夢をかなえるには、丹田の開発から!
- 2015/01/04
- 08:00
「今年こそ夢がかなう1年にしたいと願っています。
ブリージングメソッドには、一発で夢をかなえる方法は無いんでしょうか?
おめでたいヤツ」
「あけましておめでとうございます~!」
「今年も『教えてチンパン君!』をよろしくお願いします」
「いきなり結論だけど、ブリージングには相談者さんが求めるような、速攻で夢をかなえたり、その場で自分を変えるメソッドはないよね」
「そのとおり。
世の中には『1日で新しい自分に生まれ変われる』セミナーとか、先生が持っている能力・エネルギー・氣を『伝授』して貰うセミナーがあるようだ」
「かなりお高いみたいだけどね~。本当に一日・一瞬で変われるのかな?」
「確かに、変わる方法は一日で教えてくれるだろう。
でも、セミナーを受けた後に、毎日それを実践しないと効果が無いのが普通」
「伝授系も同様で、その先生自身は素晴らしいんだろうけど、受け取る側の器が無いと、無駄に終わっちゃうよね」
「心身統一合氣道の宗主・藤平光一(とうへいこういち)先生は、長年の修行の効あって、誰もが認める強さを身に着けた。しかし、藤平先生自身は、いまだに自分の技に納得が行かなかった。
哲人・中村天風(なかむらてんぷう)のところに行って、『心が身体を動かす』という言葉を聴いた瞬間、忽然と悟ったと言う。
それをキッカケに技の冴えが段違いに高まった。これも<伝授>と言えないことはない」
「でも、中村天風から同じ言葉を聴いているのに、悟れなかった人・響かなかった人の方が圧倒的に多いもんね。
藤平先生は長年修行して、心身を練っていたから、受け取る準備が出来ていたってことか」
「そういうこと。中村天風は、本物中の本物だったけど、何をどこまで受け取れるかは、自分の責任ですよ と言うこと。
伝授系のセミナーに行くときも、同じように考えればいい。
そもそも相談者さんは、夢をかなえたいと言うけれど、その夢は、多くの人々のしあわせにつながるものだろうか?
ただ自分の私利私欲を、てっとり早くかなえたいだけなんだろうか?」
「本音がチマチマした私利私欲じゃ、失敗するよね。夢がかなっても、かえって不幸になっちゃう。
だって天地から観たら、『嫌なヤツ』だもん。
みんなをしあわせに巻き込むような願いを持つのが、コツだよね。みんなの中に、ちゃっかり自分も入っているし(笑)。
商売の『三方良し』=我よし、お客よし、世間よし と同じだよ」
古久澤先生のメルマガとブログには、夢をかなえるメソッドがいっぱい!
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
ブログ「青い空と碧い海」
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のメルマガとブログはこちらです。
メルマガ「小顔なんて簡単!」
ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「夢やイメージを描くのは、眉間にある上丹田(じょうたんでん)の力。丹田とは、エネルギーの発生装置。
実体として言えば、松果体(しょうかたい)」
「氣功では、人の身体=氣のボディには、3つの丹田があると言われているんだよね。
眉間の上丹田(じょうたんでん)と、胸の中丹田(ちゅうたんでん)、下腹部の下丹田(げたんでん)」
「上丹田は智を司る丹田。瞑想やイメージングでこの丹田は開発される。
大きな夢について、想いを馳せるのも、立派なイメージング」
「そう言えば、以前、古久澤先生が雑談で『自分が総理大臣だったら、日本をこう変える』ってお話をされたことがあるよね」
「新年ということで、その内容を少し紹介しよう。
一種の初夢・頭のストレッチだと思って、読んでいただきたい。
まずは学校の『体育』の授業は、ブリージングストレッチで『身体の文法』を学ぶ時間とする。
いまの体育でやらされるのは、競技=勝ち負けばかり。
病氣を予防する方法や、身体の整え方については、大学を卒業しても、教わる機会は一度もない」
「具体的には、ブリージングで実践している骨盤や肩甲骨の整え方や、食事法について、正課の体育として設定するってことだよね」
「そのとおり。何か症状が起きた時も、足湯や蒸しタオル、食養生や酵素断食、そして正しい『体育』実技=体操・組手 で自力で改善できるようになるのが目標。
勉強については、『寺子屋方式』をメインにする。意味が分からなくても、東西の様々な『古典』を、たくさん音読する。
昔の日本人(特に武士)は、四書五経などのフレーズを、諳んじられる教養を持っていた。
自覚が無くても、潜在意識に効いていて、生きる力や、自分を律するルールになっていたようだ。
