忘年会・新年会シーズンに胃を守るためには?
- 2014/12/21
- 08:00
「胃が弱くて、忘年会・新年会シーズンは特にきついです。
色んな食事法を試しているんですが、なかなか良くなりません。
ブリージングでは、『お粥養生合宿』を近々やるそうですが、お粥って胃に効くんでしょうか?
キリキリおじさん」
「忘年会・新年会シーズンは、夜遅い時間の過食が続くから、胃が弱い人は大変だろうね」
「特に12月は、師走で慌ただしく、脳のストレスも相当なもの。
胃はストレスに弱い。食べ過ぎで胃に穴は開いた人は居ないけれど、ストレスで胃に穴が開いた人は少なからずいる」
「脳の疲れを取るには、手指のストレッチが効くんだよね。
左手指上・右手指下、左手指下・右手指上で、指を組み替えながら握手する体操は、左脳と右脳のバランスが取れて脳が静まっちゃう」


「指を一本ずつ反らせるのもいい。特に人差し指は消化器系に効く。

床や机、太腿の上で、付け根を反らせる体操もいい。指股は脳。だから指を出来るだけ開いた状態で反らせる。
もう片方の手で反らす指の付け根を抑える」

「そして胃=内臓のケア。
ブリージングは内臓のクリーニングのために、毎年2月に酵素断食・酵素デトックス合宿を行ってきたけど、来年は『お粥養生合宿』だもんね」
「2月は氣的には本当のお正月、1年のスタート。この時期に身体を内臓からクリーニングするのは、とてもよい。
合宿として行うのは初めてだけど、古久澤先生は数年前から『体質改善にはお粥がよい』と、よくおっしゃっていた。
お粥は胃の薬になるとのこと」
「日本人の胃は、食べ過ぎやストレスで、いつも疲労しているもんね。
世界に冠たる胃弱民族」
「胃の粘膜がダメージを受け続けると、腸上皮化成(ちょうじょうひかせい)という現象が起きる。
つまり、胃の細胞が、腸の細胞そっくりに変質してしまう。
それが胃炎や、ひいては胃癌の原因になりかねない」
「お粥は、痛んだ胃の粘膜を修復してくれるんだよね。お米のエネルギーはすごい。
しかも3時間は胃に停滞して、ホカロンのように温めてくれるし」
「命とは『胃の血』。すなわち寿命エネルギー。胃のエネルギーがゼロになったとき、人は死ぬ。
医者とはそもそも、『胃を診る者』だった。
氣功でも、胃がダメになると、意(念)が衰えると言われている。
胃が弱いまま、夢をかなえようとしても、エネルギーが足りないから厳しい」
「胃が疲れて下垂すると、色んな不調が起きるもんね。
背中が引っ張られて、前傾するから、日本人は猫背だらけ」
「姿勢は心にも影響する。猫背になると、呼吸が浅くなってせっかちになる。
せっかちは寿命エネルギーをすり減らすので、早死にの原因になる。
胃が弱るほど、イライラ・クヨクヨしやすくなる
そうした感情が、ますます胃にダメージを与えるという悪循環に陥る」
「肩もすごく凝るしね。
眼の下がピクピクするのも、胃の疲れから。胃の経絡は身体の前面を上ってきて、目の下まで続いているもんね」
「胃が弱ると、髪も薄くなる。左のコメカミ周辺から薄くなるのは胃。ちなみに右のコメカミ側だったら肝臓」
「特に忘年会・新年会シーズンは、胃のもたれに悩む人が多いから、お粥がおススメだよね。
ただし、具をいっぱい入れた、雑炊はダメ。塩だけのシンプルなお粥」
「そういうお粥だったら、朝食べても大丈夫だと、古久澤先生はおっしゃっている。特に10時以降は胃の薬になるとのこと。
塩加減は各自の好みでOK。水がやたらと飲みたくなるのは、塩を入れすぎな証拠。
チンパンもレトルトのお粥を時々夕食に食べているけど、なかなか具合がいい。
味噌汁と一緒に食べるか、味噌オジヤでもOK。味噌は腸の薬になる。
古久澤先生は、夕食にネギを一緒に煮た、味噌オジヤをよく食べているそうである。おかずは漬物=発酵食」
「ネギも身体を温めてくれるもんね。殺菌効果も抜群だし。
味噌は腸を引き締めて、排便を促すもんね」
「便秘の人は、砂糖を摂りすぎな場合が多い。腸も骨盤も緩んでしまう。
味噌は腸のホカロン。腸が温まると、安心ホルモンが出る点も大きい」
「だって、不安と恐れが、病氣の最大の原因だもんね」
「お粥に入れるのは、白米。玄米は胃腸の停滞時間が長すぎる。もともと胃腸が丈夫じゃないとキツイと言うのが、ブリージングの考え方。
『白米は食べ物のカスで栄養が無い』と主張する人も居る。
しかし、古久澤先生が長年研究・実践された結果によれば、『そんなことはない』というのが結論。
季節によって、白芽米や麦を混ぜるなどのバリエーションをつけるのはOK」
「胃に直接効く体操としては、足の甲を伸ばすと効くよね。
正座から片足の爪先を丸めて膝を立て、手で膝を抱える。胃経が刺激されちゃう。

