本当の食養生とは?・・・ブリージング新春セミナーレポート
- 2015/02/01
- 08:00
「色んな食事法の本やネット情報が、たくさんありすぎて、判断に苦しみます。
結局、どんな食べ物が良くて、どんな食べ物が悪いんでしょうか?
そして僕は途方に暮れる」
「そもそも、悪い食べ物なんか無いよね。
食べ物は『人を良くする』って書くし」
「どんな食べ物にも、人体に有害な成分は含まれているし、同時に身体によいものも含まれている。
だからある食べ物だけを、偏って食べ過ぎれば、身体に不調が出てくるのは当たり前」
「薬だって、服用量を越えて飲んだら、副作用が出て毒になっちゃうのと、同じってことか。
1月25日に東京・浅草橋で開催された、『ブリージング新春セミナー』でも、そういう例がお話されたよね。
血をキレイにしたくて、豆腐とジャガイモばかり食べていた女性が、すごい冷え症になったケース。
手足が痺れて、生理が来なくなっちゃったんだよね」
「確かに豆腐は血を浄化してくれるが、すごく身体を冷やす。ジャガイモも血を薄くする。
だからそればっかり食べていたら、冷え症になるのは当たり前。
貧血になれば、それ以上血が減らないように、脳が生理=出血にストップをかける」
「その女性は、古久澤先生のアドバイスで、お粥に切り替えたら、冷え症も回復し、生理も来るようになったんだよね。
もちろん、豆腐が悪いってことじゃなくて、身体の熱を取るには、豆腐は役立つもんね。
高熱が出たときに、オデコに豆腐を当てる民間療法は、本当に効くし。何事も使い方ひとつ。
『新春セミナー』は全国から77名の参加者が集まる大盛況だったよね。
食の話をメインに、体操・身体の話がされたよね。そして不思議系のお話もちょっぴり。
マクロビオティックやローフード(生食)の先生方も多数参加していたけど、みなさん目を見開いていたもんね」
「プロから見ても、瞠目(どうもく)に値する内容だったと言うこと。
食事法は、誰でもすぐ手軽に実践できる点が長所。
そもそも日本で流行る健康法は、食事法がほとんど。運動系の健康法は流行りにくいし、流行ってもすぐ廃れる」
「だって日本人は身体を動かすのが嫌いだもんね(笑)。
だから飲む・食べるだけで、健康になれる方法を求め勝ち。
その結果、いつの時代も食養生に関する情報が溢れている。
相談者さんのように、悩む人も出てくるってわけか」
古久澤先生のメルマガとブログには、現代日本人に必要な食養生の教えが満載!
私事ですが、1月27日発行のメルマガには、「編集後記」で、チンパンが初めて指導したクラスについて、心のこもった文章を書いていただき、大感激しました。ありがとうございました~。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
ブリージング指導員・鷲沢(わしざわ)先生主催の、『ひまわりストレッチ』では、基本のストレッチ=クリーニング体操を丁寧に勉強します。
食養生についても、少し触れる予定なのでお楽しみに~。
会場:竹ノ塚地域学習センター(足立区竹の塚2-25-17)。
次回は平成27年2月11日(水)の午後2時半~4時から教室が開催されます。
問い合わせ先メルアドはこちらです。
himawari.stretch@gmail.com
チンパンもお手伝いとして参加しております。
ぜひ、足立区でお会いしましょう~。
「先週の記事では、『かたよらない とらわれない こだわらない』のマントラをテーマに、色んな体操を紹介した」
「このマントラは、心について言っているようだけど、人間は心身一如だから、身体に置き換えることも出来るもんね。
重心のかたより、血流のかたよりが、病氣の原因になるもんね。
左右の鼻穴の大きさが違う人ほど、身体の左右で呼吸の深さもかたよっているし。
