乗せる。手の重みで首の右側面がストレッチされる。

左も同様に行う。

首の右側面を伸ばすと脳梗塞の予防、左側面は心筋梗塞の予防になる。
他に首を左右に捻じったり、回転させたりするのもいい」
「少し体操に慣れた人なら、アイ~ン!もいいよね。
四つんばいになって、志村けんの『アイ~ン!』のポーズみたいに、息を吸いながら顎を突き出す。

顎を床につけたら、顔=頬を左右交互に床に着けて行く。



顎の下に溜まった老廃物が耳下腺リンパに送り込まれるから、小顔効果もバツグン。
首の捻じれも取れて行くもんね」
「こうした体操で、首がまっすぐになって来ると、志が立ち上がってくる。思考も変わるということ。
身体=首を整えるのと並行して、日頃使う言葉の乱れを正していくことも重要。不幸とは乱れから生じる。
お経などは、良き音の配列を工夫し抜いて創られている。
ブリージングで般若心経や、『私は日々、あらゆる面で、ますます良くなって行く』などのマントラを薦めるのは、<言葉をストレッチする>ため。
肉体のストレッチは重要だけど、それだけだと限界がある。相談者さんにも言葉のストレッチを薦める」
「思考は現実化するっていうけど、言葉も現実化しちゃうもんね=言霊(ことだま)。
特に体操・氣功・断食をやっている人の言葉は、潜在意識に届きやすい=本当に現実化しやすい って、古久澤先生はおっしゃっているよね」
「だからブリージングストレッチに上達するほど、発する言葉には、よくよく氣をつけないといけない。
タイトルは忘れたけど、赤川次郎のショートショートに、こんな話があった。
ヒロインは学生時代に、魔法の日記帳を手に入れた。
『今度のテストで100点が取りたい』とか、『~君とデートしたい』と書くと、必ずその通りになった」
「う~ん、その日記帳の力なのか、ヒロイン自身に超能力があるのか、どちらとも取れるよね。
彼女はその後どうなったの?」
「その後も日記帳に書いたことは、ことごとく実現していった。
志望校に合格し、臨んだ会社に就職。稼ぎが良くて優しい夫もゲット。
子宝にも恵まれ、素敵な家に住める身分になった」
「最高の人生だね。アタシもその日記帳ほしいよ(笑)」
「やがてヒロインは、軽い不眠症にかかった。
ある朝、いつまでたってもヒロインが起きてこないので、夫が起こしに行った。
すると、なんと彼女はベッドの中で死んでいた」
「え~っ!どうして!?」
「夫が妻の日記帳を開くと、そこにはこう書いてあった。
『すぐにぐっすり眠りたい』」
「う~ん、本当に願う言葉は、よくよく考えんといかんってことだね。
自分の言葉を一番聞いているのは、自分の脳だもん」
「音読が頭を良くするのも、『脳が一番自分の言葉を聴いている』という原理を活用しているから。
むかし、『おれは鉄平』(ちばてつや:著)と言うマンガがあった。
主人公の上杉鉄平は、赤ん坊のころから、父親と一緒にずっと山の中で暮らしていた。
生活力抜群で、頭もいいけれど、ろくに学校に行っていないから、学力はゼロ」
「だって中学生なのに、自分の名前も満足に書けないくらいだったんでしょ?」
「その後、動機は不純ながら、一念発起して勉強して、某私立中学校の編入試験を受けるまでになった。
しかし、受験勉強も初めてなら、試験を受けるのも生まれて初めての鉄平は、勝手が分からず戸惑う。
試験問題を音読し始めた鉄平は、『他の受験生の邪魔になる』と注意された」
「当たり前じゃん(笑)」
「音読しないと、文章の内容が頭に入ってこない鉄平は大苦戦」
「小学生みたいだね」
「しかし、工夫の才に長けた鉄平は、口と左耳を両手で覆って、小声で試験問題を読み始めた」
「他の受験生に聞えなければ、妨害にはならないってわけか」
「鉄平の頭は少しずつ回転を上げて行き、答案を埋めて行った。
色々と紆余曲折はあったが、見事合格を果たしたのであった。音読力の勝利。