胃が弱っている人は、かなり痛い。
余裕のある人は、上体を床に寝かせてもいいけど(肘で上体を支える)」

「正座や割座での仰向け万歳が王道。過食で下垂した胃腸が、肋骨ごと上がる。

この姿勢になったとき、肩もフニャフニャになっている。下垂した胃の筋肉に、肩が引っ張られなくなるため。
だからこの体操は、肩こりにも効く」
「胃が下垂している人には、この体操は太腿や膝が痛すぎるかもね。
その場合は、片足を伸ばして仰向け万歳でもいいよね(膝を曲げる方の足は、足先を外に逃がす)。

とにかく自分の身体の柔らかさに応じた体操をやること。テキトーって大事だよね」
「組手で行う場合は、太腿踏み。受け手は壁際に正座して、パートナーが太腿に乗って踏む。
パートナーは受け手の肩や壁につかまって、バランスを取る。
受け手は、顔の前にパートナーの股間が来るので、首を左右好きな方向に捻ってかわそう。

太腿前面は胃のライン。胃が固い人は太腿前面もカチカチで凸凹。
このラインがほぐれると、胃の筋肉もほぐれていく」
「太腿はとても丈夫だから、自分の体重の倍くらいの相手が乗っても耐えられるもんね(骨そしょう症の人は別)。
でも痛すぎる人や、初心者の人は長座になり、パートナーに乗らないで太腿を踏んでもらってもいいよね。