体温が左右で差がありすぎるのも、かたよりだもんね」
「重力にとらわれると、老廃物が足元に溜まっていく。内臓も下垂するし、ヒップもバストも頬も垂れてくる。
こだわりとは、筋肉のこり・緊張になってあらわれる。いつまでも宿便や古い便を腸に抱え込んでいるのも、一種のこだわり=捨てられない と言ってもいい。
こうした問題は、体操でかなり改善できる。今回はその食バージョン。
まず相談者さんのように、善悪を基準にしてモノゴトを考えると、無意味に迷うことになる。
善悪ではなく、陰陽(いんよう)の発想に頭を切り替えて行こう」
「食べ物で言えば、身体を冷やすもの、緩めるもの、血を薄くするものが陰性。
身体を温めるもの、引き締めるもの、血を濃くするものが陽性だよね。
豆腐もジャガイモも陰性。タケノコ、キュウリ、サトイモ、ハチミツ・・・みんな陰性。
陰性の代表が、白砂糖。砂糖は軽いから、みんな頭に上がっちゃうもんね。上に行くのも陰性の特徴」
「だから白砂糖を摂りすぎると、精神的に不安定になりやすい。
顔にニキビやソバカスがいっぱい出来るのも、砂糖の摂り過ぎ。
アトピーも甘い汚水がいっぱい顔に溜まっている。だから、白砂糖と乳製品を控えれば、かなり症状は軽減される」
「陽性の野菜の代表は、自然薯(じねんじょ)、ゴボウと言った根菜。
特に冬はゴボウがいいんだよね。腎の薬にもなるし。冬は腎の季節だもんね」
「ニンジンもいい。胃腸の粘膜を強化・修復してくれる。
特に葉っぱつきのニンジンがいい。ニンジンの葉っぱは目の薬になる」
「目にも粘膜があるもんね。ニンジンは生より油いためにした方が、身体への吸収力が高まるんだよね。
そして胃の薬になると言えば、キャベツ。キャベジンって薬があるくらいだもん。
キャベツは血も濃くしてくれる固い野菜。特に芯は固くて食物繊維だらけ。だから便秘にも効いちゃう」
「キャベツの芯は、アトピーを軽減する効果も期待できる。
アトピーになる人は、柔らかいものばかり好んで食べる傾向が強い。
レンコンも固くて陽性。漢方では、レンコンの形が肺葉(はいよう)に似ているので、肺の薬になると言われていた」
「五行・漢方では、肺の色は白だってされているしね。レンコンも白いもん」
「野菜以外の陽性の食べ物と言えば、天然物のしょう油が代表。そして海草。
もちろん、肉、魚介類、卵も当然陽性の食べ物」
「でも動物性タンパク質は、血を汚しやすいんだよね。極陽だから。肉や魚の塩氣が身体に溜まって行っちゃう。
肉の塩氣、老廃物は、心臓に集まりやすい。
だから肉食文化のアメリカは、心臓病がすごく多いもんね」
「昔の日本人は肉をあまり食べなかったから、心臓病が少なかった。
昭和の初めごろは、肉料理と言えば、せいぜい肉じゃがや、カレーライスぐらい。
それでも陰性のジャガイモを入れて、肉の毒を中和する知恵を持っていた。
日本人に心臓病が少ないのは、民族的特性なんじゃないかと欧米では考えられていたくらい。
しかし、高度経済成長期を経て、食卓が欧米化すると、心臓病の患者も欧米に迫る勢いになった」
「肉を食べる30分前に、リンゴやイチジクを食べておくといいんだよね。肉の毒を消してくれるし。
すき焼きだったら、シイタケや春菊と一緒に食べる。肉の毒が消えちゃう」
「沖縄では豚を食べたが、海草と一緒に長時間煮込んで、肉の毒を滅した。
沖縄に長寿が多いのも、こうした食文化も一つの原因。火と水で清められないものは、この世には存在しない」
「魚の毒・塩氣は、お腹に溜まるから、消化器系・泌尿器系・婦人科系などの、しもの病氣になりやすいんだよね。
でも、みかんを先に食べておくと、魚の毒が消えちゃう。
もともと、みかんは潮風の吹く地方にしか成らなかったし。自然は本当に良く出来ているよね」
「刺身を食べるときには、刺身のツマ=大根も残さず食べよう。生魚の毒を浄化してくれる。