ギャグっぽく描いてあるけど、このエピソードには、最新の脳科学に通じる原理が、さりげなく取り上げられている。作者がどのくらい知っていたのかは不明だけど 。
ブリージング上級クラスの内容に関わることなので、これ以上詳しくは言えない。
『易経』『聖書』『古事記』『老子』『荘子』『五輪書』などのすぐれた<古典>を音読することは、言葉のストレッチになり、頭も運もよくしてくれる とだけ言っておこう」
「日頃意識しなくても、私たちは言葉や音の影響を、すごく受けて生きているってことか。
実は人やモノの名前も、一つのマントラ=呪(しゅ)なんだよね。
大勢の他人からどんな名で呼ばれるかで、その人の運命も影響を受けるもんね」
「だから姓名判断には根拠がある。
二十年以上前に、『悪魔ちゃん』騒動があった」
「ある父親が、自分の子どもを『悪魔』って命名しようとしたんでしょ?何を考えていたんだろうね(笑)」
「法的には問題が無い筈だと父親は主張したが、子どもの人生への悪影響を考慮して、役所は受理を拒否。
裁判にまで発展したが、結局親が別の名前で届け出ることで決着がついた」
「だってみんなから悪魔なんて呼ばれたら、絶対に人生にも、性格にもマイナスの影響を及ぼすよ。
そういう極端な例だと、名前は大事だってわかりやすいよね」
「だから、昔の人は自分の本名を容易に明かさず、一種のあだ名で呼び合っていた。
映画化もされた夢枕獏の小説『陰陽師』でも、名前を知られると、相手に呪術をかけられて支配されてしまうエピソードがある」
「ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』でも、ヒロイン千尋は、湯婆々(ゆばば)という魔女に、自分の名前を取り上げられて、代わりに千という名前を与えられちゃうよね。
本当の名前を奪われた千は、記憶を失い、湯婆々の浴場で働かされるんだよね。
日々の労働の中で成長して行く千は、やがて本当の名前を取り戻し、現実世界に帰ってこれるもんね」
「実際に、昔は丁稚奉公に行くと、もう本名では呼んでもらえず、『小僧』などと言われて追い使われるのが普通だった。
いまでも、お坊さんは入門すると僧名で呼ばれるし、芸人も師匠から芸名で呼ばれることになる」
「呼び名を変えることで、今までと生き方も、意識も変わるってことだもんね。名前って、本当に呪=マントラだね」
「多くの人間は、せっかく与えられた言葉を、自分を害する方向に使っている。
運の悪い人、いつも氣分が不快な人は、頭の中で不平不満を内言している」
「その頭の中の独り言が、ますます運を悪くするんだよね。オーラ・雰囲氣も暗くなるし。
やがて内言が自分の中から溢れ出すと、相談者さんみたいに、他人に対する暴言になるわけか。
古久澤先生は、
『立春=本当のお正月までに、日々の生活で嬉しかったこと・ありがたかったことを、108個紙に書きだすといい。1年のいいスタートが切れる』
っておっしゃっていたよね」
「もう立春は過ぎちゃったけど(笑)、別に1年じゅういつやってもいい。
ささいなことでも書き出すといっぱいある筈。人からジュース一本おごってもらっただけでもOK」
「道を尋ねたら、親切に教えてくれたとか、ご飯を食べに行ったお店がとても美味しかったとか、いくらでもあるよね」
「そうやって書き出していくと、自分がいかにしあわせな、恵まれたヤツか分かってしまう。
不平不満だらけなのは、そういうことを全部忘れてしまっているから。
内観法(ないかんほう)という有名な心理療法も、同じような原理を使っている」
「なぜか屏風(びょうぶ)で仕切られた部屋に何日間かこもって、『親からしていただいたこと』をドンドン紙に書きだしていくんだよね」
「でも、わざわざおこもりしに行かなくても、紙とペンがあったら、いつでもどこでも出来るので、相談者さんには今日からでもやって欲しい。
最後に美顔のテクニックをひとつ紹介。左手の親指を顎の下にあてがう。四指で顎を押さえる。
右手で左手をつかんで補助。