それにしても、ブリージングの食事法も年々変わってきているよね~。昔は生ものメインだったのに」
「確かに果物をはじめとした生ものは、消化に負担をかけないから、体内酵素の浪費を防ぎ、内臓の疲れを取る。
しかし、果物は身体を冷やすので、冷え症の女性にはきつい。冷え症じゃなくても冬は厳しい面がある。
以前のデトックス合宿では、酵素風呂に入って寝たので、十分温まることが出来た」
「でも、酵素風呂は掘らなきゃいけないから、人数が多いと大変だもんね。
そうした理由もあって、温泉での半身浴に切り替わったんだよね。
半身浴では、どうしても酵素風呂ほど温まらないもんね。湯あたりしてのぼせる人も居るし」
「なので、来年は初の『お粥養生合宿』になったというわけ。デトックスではなく、養生。
ブリージングの食事法は、戒律じゃないので、他にも色んな面が変わってきている。
たとえば、以前は『正午までは食べてはいけない』と教えていた」
「午前中は骨盤が締まっているから、食べるよりも排泄の時間帯。
体温も低くて食べたものを燃やせないと言うのが、その理由だよね」
「しかし、早起きの人は10時半頃には十分に体温が上がっているので、食べても構わないという方向にシフトしている」
「10年前は、朝食抜きとか、酵素の話をする人は少なかったけど、今は珍しくないもんね。
その中でお粥に踏み切ったブリージングは、時代に逆行しているようにも見えるけど、ちゃんと根拠があるってことか。
逆行って言えば、最近はやりの『炭水化物抜きダイエット』にも逆行しているけど、その点はどう思う?」
「まず最新のメソッドは、すぐに評価しない方がいい。
数年間(理想的には10年)実践した人たちのデータが出ないと、ハッキリしたことは言えない」
「炭水化物抜きダイエットにも、色んな説を唱える人が居るらしいしね。
糖尿病の糖分制限から発展させた人もいるみたいだし」
「『50歳過ぎたら、糖分を摂ると、活性酸素の元になる』という人もいる。確かに一理ある側面がある。
他にも10年ほど前に、アスリートを中心に炭水化物を摂らず、高タンパク質メインの食事法が流行ったこともあった」
「確かにあったよね~。それが一般人のダイエット法にも転換されのかな?
チンパン君は、炭水化物抜きの食事法ってやったことあるの?」
「実は18歳のときにやったことがある。岩城宏之という人が書いた『男のためのやせる本』を読んだのがキッカケ」
「岩城宏之って、10年近く前に亡くなった指揮者じゃん。ダイエットや健康法も研究してたの?」
「『男のためのやせる本』は昭和47年にベストセラーになった、岩城のダイエット体験を描いたエッセイ本。
当時かなり太っていた岩城は、一念発起して減量に成功したと言う。
内容は、『炭水化物を減らせ。ご飯、パン、麺類は太りやすい筆頭。だから主食を減らせ』という主張だった」
「確かに炭水化物ダイエット法と似ているね。同じような方法は、昔からあったってことか。
で、試してみてチンパン君も痩せたの?」
「確かに痩せた。当時は太目だったので、一人暮らしを始めたのをキッカケに、自分でもやってみた。
ご飯はお茶碗半分で終わりという具合。
すると劇的に体重が減って行って、3か月で10キロ以上減量できた」
「お~、やっぱり炭水化物抜きって効くんだ」
「ただし、18歳という食べ盛りの時期に、そんなに厳しい食事制限を課したら、痩せて当たり前だったとも言える。
また、ご飯茶碗半分などと言う食事法を、ずっと続けるのは、やはり難しい。
だんだん甘くなって行って、体重もリバウンドしていった。
岩城宏之も後でリバウンドしたらしいし」
「う~ん、やっぱり食事法の評価って難しいね~。特にブーム=時流の食事法については慎重にってことだね」
「食事法=メソッドに含まれた、普遍・不変=時中(じちゅう)の部分を追及して行くことが大切。
岩城宏之の本にも時中はあった。
特に『人は燃えるモノを失った時に太りだす』と言う言葉は、いまでも覚えている。
どんなに時代が変わっても、変わらない真理であろう」
「寝食を忘れて打ち込むほど、熱中できる何かを持っていれば、ダイエットなんて騒がなくても、太れないもんね。
飲み食いに使う時間が勿体ないって生活になるから。
現代日本人は、仕事を嫌々やって、『自分へのごほうび』って飲食でストレス発散して、病氣になって行っちゃうんだもんね」
「古久澤先生は、生き方をも射程に入れた、時中の食事法を、現代日本人が実践しやすい形で研究されてきた。
まず自分で実践され、次に指導員や上級クラスに伝え、やがて一般クラスで発表して行くという順番」
「そうやって、常にブリージングの食事法や体操は、進化を繰り返しているって訳だね。
最後になりますが、ブリージング指導員の鷲沢(わしざわ)先生が、東京都足立区竹ノ塚でブリージングストレッチの教室を始めました。
会場:竹ノ塚地域学習センター(足立区竹の塚2-25-17)。
平成27年1月12日(月)の午後2時半~4時から教室が開催されます。今回の記事の内容を詳しく勉強します。
問い合わせ先メルアドはこちらです。
himawari.stretch@gmail.com 」
「チンパンもお手伝いとして参加しております。
ぜひ、足立区でお会いしましょう~」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。