大根はジアスターゼという酵素を豊富に含み、動物性の毒素を消してくれる。つまり食当たりを防いでくれる」
「大根役者って言葉も、『当たらない』に引っ掛けたものだしね。ブリージング酵素にも、大根がいっぱい入っているし。
ところで大根って陰性だよね?食べ過ぎたら害があるんじゃない?」
「もちろん、かたよって大根ばかり食べたら、身体が冷える、血が薄くなるなどの弊害が出てくる。
昔の日本人は、大根を発酵させてタクアンにした。大根の水氣が飛んでいるので、陰性の害が出ない。
大根の浄化力は濃縮されて高まり、腸を浄化してくれる。発酵とは一種の錬金術」
「料理とは、『食べ物の理(ことわり)を、料る(はかる)こと』だもんね。
そして究極の発酵食が、お味噌だよね。味噌は大豆が原料。
大豆も陰性だから身体を冷やすんだけど、発酵させることによって、腸を温める食べ物へとひっくり返しているんだよね」
「ブリージングで重視している、中国の古典で言うと、味噌は『地天泰(ちてんたい)』の卦(け)を表す。

下三本の棒が、『天』を表す。
そして上三本の、真ん中が切れている三本の棒が、『地』を表す。
まさしく天地がひっくり返っている卦。64卦ある易の卦の中でも、最もおめでたいものとされている」
「天地が逆転しているのに、何でおめでたいの?」
「上にある地の氣は下降しようとし、下にいる天の氣は上昇しようとしている。
上下で氣の循環が起きているから、安泰でめでたいのだ と言うのが定説。
まあ、他にも色んな説があるんだけど、易の話が本題じゃないので、今回は深入りを避けよう。
とにかく、『地天泰』の性質を持つ味噌を常食していると、その力をもらうことが出来る。
つまり、不利な状況を、ひっくり返して逆転する力がつく」
「ちょっと飛んだ話っぽく感じるけど、味噌は身体の根っ子である、腸を清め温めてくれるんだから、当然かもね。
古久澤先生は、『本当は、味噌は身礎=身体の礎 と書くべきだ』っておっしゃってるし。
毎日大さじ一杯の、無添加の味噌をなめていると、排毒力も高まっちゃう。電磁波や放射能の毒も除去できるくらい。
長崎に原爆が落とされた時に、爆心地近くにあった聖ルイス病院の職員は、その後10年近く後遺症も無く生存したんだよね。
秋月先生という医師の指示で、生みそをなめていたから」
「他にも、味噌には酸化を還元する作用もある。老化とは一種の酸化。
だから味噌は老化を遅らせる薬とも言える。特に3年ものの味噌は最強」
「そしてお米だよね。お米は陰陽のバランスが取れた中庸(ちゅうよう)の食べ物。
八方に氣のエネルギーが飛び散っているって意味もあるし。
果物とお米は、血を汚さないもんね」
「特に日本人は、古来米食で身体を創ってきた。つまりDNA的に米が合っている。
米は骨盤と腸に降りて血に変わる。そして心身の根源的なエネルギーである、精(力)を養ってくれる。
精は『青い米』と書くのが、その暗号」
「青は、人の心の原風景だもんね。人の心を癒すのも青空の色。
だからブリージング酵素のラベルも青だし。もちろん、ブリージング酵素には、お米も入ってるもんね」
「パンは陰性だから、上がってしまって血になりにくい。小麦を発酵させると、ブワ~ッと膨らむ。
そうやって出来るのがパン。
聖書に、キリストがわずかなパンを、群衆に千切ってどんどん配るエピソードがある。
集まった群衆は、みんなお腹いっぱいになって満足したという」
「常識で考えたら、『そんな訳あるかい!?』と思うけど、聖書のお話は、みんな象徴だもんね」
「そのとおり。パン=陰性のものは、いくらでもコピーしてシェア出来るんだということを示しているとも取れる。
氣もコピー出来ると言われている。氣は目に見えない、触れられないので陰性。