だから授業の必須教材に『易経』『聖書』『五輪書』を入れる。
そして『道徳』では、『もとはこちら』の教えを徹底させる(笑)」
「いまの日本人は、寿命は延びたけど、病氣の人だらけ。古久澤総理大臣による日本は、『健康立国』を目指しちゃう。
自分の身体を体操などでしっかりケアして、死ぬまで自分の足で歩けて、自分の歯で食事を楽しめるのが目標」
「だから1年間病院に行かなかった人には、払った保険料をバックしたり、表彰する特典もあり。
会社については、深夜の残業を無くし、5時までには全部終業。早めに夕食を食べて、のんびりリラックスするか、自分がやりたいことをやる。
夜は出来るだけ早く寝る」
「深夜の11時から、2時までの睡眠タイムが、身体を修復するゴールデンタイムだもんね。
いまの日本人は、みんなこの時間に目をギラギラさせて仕事したり、飲み食いしているから、なかなか健康になれない」
「もちろん、季節によって過ごし方は違ってもいい。
夏は、遅寝早起きが身体のリズムに合っている、サマータイムを導入する。海や山に遊びに行くのが、国民の義務。
いっぽう冬は、早寝遅起きで養生の季節。いわばウインタータイムで充電を重視」
「まだまだあるけど、これだけでも、日本が面白くなりそうだよね。
相談者さんも、遊びのつもりで色々イメージングしてみるといいかも」
「もちろん、イメージだけだと、ただの妄想で終わってしまう。夢を現実化するには、地=現実に足をつけることが必要。
下丹田は、そのための丹田」
「日本は、肚を練る、腹芸などと言うように、もともと下丹田文化の国だったもんね。
地にお腹を近づける、正座文化でもあったし」
「ブリージングで言う正座は、足先を重ねず、踵をぴったりとつけた座り方を言う。
骨盤が歪んだ人は、お尻を下すと、パカッと踵が開く」
「それが骨盤の歪みだよね。骨盤が歪んだ状態で、下丹田の形成も何もないから、体操で整えるってわけか」
「ただし、体操をやっていても、暴飲暴食すると腸が下垂して、その重みで骨盤が歪む。
ブリージングで16時間酵素断食を実践するのは、腸をキレイにするためでもある。
下丹田とは、実体で言うと小腸だから。
腸はリトルブレインと言われるので、下丹田が開発された人は、容易にものごとに動じなくなる」
「脳と小腸のダブルバインドになるから、ストレスが分散されるもんね。
腸がキレイになると、すごく身体も強くなるし。小丹田は元氣さ、行動力の丹田だから」
「並行して、屈伸や下半身の体操で、足をたくさん使うと、排泄を促すから、ますます腸をキレイにする。
下半身に筋肉がつくと、骨盤も正しい位置でキープしやすくなる」
「下丹田を、伝授とか、他者が介入して創っちゃう方法ってあるのかな?」
「現実には恐らく無いと思う。『らんま1/2』という拳法ギャグマンガ(高橋留美子著)で、読んだことはあるけどね。
主人公・らんまのライバル、良牙(りょうが)は、喜面流拳印術(きめんりゅうけんいんじゅつ)を使う老人に、お腹に拳印を描いてもらった」
「拳印って何?」
「老人の説明によれば、人間のパワーの根源は、下丹田=下腹部にある。特に武道では、丹田への氣の集中が重要。
その下腹部に特殊な印(しるし)を描くことによって、下丹田のパワーを最大限に発揮させるのが、拳印術」
「まさしく伝授そのものだね。本当に効果があったの?」
「喜面流拳印術の究極奥義・喜面闘神図(きめんとうしんず)を描かれた良牙は、地上最強の男になった。
しかし、良牙は、その拳印を消そうと苦悩するのであった」
「え~、せっかく強くなったのに?」
「なぜならその拳印が、不二家のペコちゃんマークにそっくりだからであった」
「・・・・なぜにペコちゃん?」
「まあ、そこはギャグマンガだから(笑)。
良牙は『このみっともない落書きを消せ!』と老人に詰め寄ったが、『強いヤツと戦って、負けることじゃ。さすれば拳印は自然消滅するであろう』と言われるばかりだった」
「古久澤先生もおっしゃっているけど、能力を誰かに伝授・コピーすることは、氣の原理からは可能。
しかし、能力と一緒に、伝授する人間が持っている負の面も一緒に行ってしまうリスクもある。
だからブリージングでは、伝授は一切行わず、自力が基本なんだよね」
「外部から介入して能力を植え付けてもらうと、どんな副作用が出るか分からないからね。
良牙のお腹のペコちゃんマークは、一種の呪い=自分で解除できない。
やむなく良牙は道場破りを繰り返したが、全勝してしまう。らんまも何度戦っても歯が立たない」
「だって、地上最強だもんね」
「しかし、何度か戦う内に、らんまは氣づいたことがあった。
直立姿勢の時は、つけ入る隙も見せない良牙だったが、前かがみになった瞬間だけ、隙ができた」
「・・・・もしかして、姿勢を変えたことで、お腹の筋肉が動いて、拳印の表情が変わったから?」
「そのとおり!