写真は生徒さん(平ちゃん)からの差し入れのおイモを食べているボクです。
おイモは好物なんですよ~。
食事は本当は食べたいモノを、身体が欲するだけ食べるのが一番。
でも、いまの身体が歪みまくった日本人が、そうやったら、ますます病氣が増えるでしょう。
歪みや癖を修正するために、<型>としての食事法があるわけです。
型にはまってやり抜いて、体質が改善されたら、自分に適した食べ物・食べ方が、自然に分かる筈です。
沖ヨガの沖先生も、『適食(てきしょく)』=最後は自分の体質やライフスタイルに合う食事法を確立せよ と教えていたそうです。
みなさんも、自分の適食を目指す旅に出てみませんか~?
つづく
色んな食事法を試しているんですが、なかなか良くなりません。
ブリージングでは、『お粥養生合宿』を近々やるそうですが、お粥って胃に効くんでしょうか?
キリキリおじさん」
「忘年会・新年会シーズンは、夜遅い時間の過食が続くから、胃が弱い人は大変だろうね」
「特に12月は、師走で慌ただしく、脳のストレスも相当なもの。
胃はストレスに弱い。食べ過ぎで胃に穴は開いた人は居ないけれど、ストレスで胃に穴が開いた人は少なからずいる」
「脳の疲れを取るには、手指のストレッチが効くんだよね。
左手指上・右手指下、左手指下・右手指上で、指を組み替えながら握手する体操は、左脳と右脳のバランスが取れて脳が静まっちゃう」


「指を一本ずつ反らせるのもいい。特に人差し指は消化器系に効く。

床や机、太腿の上で、付け根を反らせる体操もいい。指股は脳。だから指を出来るだけ開いた状態で反らせる。
もう片方の手で反らす指の付け根を抑える」

「そして胃=内臓のケア。
ブリージングは内臓のクリーニングのために、毎年2月に酵素断食・酵素デトックス合宿を行ってきたけど、来年は『お粥養生合宿』だもんね」
「2月は氣的には本当のお正月、1年のスタート。この時期に身体を内臓からクリーニングするのは、とてもよい。
合宿として行うのは初めてだけど、古久澤先生は数年前から『体質改善にはお粥がよい』と、よくおっしゃっていた。
お粥は胃の薬になるとのこと」
「日本人の胃は、食べ過ぎやストレスで、いつも疲労しているもんね。
世界に冠たる胃弱民族」
「胃の粘膜がダメージを受け続けると、腸上皮化成(ちょうじょうひかせい)という現象が起きる。
つまり、胃の細胞が、腸の細胞そっくりに変質してしまう。
それが胃炎や、ひいては胃癌の原因になりかねない」
「お粥は、痛んだ胃の粘膜を修復してくれるんだよね。お米のエネルギーはすごい。
しかも3時間は胃に停滞して、ホカロンのように温めてくれるし」
「命とは『胃の血』。すなわち寿命エネルギー。胃のエネルギーがゼロになったとき、人は死ぬ。
医者とはそもそも、『胃を診る者』だった。
氣功でも、胃がダメになると、意(念)が衰えると言われている。
胃が弱いまま、夢をかなえようとしても、エネルギーが足りないから厳しい」
「胃が疲れて下垂すると、色んな不調が起きるもんね。
背中が引っ張られて、前傾するから、日本人は猫背だらけ」
「姿勢は心にも影響する。猫背になると、呼吸が浅くなってせっかちになる。
せっかちは寿命エネルギーをすり減らすので、早死にの原因になる。
胃が弱るほど、イライラ・クヨクヨしやすくなる
そうした感情が、ますます胃にダメージを与えるという悪循環に陥る」
「肩もすごく凝るしね。
眼の下がピクピクするのも、胃の疲れから。胃の経絡は身体の前面を上ってきて、目の下まで続いているもんね」
「胃が弱ると、髪も薄くなる。左のコメカミ周辺から薄くなるのは胃。ちなみに右のコメカミ側だったら肝臓」
「特に忘年会・新年会シーズンは、胃のもたれに悩む人が多いから、お粥がおススメだよね。
ただし、具をいっぱい入れた、雑炊はダメ。塩だけのシンプルなお粥」
「そういうお粥だったら、朝食べても大丈夫だと、古久澤先生はおっしゃっている。特に10時以降は胃の薬になるとのこと。
塩加減は各自の好みでOK。水がやたらと飲みたくなるのは、塩を入れすぎな証拠。
チンパンもレトルトのお粥を時々夕食に食べているけど、なかなか具合がいい。
味噌汁と一緒に食べるか、味噌オジヤでもOK。味噌は腸の薬になる。
古久澤先生は、夕食にネギを一緒に煮た、味噌オジヤをよく食べているそうである。おかずは漬物=発酵食」
「ネギも身体を温めてくれるもんね。殺菌効果も抜群だし。
味噌は腸を引き締めて、排便を促すもんね」
「便秘の人は、砂糖を摂りすぎな場合が多い。腸も骨盤も緩んでしまう。
味噌は腸のホカロン。腸が温まると、安心ホルモンが出る点も大きい」
「だって、不安と恐れが、病氣の最大の原因だもんね」
「お粥に入れるのは、白米。玄米は胃腸の停滞時間が長すぎる。もともと胃腸が丈夫じゃないとキツイと言うのが、ブリージングの考え方。
『白米は食べ物のカスで栄養が無い』と主張する人も居る。
しかし、古久澤先生が長年研究・実践された結果によれば、『そんなことはない』というのが結論。
季節によって、白芽米や麦を混ぜるなどのバリエーションをつけるのはOK」
「胃に直接効く体操としては、足の甲を伸ばすと効くよね。
正座から片足の爪先を丸めて膝を立て、手で膝を抱える。胃経が刺激されちゃう。