現代社会で言えば、<情報>が典型。いくらコピーしても、全然減ることはなく、増える一方。
便利ではあるけれど、とめどなく増えて拡散するから、情報に振り回されるリスクも出てくる」
「相談者さんの悩みも、まさしく食の情報に振り回されることから来ているもんね。
陰性って言えば、モヤシも超陰性の野菜。短期で急成長するもんね」
「時流・ブームに乗ったビジネスも、モヤシのようなもの。つまり陰性。
急成長するけど、中身がスカスカだから、あっという間に廃れてしまう。
お米=稲のように手間暇かけて、少しずつ育つ食べ物の方が強いし確実。
もちろん、モヤシそのものは、血を浄化してくれる優れた食べ物。
ちょうも活性化するし、肝臓の疲れも癒してくれる。
「『パン食の人は、米食の人より精神力が弱くなりやすい傾向がある』が、ブリージングの考え方だよね。
日本人の粘り強さは、米でつくられたから。
でもさ~、西洋人ってパン食なのに、エネルギッシュじゃない?」
「西洋人は肉をたくさん食べるため。パンによる氣血の薄さは、肉で補える。
その分、波動が粗くなって、血も汚れるけどね」
「だから欧米ではサラダで血を浄化したんだね。
もともと日本にはサラダなんか無かったもん」
「西洋人はそういう食文化で、体質・氣質・DNAを創ってきた。
それはそれで理にかなっている。
しかし、背負っている歴史的体質・氣質が違う日本人が、そのままマネをすると、色々弊害が出ますよと言うこと」
「その証拠に、いまの日本は癌・心筋梗塞・脳梗塞で無くなる人が増えたもんね。
じゃあ、どうすればいいのか?って言う一つの回答が、ブリージングの食事法だよね。
朝食抜き、もしくはフルーツにして、お米・お味噌汁・発酵食などを多く食べるっていうパターン」
「糖分カットとか、減塩が流行っているけれど、米や塩がそんなに悪いものだったら、神社で使う訳がない。
2月のブリージングの養生合宿では、お味噌のおじやと発酵食を摂る予定。
沖ヨガの沖先生は、『結局は、それぞれが自分に合った食=適食(てきしょく)を見つけるしかない』と教えている。
相談者さんにとって正しい食事法は、本当のところは相談者さんにしか分からない。
むかし、ある芸能人が『酢大豆健康法』を流行らせたことがあった。
酢も大豆も超陰性の食べ物。
その芸能人はすごく陽性の人だったから、その食事法は身体にあっていた」
「でも、日本人は陰性の人が多いから、酢大豆ばっかり食べていたら、冷え症・貧血まっしぐらだもんね。
体質の違いを考えないで、猿まねすると、造病法になりかねないってことか。
だからと言って、好き勝手に食べていると、ますます病氣が近づいちゃう。
最初からの自由は、ただの自分勝手になりやすい。
だからまずは誰にでも実践できて、安全で効果の高い食事法=型にはまって、一定期間やり抜いてみましょう ってことだよね」
「そういうこと。相談者さんの身体が根っ子から整って来れば、そのときの自分に必要な食べ物・食べ方がおのずと見えてくる筈。
野生の動物はみんな本能で選んでいる。
このブログの情報が、その一助になれば、とてもうれしい」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、オヤツを『待て!』するボクです。
口の中は生唾があふれていますが、じっと我慢の子で待っています。
ボクは余り芸は出来ないんですが、『待て!』は得意です。
犬も人間も、自制心を失ってはいけません。思うがままに食べていると、病氣が近づきます。
実は唾はパロチンなどの酵素をたくさん含んでいる天然の薬でもあるんですね~。
たまった唾をのみ込むと、内臓の傷を修復してくれると、中国氣功では言われているそうです。
では、ふぐじろう先生から『よし!』のお許しが出たので、ゆっくりオヤツをいただくことにしましょう。
いただきま~す!