左手を左顎下を左耳に向かって動かしていく。親指は強く顎のラインに食い込ませ、老廃物を動かす。
右顎下も、やり方は同じ」

「この美顔は、かなり顎ラインが痛いよね。老廃物が溜まっている証拠だよね」
「性格的には、わがままな人、いじわるな人、威張った人、すぐ歯を食いしばるクセのある人、我慢をため込んでいる人ほど、痛い。
相談者さんはかなり痛い筈。でも、チンパンもかなり痛いから、氣にしなくていい(笑)」
「この体操は、顎下の老廃物が耳下腺リンパに送り込まれるから、小顔効果も期待できるよね。
顎のラインもキレイになるし」
「顎の老廃物=力みの元が取れて行くと、歯ぎしりや顎関節症なども軽減することが期待できるので、ぜひやってほしい」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、『虎徹』という名前のラーメン屋さんをバックにした、ボクのスナップです。
同じ虎徹でも、犬にも、お店にも使えるって、名前は本当に呪ですね。
想えばボクも生まれたときはただの柴犬だったんですが、ふぐじろう先生のお家に来て『虎徹』になった訳です。
不思議と言えば不思議。
相談者さんが、今日の記事の内容を実践して、言葉遣いが変わって行けば、人間関係も大きく変わるでしょう。
いいこともたくさん起きるでしょうが、今までの仲間と縁遠くなることもあり得ますね。
類友(るいとも)と言うように、人間は同じ波動同士でしかつるめないからです。
おそらく相談者さんの今のお友達も、暴言や悪口が好きな人が多い筈。
お友達は、相談者さんに変わって欲しくないから、色々言ってくるかも知れません。
でも、自分がどう生きたいか、どう成りたいかが明確になっていれば、どうすべきかは明らかでしょう。
『結局は自分』ということです。
特に今年は、この考え方が重要な年になるみたいですよ~。ワンワン!
(つづく)
反省しても、またすぐやらかしてしまいます。
やっぱり身体に原因があるんでしょうか?
言葉使いを良くするメソッドがあったら教えて下さい。
口は災いの元」
「ある意味、人生は口で決まるよね。
まず、口から何を入れるかで、体質が変わって行っちゃう」
「食べ物は身体の材料だから、当然。
だから先週の記事では、口から入れるモノ=食べ物の話をたくさんした」
「でも、口から何を出すか=どんな言葉を発するか?もすごく大切だよね」
「そのとおり。キリストも、
『私たちの口から入れたモノは、私たちを汚さない。口から発する言葉こそが、私たちを汚すのだ』
と聖書で語っている。
だから今日は言葉のストレッチがテーマ」
古久澤先生のメルマガとブログには、素敵な言葉がいっぱい。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
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ブリージング指導員・鷲沢(わしざわ)先生主催の、『ひまわりストレッチ』では、基本のストレッチ=クリーニング体操を丁寧に勉強します。
会場:竹ノ塚地域学習センター(足立区竹の塚2-25-17)。
次回は平成27年2月11日(水)の午後2時半~4時から教室が開催されます。
問い合わせ先メルアドはこちらです。
himawari.stretch@gmail.com
チンパンもお手伝いとして参加しております。
ぜひ、足立区でお会いしましょう~。
「心身一如(しんしんいちにょ)だから、身体の状態は、当然心に影響するよね。
特に身体のどの部分が、言葉づかいのクセに関わるのかな?」
「よろしくない言葉を発するクセのある人は、首が歪んでいる場合が多い。首は思考の座だから。
思=右脳・イメージで、考=左脳・言語」
「確かに人間って、迷ったり疑っている時は、必ず首が曲がっているもんね。思考は首に出る証拠ってことか」
「いわゆる手癖が悪い人も、首が歪んでいる場合が多い。
首の下部からは、腕への神経が出ているから、首を整えないと根本的には治りづらい」
「思わず言ってしまった、思わず手が出てしまった。その『思わず』こそが本音・本性=潜在意識だもんね。
その本性を支えているのが身体ってわけか」
「相談者さんは、おそらくかなり首が歪んでいるために、口が悪い。
そして、汚い言葉・マイナスの言葉を発することが、ますます首の歪みを助長している。
首が歪むと、性格や言動が悪くなるだけでなく、顔の造形も崩れて行く」
「え~っ、なんで首が歪むと、顔も崩れるの?」
「首が歪んで傾いているほど、顔にアンバランスに重力がかかる。その結果、だんだん顔が崩れて行くというわけ。
顔の造作だけでなく、顔つきまで悪くなって行く。
真っ先に影響を受けるのが目。暗い目や、うつろな目の人で、首がまっすぐに立っている人はいない」
「だからブリージングでは、体操で首を整えるよね。
頭の後ろで両手を組み、掌を後頭部に当てる。
息を吐きながら首を前に倒し、両肘を前に落とすと、首の後ろ側がストレッチされて、頸椎の縮みが取れちゃう。