胃が弱っている人は、かなり痛い。
余裕のある人は、上体を床に寝かせてもいいけど(肘で上体を支える)」

「正座や割座での仰向け万歳が王道。過食で下垂した胃腸が、肋骨ごと上がる。

この姿勢になったとき、肩もフニャフニャになっている。下垂した胃の筋肉に、肩が引っ張られなくなるため。
だからこの体操は、肩こりにも効く」
「胃が下垂している人には、この体操は太腿や膝が痛すぎるかもね。
その場合は、片足を伸ばして仰向け万歳でもいいよね(膝を曲げる方の足は、足先を外に逃がす)。

とにかく自分の身体の柔らかさに応じた体操をやること。テキトーって大事だよね」
「組手で行う場合は、太腿踏み。受け手は壁際に正座して、パートナーが太腿に乗って踏む。
パートナーは受け手の肩や壁につかまって、バランスを取る。
受け手は、顔の前にパートナーの股間が来るので、首を左右好きな方向に捻ってかわそう。

太腿前面は胃のライン。胃が固い人は太腿前面もカチカチで凸凹。
このラインがほぐれると、胃の筋肉もほぐれていく」
「太腿はとても丈夫だから、自分の体重の倍くらいの相手が乗っても耐えられるもんね(骨そしょう症の人は別)。
でも痛すぎる人や、初心者の人は長座になり、パートナーに乗らないで太腿を踏んでもらってもいいよね。