つづく
結局、どんな食べ物が良くて、どんな食べ物が悪いんでしょうか?
そして僕は途方に暮れる」
「そもそも、悪い食べ物なんか無いよね。
食べ物は『人を良くする』って書くし」
「どんな食べ物にも、人体に有害な成分は含まれているし、同時に身体によいものも含まれている。
だからある食べ物だけを、偏って食べ過ぎれば、身体に不調が出てくるのは当たり前」
「薬だって、服用量を越えて飲んだら、副作用が出て毒になっちゃうのと、同じってことか。
1月25日に東京・浅草橋で開催された、『ブリージング新春セミナー』でも、そういう例がお話されたよね。
血をキレイにしたくて、豆腐とジャガイモばかり食べていた女性が、すごい冷え症になったケース。
手足が痺れて、生理が来なくなっちゃったんだよね」
「確かに豆腐は血を浄化してくれるが、すごく身体を冷やす。ジャガイモも血を薄くする。
だからそればっかり食べていたら、冷え症になるのは当たり前。
貧血になれば、それ以上血が減らないように、脳が生理=出血にストップをかける」
「その女性は、古久澤先生のアドバイスで、お粥に切り替えたら、冷え症も回復し、生理も来るようになったんだよね。
もちろん、豆腐が悪いってことじゃなくて、身体の熱を取るには、豆腐は役立つもんね。
高熱が出たときに、オデコに豆腐を当てる民間療法は、本当に効くし。何事も使い方ひとつ。
『新春セミナー』は全国から77名の参加者が集まる大盛況だったよね。
食の話をメインに、体操・身体の話がされたよね。そして不思議系のお話もちょっぴり。
マクロビオティックやローフード(生食)の先生方も多数参加していたけど、みなさん目を見開いていたもんね」
「プロから見ても、瞠目(どうもく)に値する内容だったと言うこと。
食事法は、誰でもすぐ手軽に実践できる点が長所。
そもそも日本で流行る健康法は、食事法がほとんど。運動系の健康法は流行りにくいし、流行ってもすぐ廃れる」
「だって日本人は身体を動かすのが嫌いだもんね(笑)。
だから飲む・食べるだけで、健康になれる方法を求め勝ち。
その結果、いつの時代も食養生に関する情報が溢れている。
相談者さんのように、悩む人も出てくるってわけか」
古久澤先生のメルマガとブログには、現代日本人に必要な食養生の教えが満載!
私事ですが、1月27日発行のメルマガには、「編集後記」で、チンパンが初めて指導したクラスについて、心のこもった文章を書いていただき、大感激しました。ありがとうございました~。
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
ブリージング指導員・鷲沢(わしざわ)先生主催の、『ひまわりストレッチ』では、基本のストレッチ=クリーニング体操を丁寧に勉強します。
食養生についても、少し触れる予定なのでお楽しみに~。
会場:竹ノ塚地域学習センター(足立区竹の塚2-25-17)。
次回は平成27年2月11日(水)の午後2時半~4時から教室が開催されます。
問い合わせ先メルアドはこちらです。
himawari.stretch@gmail.com
チンパンもお手伝いとして参加しております。
ぜひ、足立区でお会いしましょう~。
「先週の記事では、『かたよらない とらわれない こだわらない』のマントラをテーマに、色んな体操を紹介した」
「このマントラは、心について言っているようだけど、人間は心身一如だから、身体に置き換えることも出来るもんね。
重心のかたより、血流のかたよりが、病氣の原因になるもんね。
左右の鼻穴の大きさが違う人ほど、身体の左右で呼吸の深さもかたよっているし。
体温が左右で差がありすぎるのも、かたよりだもんね」
「重力にとらわれると、老廃物が足元に溜まっていく。内臓も下垂するし、ヒップもバストも頬も垂れてくる。