次に合掌して、指先でアゴを押し上げながら、息をすいつつ顔を反らせる。


この2つの体操で、首の前後の歪みが取れちゃうよね。首は老化と共に、縮んで胴体にめり込んで来るもんね。
それが高血圧、視力や聴力の低下、頭痛などの原因になっちゃう」
「首の左右の歪みを取る体操もある。背中で両手を組んで、左腰の近くに引っ掛ける。

右手は腰に残して、左手をこめかみに乗せる。手の重みで首の右側面がストレッチされる。

左も同様に行う。

首の右側面を伸ばすと脳梗塞の予防、左側面は心筋梗塞の予防になる。
他に首を左右に捻じったり、回転させたりするのもいい」
「少し体操に慣れた人なら、アイ~ン!もいいよね。
四つんばいになって、志村けんの『アイ~ン!』のポーズみたいに、息を吸いながら顎を突き出す。

顎を床につけたら、顔=頬を左右交互に床に着けて行く。



顎の下に溜まった老廃物が耳下腺リンパに送り込まれるから、小顔効果もバツグン。
首の捻じれも取れて行くもんね」
「こうした体操で、首がまっすぐになって来ると、志が立ち上がってくる。思考も変わるということ。
身体=首を整えるのと並行して、日頃使う言葉の乱れを正していくことも重要。不幸とは乱れから生じる。
お経などは、良き音の配列を工夫し抜いて創られている。
ブリージングで般若心経や、『私は日々、あらゆる面で、ますます良くなって行く』などのマントラを薦めるのは、<言葉をストレッチする>ため。
肉体のストレッチは重要だけど、それだけだと限界がある。相談者さんにも言葉のストレッチを薦める」
「思考は現実化するっていうけど、言葉も現実化しちゃうもんね=言霊(ことだま)。
特に体操・氣功・断食をやっている人の言葉は、潜在意識に届きやすい=本当に現実化しやすい って、古久澤先生はおっしゃっているよね」
「だからブリージングストレッチに上達するほど、発する言葉には、よくよく氣をつけないといけない。
タイトルは忘れたけど、赤川次郎のショートショートに、こんな話があった。
ヒロインは学生時代に、魔法の日記帳を手に入れた。
『今度のテストで100点が取りたい』とか、『~君とデートしたい』と書くと、必ずその通りになった」
「う~ん、その日記帳の力なのか、ヒロイン自身に超能力があるのか、どちらとも取れるよね。
彼女はその後どうなったの?」
「その後も日記帳に書いたことは、ことごとく実現していった。
志望校に合格し、臨んだ会社に就職。稼ぎが良くて優しい夫もゲット。
子宝にも恵まれ、素敵な家に住める身分になった」
「最高の人生だね。アタシもその日記帳ほしいよ(笑)」
「やがてヒロインは、軽い不眠症にかかった。
ある朝、いつまでたってもヒロインが起きてこないので、夫が起こしに行った。
すると、なんと彼女はベッドの中で死んでいた」
「え~っ!どうして!?」
「夫が妻の日記帳を開くと、そこにはこう書いてあった。
『すぐにぐっすり眠りたい』」
「う~ん、本当に願う言葉は、よくよく考えんといかんってことだね。
自分の言葉を一番聞いているのは、自分の脳だもん」
「音読が頭を良くするのも、『脳が一番自分の言葉を聴いている』という原理を活用しているから。
むかし、『おれは鉄平』(ちばてつや:著)と言うマンガがあった。
主人公の上杉鉄平は、赤ん坊のころから、父親と一緒にずっと山の中で暮らしていた。
生活力抜群で、頭もいいけれど、ろくに学校に行っていないから、学力はゼロ」
「だって中学生なのに、自分の名前も満足に書けないくらいだったんでしょ?」
「その後、動機は不純ながら、一念発起して勉強して、某私立中学校の編入試験を受けるまでになった。
しかし、受験勉強も初めてなら、試験を受けるのも生まれて初めての鉄平は、勝手が分からず戸惑う。
試験問題を音読し始めた鉄平は、『他の受験生の邪魔になる』と注意された」
「当たり前じゃん(笑)」
「音読しないと、文章の内容が頭に入ってこない鉄平は大苦戦」
「小学生みたいだね」
「しかし、工夫の才に長けた鉄平は、口と左耳を両手で覆って、小声で試験問題を読み始めた」
「他の受験生に聞えなければ、妨害にはならないってわけか」