だから更に大きくお腹を動かして、思いっきり拳印の表情を変えれば、効果が消える筈。
その仮説に基づき、良牙は腹踊りのようにお腹を動かそうとするが、なかなか上手く行かない」
「お腹の筋肉って、なかなか思い通りに動かないもんね。
って言うか、良牙のやっていることって、宴会芸の腹踊りそのものじゃん(笑)」
「苦心の甲斐あって、立派な腹踊りが完成し、良牙はようやく負けることが出来た。拳印は消滅した。
そもそも腹踊りは立派な氣功だと、古久澤先生はおっしゃっている」
「下腹部を思い通りにコントロールする踊りだもんね」
「ヨガにもバンダと言う、お腹を激しく柔らかく動かすメソッドがある。
グレイシー柔術家の、ヒクソン・グレイシーはバンダが得意だった。今でもYoutubeで見れる筈。
ヒクソンは骨盤の使い方も抜群に上手で、古久澤先生の師・伊藤昇先生の著書『スーパーボディを読む』にも紹介されている。
ヒクソンに馬乗りになられた相手は、タコに吸いつかれたように、逃れることあたわずの状態になった。
もがいても自在にコントロールされるので、お尻に目がついているんじゃないかと感じた者も居たという」
「高橋留美子はそこまで意識して、この話を描いたとは思えないけど、身体論的にかなりいい線行っているよね。
天才マンガ家の直観、恐るべしだね」
「ブリージングの上級クラスでも、いよいよ下丹田だけをコントロールして動かすメソッドが紹介され始めた。
腹踊りはやらないけど(笑)。
実に難しい動きで、チンパンもまだ全然上手くできない」
「まずは酵素断食で宿便を抜いて、基本の体操で、お腹の固さを取ることだよね」
「正解。お腹が汚くて、固いまんまで激しく動かそうとすると危険。
実際にヨガのバンダで、身体を悪くした人は少なからず居るという。
まず初心者には、按腹(あんぷく)がおススメ」
「正座して、少し両膝を離し、両手の指先を鳩尾に当てる。

息を吸いながら、胴体を少し反らして、

吐きながら床に頭がつくまでお辞儀。体重で鳩尾に指先が入っていくんだよね」

「この動作を何回か行う。鳩尾が緩むと、自然に欠伸が出るので、そのときがやめ時。
鳩尾には神経が集中しており、ここが固いまま体操をやっても刺激がブロックされる。
アファメーションも、鳩尾を柔らかくしたときに唱えるのがコツ。鳩尾が固い時は緊張が強いので効かない」
「按腹は、鳩尾に限らず、お腹全体にやってもOKだよね(へそだけは避ける)。
内臓に効くし、突き立てのお餅みたいに柔らかいお腹が理想だよね」
「こうやって準備してから、だんだんと胴体を大きく、微細に動かすメソッドに入っていくのが、上達の構造。
今回は触れないけど、胸の中丹田は、上丹田と下丹田=イメージと現実(陰陽)を統括する、最上位の丹田」
「ブリージングでは、中丹田の開発もバッチリやるもんね。
いよいよ今年は封印されていた多くのメソッドが公開されるから、楽しみだよね~」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真はお正月に惰眠をむさぼりながら、初夢を見ているボクです。
2015年は、数霊8の年。重要な年になります。8は末広がりであると同時に、八方ふさがりも意味します。
今年は今までやってきたことの結果が、良くも悪くも出てしまうということですね~。
1月24日(土)の新春セミナーでは、今年の過ごし方について、詳しく講義される予定なのでご期待ください。
それでは最後になりましたが、今年もよろしくお願いいたします~。
つづく
ブリージングメソッドには、一発で夢をかなえる方法は無いんでしょうか?