こだわりとは、筋肉のこり・緊張になってあらわれる。いつまでも宿便や古い便を腸に抱え込んでいるのも、一種のこだわり=捨てられない と言ってもいい。
こうした問題は、体操でかなり改善できる。今回はその食バージョン。
まず相談者さんのように、善悪を基準にしてモノゴトを考えると、無意味に迷うことになる。
善悪ではなく、陰陽(いんよう)の発想に頭を切り替えて行こう」
「食べ物で言えば、身体を冷やすもの、緩めるもの、血を薄くするものが陰性。
身体を温めるもの、引き締めるもの、血を濃くするものが陽性だよね。
豆腐もジャガイモも陰性。タケノコ、キュウリ、サトイモ、ハチミツ・・・みんな陰性。
陰性の代表が、白砂糖。砂糖は軽いから、みんな頭に上がっちゃうもんね。上に行くのも陰性の特徴」
「だから白砂糖を摂りすぎると、精神的に不安定になりやすい。
顔にニキビやソバカスがいっぱい出来るのも、砂糖の摂り過ぎ。
アトピーも甘い汚水がいっぱい顔に溜まっている。だから、白砂糖と乳製品を控えれば、かなり症状は軽減される」
「陽性の野菜の代表は、自然薯(じねんじょ)、ゴボウと言った根菜。
特に冬はゴボウがいいんだよね。腎の薬にもなるし。冬は腎の季節だもんね」
「ニンジンもいい。胃腸の粘膜を強化・修復してくれる。
特に葉っぱつきのニンジンがいい。ニンジンの葉っぱは目の薬になる」
「目にも粘膜があるもんね。ニンジンは生より油いためにした方が、身体への吸収力が高まるんだよね。
そして胃の薬になると言えば、キャベツ。キャベジンって薬があるくらいだもん。
キャベツは血も濃くしてくれる固い野菜。特に芯は固くて食物繊維だらけ。だから便秘にも効いちゃう」
「キャベツの芯は、アトピーを軽減する効果も期待できる。
アトピーになる人は、柔らかいものばかり好んで食べる傾向が強い。
レンコンも固くて陽性。漢方では、レンコンの形が肺葉(はいよう)に似ているので、肺の薬になると言われていた」
「五行・漢方では、肺の色は白だってされているしね。レンコンも白いもん」
「野菜以外の陽性の食べ物と言えば、天然物のしょう油が代表。そして海草。
もちろん、肉、魚介類、卵も当然陽性の食べ物」
「でも動物性タンパク質は、血を汚しやすいんだよね。極陽だから。肉や魚の塩氣が身体に溜まって行っちゃう。
肉の塩氣、老廃物は、心臓に集まりやすい。
だから肉食文化のアメリカは、心臓病がすごく多いもんね」
「昔の日本人は肉をあまり食べなかったから、心臓病が少なかった。
昭和の初めごろは、肉料理と言えば、せいぜい肉じゃがや、カレーライスぐらい。
それでも陰性のジャガイモを入れて、肉の毒を中和する知恵を持っていた。
日本人に心臓病が少ないのは、民族的特性なんじゃないかと欧米では考えられていたくらい。
しかし、高度経済成長期を経て、食卓が欧米化すると、心臓病の患者も欧米に迫る勢いになった」
「肉を食べる30分前に、リンゴやイチジクを食べておくといいんだよね。肉の毒を消してくれるし。
すき焼きだったら、シイタケや春菊と一緒に食べる。肉の毒が消えちゃう」
「沖縄では豚を食べたが、海草と一緒に長時間煮込んで、肉の毒を滅した。
沖縄に長寿が多いのも、こうした食文化も一つの原因。火と水で清められないものは、この世には存在しない」
「魚の毒・塩氣は、お腹に溜まるから、消化器系・泌尿器系・婦人科系などの、しもの病氣になりやすいんだよね。
でも、みかんを先に食べておくと、魚の毒が消えちゃう。
もともと、みかんは潮風の吹く地方にしか成らなかったし。自然は本当に良く出来ているよね」
「刺身を食べるときには、刺身のツマ=大根も残さず食べよう。生魚の毒を浄化してくれる。
大根はジアスターゼという酵素を豊富に含み、動物性の毒素を消してくれる。つまり食当たりを防いでくれる」