「鉄平の頭は少しずつ回転を上げて行き、答案を埋めて行った。
色々と紆余曲折はあったが、見事合格を果たしたのであった。音読力の勝利。
ギャグっぽく描いてあるけど、このエピソードには、最新の脳科学に通じる原理が、さりげなく取り上げられている。作者がどのくらい知っていたのかは不明だけど 。
ブリージング上級クラスの内容に関わることなので、これ以上詳しくは言えない。
『易経』『聖書』『古事記』『老子』『荘子』『五輪書』などのすぐれた<古典>を音読することは、言葉のストレッチになり、頭も運もよくしてくれる とだけ言っておこう」
「日頃意識しなくても、私たちは言葉や音の影響を、すごく受けて生きているってことか。
実は人やモノの名前も、一つのマントラ=呪(しゅ)なんだよね。
大勢の他人からどんな名で呼ばれるかで、その人の運命も影響を受けるもんね」
「だから姓名判断には根拠がある。
二十年以上前に、『悪魔ちゃん』騒動があった」
「ある父親が、自分の子どもを『悪魔』って命名しようとしたんでしょ?何を考えていたんだろうね(笑)」
「法的には問題が無い筈だと父親は主張したが、子どもの人生への悪影響を考慮して、役所は受理を拒否。
裁判にまで発展したが、結局親が別の名前で届け出ることで決着がついた」
「だってみんなから悪魔なんて呼ばれたら、絶対に人生にも、性格にもマイナスの影響を及ぼすよ。
そういう極端な例だと、名前は大事だってわかりやすいよね」
「だから、昔の人は自分の本名を容易に明かさず、一種のあだ名で呼び合っていた。
映画化もされた夢枕獏の小説『陰陽師』でも、名前を知られると、相手に呪術をかけられて支配されてしまうエピソードがある」
「ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』でも、ヒロイン千尋は、湯婆々(ゆばば)という魔女に、自分の名前を取り上げられて、代わりに千という名前を与えられちゃうよね。
本当の名前を奪われた千は、記憶を失い、湯婆々の浴場で働かされるんだよね。
日々の労働の中で成長して行く千は、やがて本当の名前を取り戻し、現実世界に帰ってこれるもんね」
「実際に、昔は丁稚奉公に行くと、もう本名では呼んでもらえず、『小僧』などと言われて追い使われるのが普通だった。
いまでも、お坊さんは入門すると僧名で呼ばれるし、芸人も師匠から芸名で呼ばれることになる」
「呼び名を変えることで、今までと生き方も、意識も変わるってことだもんね。名前って、本当に呪=マントラだね」
「多くの人間は、せっかく与えられた言葉を、自分を害する方向に使っている。
運の悪い人、いつも氣分が不快な人は、頭の中で不平不満を内言している」
「その頭の中の独り言が、ますます運を悪くするんだよね。オーラ・雰囲氣も暗くなるし。
やがて内言が自分の中から溢れ出すと、相談者さんみたいに、他人に対する暴言になるわけか。
古久澤先生は、
『立春=本当のお正月までに、日々の生活で嬉しかったこと・ありがたかったことを、108個紙に書きだすといい。1年のいいスタートが切れる』
っておっしゃっていたよね」
「もう立春は過ぎちゃったけど(笑)、別に1年じゅういつやってもいい。
ささいなことでも書き出すといっぱいある筈。人からジュース一本おごってもらっただけでもOK」
「道を尋ねたら、親切に教えてくれたとか、ご飯を食べに行ったお店がとても美味しかったとか、いくらでもあるよね」
「そうやって書き出していくと、自分がいかにしあわせな、恵まれたヤツか分かってしまう。
不平不満だらけなのは、そういうことを全部忘れてしまっているから。
内観法(ないかんほう)という有名な心理療法も、同じような原理を使っている」
「なぜか屏風(びょうぶ)で仕切られた部屋に何日間かこもって、『親からしていただいたこと』をドンドン紙に書きだしていくんだよね」
「でも、わざわざおこもりしに行かなくても、紙とペンがあったら、いつでもどこでも出来るので、相談者さんには今日からでもやって欲しい。
最後に美顔のテクニックをひとつ紹介。左手の親指を顎の下にあてがう。四指で顎を押さえる。
右手で左手をつかんで補助。