おめでたいヤツ」
「あけましておめでとうございます~!」
「今年も『教えてチンパン君!』をよろしくお願いします」
「いきなり結論だけど、ブリージングには相談者さんが求めるような、速攻で夢をかなえたり、その場で自分を変えるメソッドはないよね」
「そのとおり。
世の中には『1日で新しい自分に生まれ変われる』セミナーとか、先生が持っている能力・エネルギー・氣を『伝授』して貰うセミナーがあるようだ」
「かなりお高いみたいだけどね~。本当に一日・一瞬で変われるのかな?」
「確かに、変わる方法は一日で教えてくれるだろう。
でも、セミナーを受けた後に、毎日それを実践しないと効果が無いのが普通」
「伝授系も同様で、その先生自身は素晴らしいんだろうけど、受け取る側の器が無いと、無駄に終わっちゃうよね」
「心身統一合氣道の宗主・藤平光一(とうへいこういち)先生は、長年の修行の効あって、誰もが認める強さを身に着けた。しかし、藤平先生自身は、いまだに自分の技に納得が行かなかった。
哲人・中村天風(なかむらてんぷう)のところに行って、『心が身体を動かす』という言葉を聴いた瞬間、忽然と悟ったと言う。
それをキッカケに技の冴えが段違いに高まった。これも<伝授>と言えないことはない」
「でも、中村天風から同じ言葉を聴いているのに、悟れなかった人・響かなかった人の方が圧倒的に多いもんね。
藤平先生は長年修行して、心身を練っていたから、受け取る準備が出来ていたってことか」
「そういうこと。中村天風は、本物中の本物だったけど、何をどこまで受け取れるかは、自分の責任ですよ と言うこと。
伝授系のセミナーに行くときも、同じように考えればいい。
そもそも相談者さんは、夢をかなえたいと言うけれど、その夢は、多くの人々のしあわせにつながるものだろうか?
ただ自分の私利私欲を、てっとり早くかなえたいだけなんだろうか?」
「本音がチマチマした私利私欲じゃ、失敗するよね。夢がかなっても、かえって不幸になっちゃう。
だって天地から観たら、『嫌なヤツ』だもん。
みんなをしあわせに巻き込むような願いを持つのが、コツだよね。みんなの中に、ちゃっかり自分も入っているし(笑)。
商売の『三方良し』=我よし、お客よし、世間よし と同じだよ」
古久澤先生のメルマガとブログには、夢をかなえるメソッドがいっぱい!
「呼吸で人生をストレッチする!」
「夢をかなえる心のストレッチ」
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ブログ「ふぐじろうのブリージングストレッチ日記」
「夢やイメージを描くのは、眉間にある上丹田(じょうたんでん)の力。丹田とは、エネルギーの発生装置。
実体として言えば、松果体(しょうかたい)」
「氣功では、人の身体=氣のボディには、3つの丹田があると言われているんだよね。
眉間の上丹田(じょうたんでん)と、胸の中丹田(ちゅうたんでん)、下腹部の下丹田(げたんでん)」
「上丹田は智を司る丹田。瞑想やイメージングでこの丹田は開発される。
大きな夢について、想いを馳せるのも、立派なイメージング」
「そう言えば、以前、古久澤先生が雑談で『自分が総理大臣だったら、日本をこう変える』ってお話をされたことがあるよね」
「新年ということで、その内容を少し紹介しよう。
一種の初夢・頭のストレッチだと思って、読んでいただきたい。
まずは学校の『体育』の授業は、ブリージングストレッチで『身体の文法』を学ぶ時間とする。
いまの体育でやらされるのは、競技=勝ち負けばかり。
病氣を予防する方法や、身体の整え方については、大学を卒業しても、教わる機会は一度もない」
「具体的には、ブリージングで実践している骨盤や肩甲骨の整え方や、食事法について、正課の体育として設定するってことだよね」
「そのとおり。何か症状が起きた時も、足湯や蒸しタオル、食養生や酵素断食、そして正しい『体育』実技=体操・組手 で自力で改善できるようになるのが目標。
勉強については、『寺子屋方式』をメインにする。意味が分からなくても、東西の様々な『古典』を、たくさん音読する。
昔の日本人(特に武士)は、四書五経などのフレーズを、諳んじられる教養を持っていた。
自覚が無くても、潜在意識に効いていて、生きる力や、自分を律するルールになっていたようだ。
だから授業の必須教材に『易経』『聖書』『五輪書』を入れる。
そして『道徳』では、『もとはこちら』の教えを徹底させる(笑)」
「いまの日本人は、寿命は延びたけど、病氣の人だらけ。古久澤総理大臣による日本は、『健康立国』を目指しちゃう。