「大根役者って言葉も、『当たらない』に引っ掛けたものだしね。ブリージング酵素にも、大根がいっぱい入っているし。
ところで大根って陰性だよね?食べ過ぎたら害があるんじゃない?」
「もちろん、かたよって大根ばかり食べたら、身体が冷える、血が薄くなるなどの弊害が出てくる。
昔の日本人は、大根を発酵させてタクアンにした。大根の水氣が飛んでいるので、陰性の害が出ない。
大根の浄化力は濃縮されて高まり、腸を浄化してくれる。発酵とは一種の錬金術」
「料理とは、『食べ物の理(ことわり)を、料る(はかる)こと』だもんね。
そして究極の発酵食が、お味噌だよね。味噌は大豆が原料。
大豆も陰性だから身体を冷やすんだけど、発酵させることによって、腸を温める食べ物へとひっくり返しているんだよね」
「ブリージングで重視している、中国の古典で言うと、味噌は『地天泰(ちてんたい)』の卦(け)を表す。

下三本の棒が、『天』を表す。
そして上三本の、真ん中が切れている三本の棒が、『地』を表す。
まさしく天地がひっくり返っている卦。64卦ある易の卦の中でも、最もおめでたいものとされている」
「天地が逆転しているのに、何でおめでたいの?」
「上にある地の氣は下降しようとし、下にいる天の氣は上昇しようとしている。
上下で氣の循環が起きているから、安泰でめでたいのだ と言うのが定説。
まあ、他にも色んな説があるんだけど、易の話が本題じゃないので、今回は深入りを避けよう。
とにかく、『地天泰』の性質を持つ味噌を常食していると、その力をもらうことが出来る。
つまり、不利な状況を、ひっくり返して逆転する力がつく」
「ちょっと飛んだ話っぽく感じるけど、味噌は身体の根っ子である、腸を清め温めてくれるんだから、当然かもね。
古久澤先生は、『本当は、味噌は身礎=身体の礎 と書くべきだ』っておっしゃってるし。
毎日大さじ一杯の、無添加の味噌をなめていると、排毒力も高まっちゃう。電磁波や放射能の毒も除去できるくらい。
長崎に原爆が落とされた時に、爆心地近くにあった聖ルイス病院の職員は、その後10年近く後遺症も無く生存したんだよね。
秋月先生という医師の指示で、生みそをなめていたから」
「他にも、味噌には酸化を還元する作用もある。老化とは一種の酸化。
だから味噌は老化を遅らせる薬とも言える。特に3年ものの味噌は最強」
「そしてお米だよね。お米は陰陽のバランスが取れた中庸(ちゅうよう)の食べ物。
八方に氣のエネルギーが飛び散っているって意味もあるし。
果物とお米は、血を汚さないもんね」
「特に日本人は、古来米食で身体を創ってきた。つまりDNA的に米が合っている。
米は骨盤と腸に降りて血に変わる。そして心身の根源的なエネルギーである、精(力)を養ってくれる。
精は『青い米』と書くのが、その暗号」
「青は、人の心の原風景だもんね。人の心を癒すのも青空の色。
だからブリージング酵素のラベルも青だし。もちろん、ブリージング酵素には、お米も入ってるもんね」
「パンは陰性だから、上がってしまって血になりにくい。小麦を発酵させると、ブワ~ッと膨らむ。
そうやって出来るのがパン。
聖書に、キリストがわずかなパンを、群衆に千切ってどんどん配るエピソードがある。
集まった群衆は、みんなお腹いっぱいになって満足したという」
「常識で考えたら、『そんな訳あるかい!?』と思うけど、聖書のお話は、みんな象徴だもんね」
「そのとおり。パン=陰性のものは、いくらでもコピーしてシェア出来るんだということを示しているとも取れる。
氣もコピー出来ると言われている。氣は目に見えない、触れられないので陰性。
現代社会で言えば、<情報>が典型。いくらコピーしても、全然減ることはなく、増える一方。
便利ではあるけれど、とめどなく増えて拡散するから、情報に振り回されるリスクも出てくる」