それにしても、ブリージングの食事法も年々変わってきているよね~。昔は生ものメインだったのに」
「確かに果物をはじめとした生ものは、消化に負担をかけないから、体内酵素の浪費を防ぎ、内臓の疲れを取る。
しかし、果物は身体を冷やすので、冷え症の女性にはきつい。冷え症じゃなくても冬は厳しい面がある。
以前のデトックス合宿では、酵素風呂に入って寝たので、十分温まることが出来た」
「でも、酵素風呂は掘らなきゃいけないから、人数が多いと大変だもんね。
そうした理由もあって、温泉での半身浴に切り替わったんだよね。
半身浴では、どうしても酵素風呂ほど温まらないもんね。湯あたりしてのぼせる人も居るし」
「なので、来年は初の『お粥養生合宿』になったというわけ。デトックスではなく、養生。
ブリージングの食事法は、戒律じゃないので、他にも色んな面が変わってきている。
たとえば、以前は『正午までは食べてはいけない』と教えていた」
「午前中は骨盤が締まっているから、食べるよりも排泄の時間帯。
体温も低くて食べたものを燃やせないと言うのが、その理由だよね」
「しかし、早起きの人は10時半頃には十分に体温が上がっているので、食べても構わないという方向にシフトしている」
「10年前は、朝食抜きとか、酵素の話をする人は少なかったけど、今は珍しくないもんね。
その中でお粥に踏み切ったブリージングは、時代に逆行しているようにも見えるけど、ちゃんと根拠があるってことか。
逆行って言えば、最近はやりの『炭水化物抜きダイエット』にも逆行しているけど、その点はどう思う?」
「まず最新のメソッドは、すぐに評価しない方がいい。
数年間(理想的には10年)実践した人たちのデータが出ないと、ハッキリしたことは言えない」
「炭水化物抜きダイエットにも、色んな説を唱える人が居るらしいしね。
糖尿病の糖分制限から発展させた人もいるみたいだし」
「『50歳過ぎたら、糖分を摂ると、活性酸素の元になる』という人もいる。確かに一理ある側面がある。
他にも10年ほど前に、アスリートを中心に炭水化物を摂らず、高タンパク質メインの食事法が流行ったこともあった」
「確かにあったよね~。それが一般人のダイエット法にも転換されのかな?
チンパン君は、炭水化物抜きの食事法ってやったことあるの?」
「実は18歳のときにやったことがある。岩城宏之という人が書いた『男のためのやせる本』を読んだのがキッカケ」
「岩城宏之って、10年近く前に亡くなった指揮者じゃん。ダイエットや健康法も研究してたの?」
「『男のためのやせる本』は昭和47年にベストセラーになった、岩城のダイエット体験を描いたエッセイ本。
当時かなり太っていた岩城は、一念発起して減量に成功したと言う。
内容は、『炭水化物を減らせ。ご飯、パン、麺類は太りやすい筆頭。だから主食を減らせ』という主張だった」
「確かに炭水化物ダイエット法と似ているね。同じような方法は、昔からあったってことか。
で、試してみてチンパン君も痩せたの?」
「確かに痩せた。当時は太目だったので、一人暮らしを始めたのをキッカケに、自分でもやってみた。
ご飯はお茶碗半分で終わりという具合。
すると劇的に体重が減って行って、3か月で10キロ以上減量できた」
「お~、やっぱり炭水化物抜きって効くんだ」
「ただし、18歳という食べ盛りの時期に、そんなに厳しい食事制限を課したら、痩せて当たり前だったとも言える。
また、ご飯茶碗半分などと言う食事法を、ずっと続けるのは、やはり難しい。
だんだん甘くなって行って、体重もリバウンドしていった。
岩城宏之も後でリバウンドしたらしいし」
「う~ん、やっぱり食事法の評価って難しいね~。特にブーム=時流の食事法については慎重にってことだね」
「食事法=メソッドに含まれた、普遍・不変=時中(じちゅう)の部分を追及して行くことが大切。
岩城宏之の本にも時中はあった。
特に『人は燃えるモノを失った時に太りだす』と言う言葉は、いまでも覚えている。
どんなに時代が変わっても、変わらない真理であろう」
「寝食を忘れて打ち込むほど、熱中できる何かを持っていれば、ダイエットなんて騒がなくても、太れないもんね。
飲み食いに使う時間が勿体ないって生活になるから。
現代日本人は、仕事を嫌々やって、『自分へのごほうび』って飲食でストレス発散して、病氣になって行っちゃうんだもんね」
「古久澤先生は、生き方をも射程に入れた、時中の食事法を、現代日本人が実践しやすい形で研究されてきた。
まず自分で実践され、次に指導員や上級クラスに伝え、やがて一般クラスで発表して行くという順番」
「そうやって、常にブリージングの食事法や体操は、進化を繰り返しているって訳だね。
最後になりますが、ブリージング指導員の鷲沢(わしざわ)先生が、東京都足立区竹ノ塚でブリージングストレッチの教室を始めました。
会場:竹ノ塚地域学習センター(足立区竹の塚2-25-17)。
平成27年1月12日(月)の午後2時半~4時から教室が開催されます。今回の記事の内容を詳しく勉強します。
問い合わせ先メルアドはこちらです。
himawari.stretch@gmail.com 」
「チンパンもお手伝いとして参加しております。
ぜひ、足立区でお会いしましょう~」
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。


写真は生徒さん(平ちゃん)からの差し入れのおイモを食べているボクです。
おイモは好物なんですよ~。
食事は本当は食べたいモノを、身体が欲するだけ食べるのが一番。
でも、いまの身体が歪みまくった日本人が、そうやったら、ますます病氣が増えるでしょう。
歪みや癖を修正するために、<型>としての食事法があるわけです。
型にはまってやり抜いて、体質が改善されたら、自分に適した食べ物・食べ方が、自然に分かる筈です。
沖ヨガの沖先生も、『適食(てきしょく)』=最後は自分の体質やライフスタイルに合う食事法を確立せよ と教えていたそうです。
みなさんも、自分の適食を目指す旅に出てみませんか~?
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