自分の身体を体操などでしっかりケアして、死ぬまで自分の足で歩けて、自分の歯で食事を楽しめるのが目標」
「だから1年間病院に行かなかった人には、払った保険料をバックしたり、表彰する特典もあり。
会社については、深夜の残業を無くし、5時までには全部終業。早めに夕食を食べて、のんびりリラックスするか、自分がやりたいことをやる。
夜は出来るだけ早く寝る」
「深夜の11時から、2時までの睡眠タイムが、身体を修復するゴールデンタイムだもんね。
いまの日本人は、みんなこの時間に目をギラギラさせて仕事したり、飲み食いしているから、なかなか健康になれない」
「もちろん、季節によって過ごし方は違ってもいい。
夏は、遅寝早起きが身体のリズムに合っている、サマータイムを導入する。海や山に遊びに行くのが、国民の義務。
いっぽう冬は、早寝遅起きで養生の季節。いわばウインタータイムで充電を重視」
「まだまだあるけど、これだけでも、日本が面白くなりそうだよね。
相談者さんも、遊びのつもりで色々イメージングしてみるといいかも」
「もちろん、イメージだけだと、ただの妄想で終わってしまう。夢を現実化するには、地=現実に足をつけることが必要。
下丹田は、そのための丹田」
「日本は、肚を練る、腹芸などと言うように、もともと下丹田文化の国だったもんね。
地にお腹を近づける、正座文化でもあったし」
「ブリージングで言う正座は、足先を重ねず、踵をぴったりとつけた座り方を言う。
骨盤が歪んだ人は、お尻を下すと、パカッと踵が開く」
「それが骨盤の歪みだよね。骨盤が歪んだ状態で、下丹田の形成も何もないから、体操で整えるってわけか」
「ただし、体操をやっていても、暴飲暴食すると腸が下垂して、その重みで骨盤が歪む。
ブリージングで16時間酵素断食を実践するのは、腸をキレイにするためでもある。
下丹田とは、実体で言うと小腸だから。
腸はリトルブレインと言われるので、下丹田が開発された人は、容易にものごとに動じなくなる」
「脳と小腸のダブルバインドになるから、ストレスが分散されるもんね。
腸がキレイになると、すごく身体も強くなるし。小丹田は元氣さ、行動力の丹田だから」
「並行して、屈伸や下半身の体操で、足をたくさん使うと、排泄を促すから、ますます腸をキレイにする。
下半身に筋肉がつくと、骨盤も正しい位置でキープしやすくなる」
「下丹田を、伝授とか、他者が介入して創っちゃう方法ってあるのかな?」
「現実には恐らく無いと思う。『らんま1/2』という拳法ギャグマンガ(高橋留美子著)で、読んだことはあるけどね。
主人公・らんまのライバル、良牙(りょうが)は、喜面流拳印術(きめんりゅうけんいんじゅつ)を使う老人に、お腹に拳印を描いてもらった」
「拳印って何?」
「老人の説明によれば、人間のパワーの根源は、下丹田=下腹部にある。特に武道では、丹田への氣の集中が重要。
その下腹部に特殊な印(しるし)を描くことによって、下丹田のパワーを最大限に発揮させるのが、拳印術」
「まさしく伝授そのものだね。本当に効果があったの?」
「喜面流拳印術の究極奥義・喜面闘神図(きめんとうしんず)を描かれた良牙は、地上最強の男になった。
しかし、良牙は、その拳印を消そうと苦悩するのであった」
「え~、せっかく強くなったのに?」
「なぜならその拳印が、不二家のペコちゃんマークにそっくりだからであった」
「・・・・なぜにペコちゃん?」
「まあ、そこはギャグマンガだから(笑)。
良牙は『このみっともない落書きを消せ!』と老人に詰め寄ったが、『強いヤツと戦って、負けることじゃ。さすれば拳印は自然消滅するであろう』と言われるばかりだった」
「古久澤先生もおっしゃっているけど、能力を誰かに伝授・コピーすることは、氣の原理からは可能。
しかし、能力と一緒に、伝授する人間が持っている負の面も一緒に行ってしまうリスクもある。
だからブリージングでは、伝授は一切行わず、自力が基本なんだよね」
「外部から介入して能力を植え付けてもらうと、どんな副作用が出るか分からないからね。
良牙のお腹のペコちゃんマークは、一種の呪い=自分で解除できない。
やむなく良牙は道場破りを繰り返したが、全勝してしまう。らんまも何度戦っても歯が立たない」
「だって、地上最強だもんね」
「しかし、何度か戦う内に、らんまは氣づいたことがあった。
直立姿勢の時は、つけ入る隙も見せない良牙だったが、前かがみになった瞬間だけ、隙ができた」
「・・・・もしかして、姿勢を変えたことで、お腹の筋肉が動いて、拳印の表情が変わったから?」
「そのとおり!