「相談者さんの悩みも、まさしく食の情報に振り回されることから来ているもんね。
陰性って言えば、モヤシも超陰性の野菜。短期で急成長するもんね」
「時流・ブームに乗ったビジネスも、モヤシのようなもの。つまり陰性。
急成長するけど、中身がスカスカだから、あっという間に廃れてしまう。
お米=稲のように手間暇かけて、少しずつ育つ食べ物の方が強いし確実。
もちろん、モヤシそのものは、血を浄化してくれる優れた食べ物。
ちょうも活性化するし、肝臓の疲れも癒してくれる。
「『パン食の人は、米食の人より精神力が弱くなりやすい傾向がある』が、ブリージングの考え方だよね。
日本人の粘り強さは、米でつくられたから。
でもさ~、西洋人ってパン食なのに、エネルギッシュじゃない?」
「西洋人は肉をたくさん食べるため。パンによる氣血の薄さは、肉で補える。
その分、波動が粗くなって、血も汚れるけどね」
「だから欧米ではサラダで血を浄化したんだね。
もともと日本にはサラダなんか無かったもん」
「西洋人はそういう食文化で、体質・氣質・DNAを創ってきた。
それはそれで理にかなっている。
しかし、背負っている歴史的体質・氣質が違う日本人が、そのままマネをすると、色々弊害が出ますよと言うこと」
「その証拠に、いまの日本は癌・心筋梗塞・脳梗塞で無くなる人が増えたもんね。
じゃあ、どうすればいいのか?って言う一つの回答が、ブリージングの食事法だよね。
朝食抜き、もしくはフルーツにして、お米・お味噌汁・発酵食などを多く食べるっていうパターン」
「糖分カットとか、減塩が流行っているけれど、米や塩がそんなに悪いものだったら、神社で使う訳がない。
2月のブリージングの養生合宿では、お味噌のおじやと発酵食を摂る予定。
沖ヨガの沖先生は、『結局は、それぞれが自分に合った食=適食(てきしょく)を見つけるしかない』と教えている。
相談者さんにとって正しい食事法は、本当のところは相談者さんにしか分からない。
むかし、ある芸能人が『酢大豆健康法』を流行らせたことがあった。
酢も大豆も超陰性の食べ物。
その芸能人はすごく陽性の人だったから、その食事法は身体にあっていた」
「でも、日本人は陰性の人が多いから、酢大豆ばっかり食べていたら、冷え症・貧血まっしぐらだもんね。
体質の違いを考えないで、猿まねすると、造病法になりかねないってことか。
だからと言って、好き勝手に食べていると、ますます病氣が近づいちゃう。
最初からの自由は、ただの自分勝手になりやすい。
だからまずは誰にでも実践できて、安全で効果の高い食事法=型にはまって、一定期間やり抜いてみましょう ってことだよね」
「そういうこと。相談者さんの身体が根っ子から整って来れば、そのときの自分に必要な食べ物・食べ方がおのずと見えてくる筈。
野生の動物はみんな本能で選んでいる。
このブログの情報が、その一助になれば、とてもうれしい」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真は、オヤツを『待て!』するボクです。
口の中は生唾があふれていますが、じっと我慢の子で待っています。
ボクは余り芸は出来ないんですが、『待て!』は得意です。
犬も人間も、自制心を失ってはいけません。思うがままに食べていると、病氣が近づきます。
実は唾はパロチンなどの酵素をたくさん含んでいる天然の薬でもあるんですね~。
たまった唾をのみ込むと、内臓の傷を修復してくれると、中国氣功では言われているそうです。
では、ふぐじろう先生から『よし!』のお許しが出たので、ゆっくりオヤツをいただくことにしましょう。
いただきま~す!
つづく
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