左手を左顎下を左耳に向かって動かしていく。親指は強く顎のラインに食い込ませ、老廃物を動かす。
右顎下も、やり方は同じ」

「この美顔は、かなり顎ラインが痛いよね。老廃物が溜まっている証拠だよね」
「性格的には、わがままな人、いじわるな人、威張った人、すぐ歯を食いしばるクセのある人、我慢をため込んでいる人ほど、痛い。
相談者さんはかなり痛い筈。でも、チンパンもかなり痛いから、氣にしなくていい(笑)」
「この体操は、顎下の老廃物が耳下腺リンパに送り込まれるから、小顔効果も期待できるよね。
顎のラインもキレイになるし」
「顎の老廃物=力みの元が取れて行くと、歯ぎしりや顎関節症なども軽減することが期待できるので、ぜひやってほしい」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、『虎徹』という名前のラーメン屋さんをバックにした、ボクのスナップです。
同じ虎徹でも、犬にも、お店にも使えるって、名前は本当に呪ですね。
想えばボクも生まれたときはただの柴犬だったんですが、ふぐじろう先生のお家に来て『虎徹』になった訳です。
不思議と言えば不思議。
相談者さんが、今日の記事の内容を実践して、言葉遣いが変わって行けば、人間関係も大きく変わるでしょう。
いいこともたくさん起きるでしょうが、今までの仲間と縁遠くなることもあり得ますね。
類友(るいとも)と言うように、人間は同じ波動同士でしかつるめないからです。
おそらく相談者さんの今のお友達も、暴言や悪口が好きな人が多い筈。
お友達は、相談者さんに変わって欲しくないから、色々言ってくるかも知れません。
でも、自分がどう生きたいか、どう成りたいかが明確になっていれば、どうすべきかは明らかでしょう。
『結局は自分』ということです。
特に今年は、この考え方が重要な年になるみたいですよ~。ワンワン!
(つづく)
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