だから更に大きくお腹を動かして、思いっきり拳印の表情を変えれば、効果が消える筈。
その仮説に基づき、良牙は腹踊りのようにお腹を動かそうとするが、なかなか上手く行かない」
「お腹の筋肉って、なかなか思い通りに動かないもんね。
って言うか、良牙のやっていることって、宴会芸の腹踊りそのものじゃん(笑)」
「苦心の甲斐あって、立派な腹踊りが完成し、良牙はようやく負けることが出来た。拳印は消滅した。
そもそも腹踊りは立派な氣功だと、古久澤先生はおっしゃっている」
「下腹部を思い通りにコントロールする踊りだもんね」
「ヨガにもバンダと言う、お腹を激しく柔らかく動かすメソッドがある。
グレイシー柔術家の、ヒクソン・グレイシーはバンダが得意だった。今でもYoutubeで見れる筈。
ヒクソンは骨盤の使い方も抜群に上手で、古久澤先生の師・伊藤昇先生の著書『スーパーボディを読む』にも紹介されている。
ヒクソンに馬乗りになられた相手は、タコに吸いつかれたように、逃れることあたわずの状態になった。
もがいても自在にコントロールされるので、お尻に目がついているんじゃないかと感じた者も居たという」
「高橋留美子はそこまで意識して、この話を描いたとは思えないけど、身体論的にかなりいい線行っているよね。
天才マンガ家の直観、恐るべしだね」
「ブリージングの上級クラスでも、いよいよ下丹田だけをコントロールして動かすメソッドが紹介され始めた。
腹踊りはやらないけど(笑)。
実に難しい動きで、チンパンもまだ全然上手くできない」
「まずは酵素断食で宿便を抜いて、基本の体操で、お腹の固さを取ることだよね」
「正解。お腹が汚くて、固いまんまで激しく動かそうとすると危険。
実際にヨガのバンダで、身体を悪くした人は少なからず居るという。
まず初心者には、按腹(あんぷく)がおススメ」
「正座して、少し両膝を離し、両手の指先を鳩尾に当てる。

息を吸いながら、胴体を少し反らして、

吐きながら床に頭がつくまでお辞儀。体重で鳩尾に指先が入っていくんだよね」

「この動作を何回か行う。鳩尾が緩むと、自然に欠伸が出るので、そのときがやめ時。
鳩尾には神経が集中しており、ここが固いまま体操をやっても刺激がブロックされる。
アファメーションも、鳩尾を柔らかくしたときに唱えるのがコツ。鳩尾が固い時は緊張が強いので効かない」
「按腹は、鳩尾に限らず、お腹全体にやってもOKだよね(へそだけは避ける)。
内臓に効くし、突き立てのお餅みたいに柔らかいお腹が理想だよね」
「こうやって準備してから、だんだんと胴体を大きく、微細に動かすメソッドに入っていくのが、上達の構造。
今回は触れないけど、胸の中丹田は、上丹田と下丹田=イメージと現実(陰陽)を統括する、最上位の丹田」
「ブリージングでは、中丹田の開発もバッチリやるもんね。
いよいよ今年は封印されていた多くのメソッドが公開されるから、楽しみだよね~」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

写真はお正月に惰眠をむさぼりながら、初夢を見ているボクです。
2015年は、数霊8の年。重要な年になります。8は末広がりであると同時に、八方ふさがりも意味します。
今年は今までやってきたことの結果が、良くも悪くも出てしまうということですね~。
1月24日(土)の新春セミナーでは、今年の過ごし方について、詳しく講義される予定なのでご期待ください。
それでは最後になりましたが、今年もよろしくお願いいたします~。
つづく
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